イノベーションの新時代 の商品レビュー
これと言って目新しいことや、感銘を受けるものではなかった。 又、訳者との相性が悪かったのか、やや自分にとっては通りの悪い日本語だったようにも思う。
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10月28日読了。主にインドの企業を多く研究してきたという著者が、今後の企業の「イノベーション」について説く。企業の存在意義・価値の創出において何よりも重要なのは「顧客経験の共創」という。企業が提供するのはコンピュータやタイヤではなく、「その商品を使って顧客はどんな体験を得るのか...
10月28日読了。主にインドの企業を多く研究してきたという著者が、今後の企業の「イノベーション」について説く。企業の存在意義・価値の創出において何よりも重要なのは「顧客経験の共創」という。企業が提供するのはコンピュータやタイヤではなく、「その商品を使って顧客はどんな体験を得るのか?」を視野に入れた提案・問題解決でなければならず、またすでに世界はそうなっているということか。押し付けがましく「あなたへのお勧めの本はこれですよ」と情報を出すだけが顧客重視ではないな。ITの発達はすでに国同士の文化の違い、距離、時間差などの影響を極小化できるため、オフショア開発とかグローバルな調達は全然「すごいこと」ではなく「当たり前にやれること」、「当たり前にやれてないとおかしいこと」ということ。時代はとてもスリリングにできているな。
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「コアコンピタンス」の著者、プラハラードと同じミシガン大の教授クリシュナンの著書。 消費者が重要視する価値の土台が商品からソリューションへ更には経験へと変化する中、企業が成功する鍵は以下2つ。 他社とのネットワークを活かして個客と共創する。 グローバル資源の利用、柔軟性ある社内の...
「コアコンピタンス」の著者、プラハラードと同じミシガン大の教授クリシュナンの著書。 消費者が重要視する価値の土台が商品からソリューションへ更には経験へと変化する中、企業が成功する鍵は以下2つ。 他社とのネットワークを活かして個客と共創する。 グローバル資源の利用、柔軟性ある社内の仕組みを作り上げる。 業務プロセスは競争優位の源泉。ここでの柔軟性と効率性の獲得が重要だ。 2011.4.10
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IT業界に身を置く人、ITが経営に果たす役割について興味がある人には、大変示唆に富む本だと思う。 今後のビジネスが進む方向として、本書では個客経験の共創、グローバル資源の利用を挙げているが、それは優れたITシステムなしでは成立しようがない。 それでは、個客経験の共創、グローバル...
IT業界に身を置く人、ITが経営に果たす役割について興味がある人には、大変示唆に富む本だと思う。 今後のビジネスが進む方向として、本書では個客経験の共創、グローバル資源の利用を挙げているが、それは優れたITシステムなしでは成立しようがない。 それでは、個客経験の共創、グローバル資源の利用を支えることのできるITシステムに必要な要件は何か。プラハラードは、最低限の要件として、以下の要件を挙げている。 ・業務プロセスをコンポーネント化する。 ・イントラネットとインターネットを介して、時間や場所を問わない利用を実現する。 ・データや外部システムとのオープン・インタフェース。 ・総合的な分析力。 そして、IITシステムと実際の業務を行う組織の橋渡し役が、業務プロセスであり、その質が企業の競争力を左右する。 以上が本書の骨子だが、ここらへんをわかっていても、実際にレガシーのITシステムを刷新したり、業務プロセスを変革したりするのは大きなリスクが伴う。そこをどう成功させていくか、それは大きな会社になればなるほど複雑で決して一筋縄ではいかないだろう。本書全体から進むべき方向は見えるが、道のりは険しそう。
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今後生き残る会社には顧客経験の共創とグローバル資源の活用が必須だということだ。また、それらを実現するには業務プロセスが重要であり、マネージャーの仕事も大きく変わるということだ。さらに上層部がIT技術の重要性を認識して意図的に動かさないとイノベーションの実現は難しいそうだ。ここはう...
今後生き残る会社には顧客経験の共創とグローバル資源の活用が必須だということだ。また、それらを実現するには業務プロセスが重要であり、マネージャーの仕事も大きく変わるということだ。さらに上層部がIT技術の重要性を認識して意図的に動かさないとイノベーションの実現は難しいそうだ。ここはうちの会社には難しいだろうな。
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チャラい題名の癖に内容はよい。それもそのはず、著者のひとりは「コア・コンピタンス経営」や「ネクスト・マーケット」の著者なのだ。 分析が大切やら、人材活用やら、業務プロセスイノベーションやら、わかったような分からないような話が沢山出てくるが、要点は次の2点に集約される。 1. ...
チャラい題名の癖に内容はよい。それもそのはず、著者のひとりは「コア・コンピタンス経営」や「ネクスト・マーケット」の著者なのだ。 分析が大切やら、人材活用やら、業務プロセスイノベーションやら、わかったような分からないような話が沢山出てくるが、要点は次の2点に集約される。 1. 顧客一人ひとりに対応し(対極:T型フォード)、顧客とともに体験価値(モノだけでなく)を創造する必要性が高まっている 2. そのために一社だけですべてできるような会社は存在しない。(グローバル)にアライアンスを築いていくことが必要(iPodなど) これを事実として認めるか?Yes これがトレンドだと認めるか?Yes。紺野登やIDEOが言っていることと合致してもいる。 じゃあどうするか? ひとりひとりの人間に興味を持ち、いろんな人と積極的に一緒にプロジェクトをやる
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個客経験の共創とグローバル資源の活用が競争力を生む鍵であると主張している。 また、その競争力を生むイノベーションは「業務プロセス」によって実現されると。 確かに実例を踏まえたこの思想には納得感があるものの、いまひとつ体系だてて理解することが難しかった。 特にいくつかの重要な概念が...
個客経験の共創とグローバル資源の活用が競争力を生む鍵であると主張している。 また、その競争力を生むイノベーションは「業務プロセス」によって実現されると。 確かに実例を踏まえたこの思想には納得感があるものの、いまひとつ体系だてて理解することが難しかった。 特にいくつかの重要な概念があまり明確な定義なく、文中に登場するので自らの経験や実情に照らし合わせて 具体的な応用方法をイメージしにくかった。 切り口は非常におもしろいので、今一度読み直す価値はあるとは思っている。 経営戦略論に興味がある方は一通り目を通してみてはいかがだろうか。
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