『エロイカより愛をこめて』の創りかた の商品レビュー

青池保子【著】

2022/12/19

大好きな「エロイカより愛をこめて」の、誕生から、裏話まで、本編と並行して読むと本当に楽しい！　エーベルバッハ市へいつか行ってみたくなりますね。

2012/10/02

マンガ家エッセイ。
これは、わりと最近のもののようです。元の本が出版されたのが２００５年だから、まだ１０年たっていない。

この人は、ものすごく論理的な人なのだということがよくわかる。すごい読みやすい。
萩尾 望都さんの場合、論理を追いかけすぎて迷宮に入ってしまう感じがするのだけれど、それがなくって、ものすごく整理された感じです。

しかし、この時代の人気漫画家さんたち、独身が多い気がするな。やっぱり、鬼のように働いていた時代だからだろうか？

2012/03/02

エロイカの作者、青池さんがどのように取材をしているのか、どんな環境で漫画を書いているのか、などファンなら楽しく読める、エロイカのさまざまな「背景」を楽しむことができる。
ついでに、少佐の「敵役」のずっしりしたおじさまたちの若い頃のイラストなんかもあって、すごく・・・お得！（意外とイケメンなの

すごく昔の、今では手に入れられないほど昔の漫画も収録されていて、古くからの読者にはうれしいのかな？昔から、青池さんの画力が特出していたことがよーくわかります。
また、ドイツで「エロイカ」が雑誌で紹介されたり、エーベルバッハ市が青池さんに街の紹介パンフレットを頼んだりした、というお得情報も。

実は、ドイツと漫画などのサブカルに関した本を書くという知り合いがいまして、その中で「エロイカ」も扱いたいということでしたので、この本を差し上げてきました。今後、エロイカに関する本がまた出ることを楽しみにしつつ。

2010/04/11

まんが家さんのエッセイは、大好きなものの
裏話を覗いている感じがして非常に楽しいですv

長い間ほんとうにきちんとマンガを描かれてきて、
実際マンガに一生を捧げてきた方の、ことばの重みを感じました。
こういった先生方が、今の創作業界をどう感じられているのか…
同人活動とはいえ創作をしている立場として、
なにか、身の引き締まる思いがいたします…
それにしても、還暦になられるのですか…
おからだ崩されないことを、祈ります。

エロイカ…文庫版なら、
家のどこかに何冊かあると思うんですよね…
読み返したくなってきました。
ただ、エッセイを読んでからだと、少しでも大きいサイズで
本を読みたくなりますね。

2009/11/04

単行本も読んだのだが、読んだことをすっかり忘れてのめりこみました（笑）。エーベルバッハ少佐のせいでドイツ語を取って苦しんだ乙女がたくさんいた（私も含めて）ことになんだかとてもシンパシーを感じてしまった。ちなみに私はイブの息子たちからの読者です。年齢のことは切ないなーと思いました。

2009/10/04

漫画の舞台裏をこんなに見せて良いのかしら？っていうくらい
書いてくれています。
ドイツの軍隊の広報雑誌にこの作品が登場しているそうです。
文章に添えられた描き下ろしのイラストが笑える。

「エロイカ」はベルリンの壁崩壊後、読んでいません。
続きを読んでみたくなりました。

2009/10/07

待ち合わせに大分早く着いてしまったとき、じゃあ本屋で時間をつぶすか〜と言うときふと手に取った本。パラパラ読んで面白かったので買ってみました。面白かったです。

エロイカを最初に読んだのはいつだったか…　確か高校時代だったと思います。今考えると高力さんに借りたのかな？懐かしいなあ…　昔の少女マンガはスケールが大きい漫画が多かった気がします。まあ今あまり読んでないので知らないだけかもしれませんが。ちょっと思いつくままに上げてみてもキャンディｘ２はスイスの話だしアルペンローゼも確かスイス辺りだったしロシアのバレエの話もあったしベル薔薇はフランスでしたしね。

エロイカより愛をこめてはお話が骨太でリアリティのある動きがあり本当に面白かったです。背景も緻密でしたしすごいなあ〜といつも思って読んでおりました。続きを又読んでみたいな〜と言う気になりましたよ。確か姉が持っていたはず…　

本書ではビザンチン遺跡のところが面白かったです。漫画も読みたくなりましたが、かの教授の書かれた新書も読んでみたいな、と思いました。

創りかたを読んで、これほど真面目に漫画に取り組んでいらっしゃる作者だからエロイカはいつ読んでも安定して面白いんだなあ〜と思いました。まだまだ続くことを祈ります。

2009/10/04

古いファンにはたまらない制作秘話や豊富なイラスト、裏話などがいっぱい詰まってる。団塊の世代の作者も、すでに還暦か…いかにも古い話が多いのはそういう世代を生きてきた人だからなのだが、しっかりしたポリシーと制作スタンスを持って描いてきたんだなあ、でなきゃこんなにも続かないよな、と思った。だって東ドイツだとかソ連だとか、もう歴史の一部だもんなあ…これを手元に置きながら、もいちどエロイカ読みたい。いつ時間が取れるかわかんないが、近いうち必ず。