紙の知識100 の商品レビュー

王子製紙【編著】

2014/09/11

紙についての本です。この手の本はあまり無い様な気がしますが、この本は王子製紙が編集しており、紙について結構詳しく書かれております。

2014/09/03

身近な紙について非常に詳しく書かれた本
紙の歴史から始まり、段ボールやプリント用紙、その他の紙の多様な、しかし基本的な構造の解説、作り方。果ては昨今の環境問題に対してどのようなスタンス王子製紙が取っているか、などが書かれている

2016/11/24

タブレット型携帯端末の普及もあり論文のみならず本の電子化が促進する中、今まで使っていた紙についてあなたはどれだけ御存知ですか？紙の歴史から特色、リサイクルや環境対策等、普段あまり触れられない知識がトピック毎に解説されている良書。優秀なあなたなら、電子端末も良いけれどもやはり読むときは紙！という人間心理を解き明かせるかも？日々使う紙ですが、奥深い紙の世界を知ればもっと興味がわくこと請け合いです。（新領域先端エネルギー工学専攻）

配架場所：工2号館図書室　
請求記号：585:O35

◆東京大学附属図書館の所蔵情報はこちら
https://opac.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/opac/opac_details/?reqCode=fromlist&lang=0&amode=11&bibid=2003155769&opkey=B147995645009584&start=1&totalnum=1&listnum=0&place=&list_disp=20&list_sort=6&cmode=0&chk_st=0&check=0

2018/10/31

約10年前の「紙のリサイクル100の知識」の後継。タイトルがリサイクルから脱したのはよい。
ただ、パルプ原料に関する記述が物足りない感はある。

2010/07/28

業界向けに書いた訳でもないのに1500円？～１はじめに２紙の歴史３いろいろな紙４紙の特徴５紙の原料と作り方６紙の原料・木材７紙の原料・古紙８紙を使い続けるために～大手製紙会社が各分野の研究成果を文章化して，この業界が環境保護の優等生であることを主張している。経済発展が進むと紙の消費量が増え，森林の減少に繋がり，ゴミとして燃やせば二酸化炭素が発生し，森林が減った分吸収されない二酸化炭素で地球が温暖化する・・・というのが簡単な構図であって，そうした非難を避けるための工夫や主張をしているし，企業の社会的責任を果たしている。植林もそうだし，パルプ化されない黒液を燃料として（古タイヤも使ってますよ・は的外れかな）使用もしている。短期的に消費される新聞紙の軽量化やカラー印刷も可能にした技術革新は素晴らしいとも思うし，今リタイアしている人達の企業努力は並大抵のことではなかっただろう。入社当時には考えもしなかった社会の変化を目の当たりにして，頭を抱え込む日々が続いただろうが，前向きな姿勢や地道な宣伝・広報・啓蒙（そんな態度は微塵も見せないが）・折衝や企業間の合意・国際的な協定作りに奔走せざるを得なかったと思わざるを得ない。技術革新による利益が見込めるからできたことでもあるし，それは地味な試行錯誤の結果であったとも考えられる。シュレッダーされたものもリサイクル出来るらしいし，新聞の折り込みチラシは新聞同様再生パルプになり，窓空き封筒の透明部分は紙だと知ったし，雑誌の糊付け部分も分解されない工夫がなされているらしい・・・ということは，出版業・印刷・製本業も頑張っているんだ。広葉樹のパルプが有用であること，植林ではユーカリ・アカシアが適していることも知った。古紙再生利用の偽装は帳簿上の誤りであったことが強調され，マスコミの扇動的な報道に惑わされないで欲しいといのが，この本の趣旨らしいが，その部分は納得