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少し変わった子あります の商品レビュー

3.6

97件のお客様レビュー

  1. 5つ

    15

  2. 4つ

    29

  3. 3つ

    33

  4. 2つ

    7

  5. 1つ

    1

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2023/12/24

タイトルと目次に興味を持って購入した森博嗣さんの「少し変わった子あります」 きっと森博嗣さん本人を投影しているんだろうなと感じる口調や論理的な思考、脳内。読んでいて楽しい気分にはならなかったけれど、この短編のようなお話がどこに着地するのか気になって読み進めた。結果としては、思っ...

タイトルと目次に興味を持って購入した森博嗣さんの「少し変わった子あります」 きっと森博嗣さん本人を投影しているんだろうなと感じる口調や論理的な思考、脳内。読んでいて楽しい気分にはならなかったけれど、この短編のようなお話がどこに着地するのか気になって読み進めた。結果としては、思っていたようにすっきりしなかったけれど、途中で登場人物がすり変わっていた事にびっくりしたな〜。もう読まないかも

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2023/02/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

どこに行き着くのか、とぞわぞわしながら読んだ。 そういえば、店を紹介する話はどうなったんだろう?と思ってたら、最後人が変わっててゾッとした。 毎回、場所が変わる店、女性たちがすごくおもしろい話をするわけでなく、無言であっても何かしら影響を与える、何がエンターテイメントなのかわからない 何かしら示唆を与える、、、 とりとめなく、もやもやぞわぞわした話だった。

Posted byブクログ

2022/11/06

大学教授の小山は後に失踪する友人の紹介で、とある料理店に通うようになる。そこは客は一人のみ、毎回違った場所で異なる女性と、ただ同席して食事をするという変わった店だった。。。 一期一会のそれぞれ癖のある、だが食事のマナーはしっかりとした女性たちを鏡として、小山は孤独を、人間社会を見...

大学教授の小山は後に失踪する友人の紹介で、とある料理店に通うようになる。そこは客は一人のみ、毎回違った場所で異なる女性と、ただ同席して食事をするという変わった店だった。。。 一期一会のそれぞれ癖のある、だが食事のマナーはしっかりとした女性たちを鏡として、小山は孤独を、人間社会を見つめなおす。その行きつく先とは。 最後、古典ロックのコンセプトアルバムのような構成でサンドイッチして終わるのが惜しい。読者に様々な疑念を抱かせるという目的は達成していると思うが、言ってみれば意義はそれだけで、このセレクトには安直な感じも受ける。できれば主題を最後まで突き詰めてほしかった。

Posted byブクログ

2021/11/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

一人で予約しいつも違うところに店があり、食事は変わった女性と食べる。この面白い設定の業態が現実に存在出来るかと、この本を読みながら何度も考えでしまう。ある人にはすごく刺さりそうですが、私にとってはお値段次第かな。 食そのものではなく、食べる所作への深い考察、教授職の考え(作者の日頃考えている事だろう)、人は孤独である時に、置かれた環境を肴にぼんやりと、時に深く考える。主人公の発想は突飛なところもあるが妙に納得できる所が多い。 荒木教授から教えられた小山教授が主人公だと思っていたら、いつの間にか磯辺教授にバトンタッチされており、荒木教授は最後まで行方不明、もしかしたら小山教授も?最後の女性は最初と同じ女性と思われるがこの仕事は初めてと嘘をつくところも何か怪しい香りが。何か深い後味を残す本でした。

Posted byブクログ

2021/09/18

不思議な話…見せ方は世にも奇妙な物語に近いものがあると感じました。 この店のシステム、インターロックはまさにミステリーですね…著書名や表紙デザインは決して私の好みではないのですが、読んで良かったです…引き込まれました。

Posted byブクログ

2021/08/09

人間は動物ですが、動物であることを自覚して生きている人は少数派だと思います。 私達が想像する猫だとか犬だとか人間以外の動物は本能のまま生きており、基本的には他者から見られる自分を意識して生きていないと思うのですが、 人間は他者の存在を意識することができ、他者からの自分の見え方を...

人間は動物ですが、動物であることを自覚して生きている人は少数派だと思います。 私達が想像する猫だとか犬だとか人間以外の動物は本能のまま生きており、基本的には他者から見られる自分を意識して生きていないと思うのですが、 人間は他者の存在を意識することができ、他者からの自分の見え方を考えることができます。 だから、動物の世界にルールはあってもマナーはなく、人間の世界はマナーがあるんだろうと思います。 この本を読んで、他者を不快にさせない、動物らしさを感じさせないための綺麗な食べ方だとか、美しい箸の持ち方だとか、そういったことは人間が人間らしくあるために必要なんだと思いました。 当たり前のことなんですが、それを独特の空気感で文章化しているこの作品は面白かったです。

Posted byブクログ

2021/06/07

失踪した後輩が通っていたお店は、毎回訪れるたびに場所がかわり、違った女性が相伴してくれる、いっぷう変わったレストラン。都会の片隅で心地よい孤独に浸りながら、そこで出会った“少し変わった子”に私は惹かれていくのだが…。人気ミステリィ作家・森博嗣がおくる甘美な幻想。著者の新境地をひら...

失踪した後輩が通っていたお店は、毎回訪れるたびに場所がかわり、違った女性が相伴してくれる、いっぷう変わったレストラン。都会の片隅で心地よい孤独に浸りながら、そこで出会った“少し変わった子”に私は惹かれていくのだが…。人気ミステリィ作家・森博嗣がおくる甘美な幻想。著者の新境地をひらいた一冊。

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2021/06/19

森博嗣さんの作品はこれが初めてなのですが、読みやすい作品でした。 ミステリーって思わず読んでいたこともあり、ラストシーンを読んだら乾くるみさんのセカンドラブとかイニシエーションラブを思い出しました。 だから、前からパラパラ読み直したのですが、謎が解けませんでした。

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2020/10/22

とても興味深く面白かった。 一夜限りの食事と一人の女性との出会いから作者の思う 孤独というものを考えていくストーリーがとても斬新だし、ミステリーの要素もあり飽きさせない内容だった。 僕はこんな洒落た男ではないからこんな洒落た女性と接点がないんだろうなとも思った。 確かに食事の際の...

とても興味深く面白かった。 一夜限りの食事と一人の女性との出会いから作者の思う 孤独というものを考えていくストーリーがとても斬新だし、ミステリーの要素もあり飽きさせない内容だった。 僕はこんな洒落た男ではないからこんな洒落た女性と接点がないんだろうなとも思った。 確かに食事の際の身のこなしが素敵な女性はきっと内面も素敵なんだろうなと想像がつく。 無意識での自然な振る舞いにその人の真の人間性が現れるんだろうなと思う。 己の駄目さ加減を痛感する作品。 他の作品も興味が沸く。

Posted byブクログ

2020/09/17

最後に驚きます。 表現が綺麗で深く深く感動はしないけれど、浅めの感動をずっとしている感じ。 示唆に富んだというか、深く考えさせられる話が多数。 でも最後の意味というか、理由がちょっとまだ分かってないなぁ。

Posted byブクログ