大庭みな子全集 1 の商品レビュー
寂聴さんの友人でもあり、海外にも広く人気のある作家。 寂聴さん最新刊「命」で、何度も登場した作家さん。 河野さんの毒々しさを秘めながら、織り上げるような文章で表現される。女性の嫌な内面を表現することのも長けている。人間の美しい面ばかりでなく、必ず内包するやらしさ、自分勝手さを実...
寂聴さんの友人でもあり、海外にも広く人気のある作家。 寂聴さん最新刊「命」で、何度も登場した作家さん。 河野さんの毒々しさを秘めながら、織り上げるような文章で表現される。女性の嫌な内面を表現することのも長けている。人間の美しい面ばかりでなく、必ず内包するやらしさ、自分勝手さを実に端的に表されている。 「it」を読んでスティーヴンキングの作品に惹かれてから、しばらく文庫になってる彼の作品を随分読んだ。 「恐怖」に魅了され取り憑かれたように恐怖小説という分野を確立した人気の作家だ。 だが、続けて読むと、読んでいくうちに澱のようなものが心に積もる。それが息苦しくなって、読むのをやめた。 それと同じことがこの作家の作品を読んで感じた。 好きな人にはたまらないだろう。 そのくらいの文章を書く。 だが私は、きっと、次を読む機会はないと思う。
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外国(アメリカ)に暮らす日本人の心理描写が鋭い。背景説明を意識的に(?)排除した物語の展開はやや難航する。
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