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フラワー・オブ・ライフ(文庫版)(3) の商品レビュー

4.3

11件のお客様レビュー

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・・・・最高!

よしながさん、たまりません・・・何かに悩んでいる人、コンプレックスのある人、今がとても幸せな人・・・是非読んで下さい。

かのぽん

2021/07/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読了:2021/7/10 姉ちゃんを置いていって、連絡することすら忘れてたハルのあたりから不穏な空気がすごかったが、1巻冒頭の自己紹介が、こういう形で再び顔を出すとは…。 姉ちゃんに逃げるなと言った母ちゃんも、俺と向き合うことから逃げていたんだ、というハルの独白は心にくるものがあった。自分だったらその大人の矛盾に怒ってキレてしまうだろうと…いや大人になった今でも他人の矛盾を受け入れられてなどいない、などということを考えてしまった。

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2012/02/18

普通の、普通の、高校1年生の1年間。いやもちろん漫画だから、ちょっと普通じゃないところもあるんだけど。しかし全編を通して流れるのは、普通の高校生活、それが詩的であるということ。漫画オタクの女子、小太りの男子、ちょっとごつめの優等生、みんなそれぞれに内にひとつ抱えて生きている。それ...

普通の、普通の、高校1年生の1年間。いやもちろん漫画だから、ちょっと普通じゃないところもあるんだけど。しかし全編を通して流れるのは、普通の高校生活、それが詩的であるということ。漫画オタクの女子、小太りの男子、ちょっとごつめの優等生、みんなそれぞれに内にひとつ抱えて生きている。それに比べて教師をはじめ大人たちの頼りなく、身勝手で弱々しいこと。 題名の意味は、物語の終わりに突如として知らされる。楽しかった高校時代を持つ人たちは共感せずにはいられないだろう。

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2012/01/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2012 1/23読了。WonderGooで購入(古書)。 表紙にもなっている真島大躍進、後に失墜、でも回復?とかにじたばたする。 途中まで超高校生級の体験かと思えば春太郎の言葉でごくふつうの高校生である現実がさらされて、でもそのおかげで凶行は止められて。 途中までのドSっぷりも好きだけど、そのあとでもいいなあ、真島。 フラワー・オブ・ライフというタイトルの意味も明かされる。 若い盛り。若い盛りで。

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2011/12/28

よかった! 高校の一年間。いろんなイベント、仲間を通して成長する一年。若い盛りにはあっという間のことだ。春太郎と翔太の友情にほっこり。 10年以上前の、あの感情が呼び起こされる。機微が繊細に描かれていて、読後感は爽快。

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2011/02/20

たくさんの辛いこと、やさしさからうまれる残酷な嘘、 哀しいことはあったけれど、 つまるところここにあるのはあたたかな光。

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2010/08/28

「きのうなにたべた?」に掲載されていた広告を見て、同様のほんわかほのぼのとした高校生たちの日常物語を期待して第1集~第3集までまとめ買い。予想に反して、登場人物の瑞々しい日々の美しさと脆さが、清々しくもとても切ない余韻をもたらした作品だった。 月に1度白血病の検査を受ける主人公...

「きのうなにたべた?」に掲載されていた広告を見て、同様のほんわかほのぼのとした高校生たちの日常物語を期待して第1集~第3集までまとめ買い。予想に反して、登場人物の瑞々しい日々の美しさと脆さが、清々しくもとても切ない余韻をもたらした作品だった。 月に1度白血病の検査を受ける主人公。仕事にもなじめず不安定な姉。教師と教え子の恋愛、不倫。自分の世界で生きる友人。拙い漫画の持ち込み。 ひとつひとつのエピソードにある登場人物の心の機微や、高校生独特の若さの描写が緻密でいいなと思ったが、なにより優れているのはこういった人々の危うい感じを単純なハッピーエンドに落とし込まなかったことだと思う。 一生懸命で、不器用で、ひた向きで、ささいなことで心をいつも忙しく動かしていた登場人物たち。そして、そうしたキラキラとした青春は決してなにかドラマチックな結末を持つことなく、彼らは静かに現実へ帰っていく。 第1話で「素直さ」でもって自分の心を開いて接した主人公は、最終話で友人に自分を「隠す」ことを覚える。 真っ直ぐで繊細で美しい、夢のような花盛りの日々はそろそろおしまい。他人を気遣うことを覚え、自分や現実と向き合うことを覚え、そうして高校生の彼らは一歩一歩大人になる。 最後のページはそんなことを表しているようであった。

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2010/06/23

ほかの作品に比べるとびっくりするくらいライト。 と、思いきや、実はさらッと登場している吉田秋生の如く、 清く流れるかのような物語の中に人間の川底の泥が描かれている。 かといって重いわけではなくて。 人生と同じように、誰一人として脇役がいない作品。

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2010/02/22

みんなで楽しくクリスマス会。 わくわくながら自分の担当に不安を感じるあたりがすごくよく判ります。 真島くんがそんな展開になろうとは・・・。こちらも続きが楽しみです。

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2009/11/13

よしながふみという人は 本当に人の心のひだを良くとらえた作家だと思う。 なんてことはない高校生の日常を描く漫画なのだが、 主人公の少年は白血病が治ったものの再発の危険性を抱えている。 といっていつもニコニコ笑って友達と冗談を言い合って・・・。 その何気ない日常が少年にとって...

よしながふみという人は 本当に人の心のひだを良くとらえた作家だと思う。 なんてことはない高校生の日常を描く漫画なのだが、 主人公の少年は白血病が治ったものの再発の危険性を抱えている。 といっていつもニコニコ笑って友達と冗談を言い合って・・・。 その何気ない日常が少年にとってはかけがえのないものだのだ。 死は彼の背中にあまりにすぐそばにあるから。 再発すれば彼は確実に死ぬ。 「俺は普通でいい。  普通の高校生で  普通に恋愛をして  普通に失恋をして  普通に恥をかいて  普通に普通の人間にはなりたくないと思いたい。  俺はお前みたいに普通になりたい。」 は普通ではない運命を背負わされてしまった人間の 心からの叫びだと思う。

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