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やむなく覚醒!! 邪神大沼 の商品レビュー

3.5

10件のお客様レビュー

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とりあえず笑いたい時にお勧め

この物語に複雑な背景設定や伏線はありません。 ギャグが滑っているように見えるところもあります。ただ読んでいておもわず突っ込みを入れてしまったり、クスリとしてしまうこともあります。 とりあえず何も考えずに笑えるライトノベルを読みたい時にお勧めです。

いわゆる「中二病」のナイスなパロディ

何と言うか、笑える作品。タイトルの『やむなく覚醒』という後ろ向きな渋々感からして何とも言えない可笑しさを漂わせているが、これが本作のカラーを端的に表している。そして、何に『やむなく覚醒』なのか?で『邪神』とくる。この極めて中二病的要素を醸す言葉が逆説的に捉えられている。そう、本作...

何と言うか、笑える作品。タイトルの『やむなく覚醒』という後ろ向きな渋々感からして何とも言えない可笑しさを漂わせているが、これが本作のカラーを端的に表している。そして、何に『やむなく覚醒』なのか?で『邪神』とくる。この極めて中二病的要素を醸す言葉が逆説的に捉えられている。そう、本作はこうした要素を逆手に取ったナイスなパロディなのである。 正直なところ、ストーリー展開は無いに等しいのだが全体の構成がかなり斬新。目次にある『はじめに』は本作の「はじめに」ではなく、本作の根幹を成す『邪神マニュアル』の「はじめに」である。章題を兼ねる『STEP 1~10』もマニュアルの章題。つまり、この邪神マニュアルを主人公【大沼】とともに読み手も読み進めていく体裁である。これが実に馬鹿馬鹿しくて面白い。『STEP 1』の「邪神チェックシート」のチェック項目と、『以上の特徴のうちひとつでも当てはまる方は邪神、もしくは少し変わった人です』という文言からもぅ笑える。そして、この可笑しなマニュアルの後に『スターターキット』である使い魔の【ナナ】、召喚した妖魔、あるいはクラスメイト達と大沼との飄々としたやり取りが続く。やたらと大沼を邪神扱いして災いや争いをけしかけるナナ、邪神だと告白した大沼にさして驚きもせず、むしろ「邪神のくせに!」とツッコむクラスメイト達、敵対勢力(?)として登場する勇者、どこかズレた面々の醸し出す不思議な感覚が素敵にユルい世界を構築している。 全体のバランスとか、ギャグの詰め込み加減とか、そのギャグの後半での息切れ感とか、各キャラの弾けっぷりとか、ラヴ要素の絡め方とかにはまだまだ新人さんらしいところもあるが、限りなく星5つに近い内容と断言したいし、それらも今後の伸びしろと期待したい。行く末が楽しみな新人作家の登場である。

DSK

2019/01/12

ネタには不覚にも笑わせられてしまうところがあったりするのだが 小説としてはあんまりひどい いくらでも良くしようがあると思うので作者には頑張って笑わせていただきたい

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2015/06/20

全8巻完結。 これほど最後まで笑かしてくれたライトノベルは読んだことがない。落ちも落語みたいで締まっている。 ハーレムもバトルも無い、それどころかストーリーすらギャグの添え物のライトノベル、いや日本小説史上の怪作。 女大沼が一番だなんていいたくないよ!

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2012/05/14

バカだなー、この人、超バカだなー。久しぶりに活字で吹き出した。 全編、ギャグしか書かれていない小説。しかもかなりくだらない。中学生レベルのギャグから、細かくて地味な出オチまで、しつこいほどのギャグの応酬。 ライトノベルは、突拍子もない設定を「そういう設定」としてあっさり受け入...

バカだなー、この人、超バカだなー。久しぶりに活字で吹き出した。 全編、ギャグしか書かれていない小説。しかもかなりくだらない。中学生レベルのギャグから、細かくて地味な出オチまで、しつこいほどのギャグの応酬。 ライトノベルは、突拍子もない設定を「そういう設定」としてあっさり受け入れて読むものだけど、まずそこをフェイントで抜き去って行く。 これは密かに偉業を成し遂げているのではないだろうか。 そういえば、ふと思ったのだけど、一般文芸の作家ってどうしてギャグや笑いを避けて書くのだろう。逆に不自然に思えてきた。 まあ、ここまでやるのは異常ですけどね! 僕は大好きです。

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2011/06/29

主人公は突然現れた邪神マニュアルで邪神になるわけではなく、元々邪神の元へ邪神マニュアルがとどくらしい。 STEP1〜10で物語がすすむが、最初以外はあまりマニュアルは関係ない。配下となる妖魔の召喚や、築城の術はおもしろかったが、他はとくに特筆すべきことがない。

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2011/02/24

勇者とか天狗とかいろいろぶっ飛んでますね。邪神がそれらしくないどころか完全に普通の人だし。まあその斜め上を飛んでる感じがいいんでしょうが。グールたちはアルファベットが終わったら次はどうするんだろう。そのくらい今後も増殖しそうな気配(笑)

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2011/01/27

ここまで何もない小説だと、感想も特に何もないよw 筆力はちゃんとあるんだろうなあというのは廃工場の描写とかから感じました

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2010/04/10

全然その気はないのに邪神を目指すことになった少年のお話です。 主人公はマジメだけど、とにかく周りがボケまくり。 大笑いはないけどクスっと笑ってしまうのが多いです。 ただイラストと内容が合っていないような……

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2009/12/16

他人の不幸が楽しくありませんか? 犬歯が異様に長かったりしませんか? 笑い方が「フハハハハ」ではありませんか? そんなあなたは邪神かもしれません。 初心者らくらく邪神マニュアルが届いたなら、 あなたは確実に邪神です。 本人がどう思っていようと、他人がどう言おうと邪神です。 ...

他人の不幸が楽しくありませんか? 犬歯が異様に長かったりしませんか? 笑い方が「フハハハハ」ではありませんか? そんなあなたは邪神かもしれません。 初心者らくらく邪神マニュアルが届いたなら、 あなたは確実に邪神です。 本人がどう思っていようと、他人がどう言おうと邪神です。 突如現れた邪神マニュアルをゴミ箱に投げ捨てるような、 駆け出し邪神の大沼貴幸のお話。 基本ギャグ×ほのぼの系。 感動も何もあったもんじゃない。 でも笑える。ニヤける。ついつい読み返す。 戦闘とか青春とか、友情もなにもあったもんじゃないけど、 パンチラはあるよ! そんなギャグ小説。 中学生のうちに読んでおきたかったね。

Posted byブクログ