「政治思想」の現在 の商品レビュー
明学の2008年公開セミナーの書籍化。政治思想を現代に生きる「普通人」の視点からとらえ直すのが目的との事。一般教養としては程々のレベルで勉強した気にはさせてくれるので、ここから興味関心を持ったテーマというか論者の書籍を読んで知識を深めていくのがよいのだろう。 質疑応答を含めて1回...
明学の2008年公開セミナーの書籍化。政治思想を現代に生きる「普通人」の視点からとらえ直すのが目的との事。一般教養としては程々のレベルで勉強した気にはさせてくれるので、ここから興味関心を持ったテーマというか論者の書籍を読んで知識を深めていくのがよいのだろう。 質疑応答を含めて1回90分のセミナーをを30ページ程度でまとめているが、基本的に講演や対談の文字お越しなので、これを読みやすいと感じる人もいるだろうが、冗長に思える部分もある。 尚、全9回なのだが、桐野夏生と重松清の回は収録されていない。文学と政治思想をテーマとしたこの2人の回が最も興味深いのだが、未収録の事情については明らかにされていない。
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前にもう原の本は読まないといったけど、これは「編」ってことで。 このメンバーに混ざって福田和也が何言うのか、と思ったのが手に取った動機だが、まったく別枠での対談・講演が並んでるだけなので、何の感興もなし。 他の人もまあ大体予想できる内容でした。ただ北田の「ぬるリベ」はキーワードとしてわかりやすさがあり、いいんではないでしょうか。
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