小学生が作ったコミュニケーション大事典 の商品レビュー

北九州市香月小学校平(著者),菊池省三(著者)

2019/09/15

この本の著者となった子たちは、今大人になって、素敵なコミュニケーションを行っているのでしょうか。
子どもたち一人一人が調査してまとめた本です。
子どもたちはそのための参考資料として様々な本を使っています。本当に沢山の本を使っていて、その画像も結構出てくるんですけど、図書館の本は少ない感じです。
途中で出てくる学校図書館らしき画像、本棚に並んでる本が謎すぎます。どういう分類で並んでるんだか見当がつかない…。
使っている本に大人向けの本が多いのは、それも含めて読もうっていう意図があるのかもしれないけど、もしかしたら適当な本を選んでくれる人がいなかったのかもしれないとも思いました。
途中のインタビューで出てくる司書も、公共図書館司書で、学校図書館司書ではないですしね。
この時期の北九州の学校司書配置状況はどうだったのだろう。司書についての説明も、「本を貸し出す係」みたいな説明なので…。
もしここに学校司書が関わっていたら、この本はどう変わっていたのだろうなということも気になります。

2013/08/23

子どもの可能性の豊かさを感じることのできる一冊。

6年1組の34人、クラス全員が、それぞれ「○○力」について調べ、紹介してくれています。

具体的には、
あいさつ力
返事力
表情力
笑顔力
うなずき力
あいづち力
目線力
姿勢力
ボディランゲージ力
メモ力
傾聴力
質問力
コメント力
リアクション力
滑舌力
「出す声」力
計画力
リサーチ力
構成力
リハーサル力
振り返り力
会話力
「報・連・相」力
話題力
説明力
具体化力
短文力
「間」力
反論力
ふれあい力
ユーモア力
単独力
方言力

思わずページを開きたくなる、魅力的なネーミングです。
内容についても、小学生だからと言って侮ることなかれ。しっかりと調べて、読みやすく楽しく構成されています。
今後、わが子と一緒に、「事典」として、大切に使っていこうと思います。