十津川警部 愛憎の街 東京 の商品レビュー
五篇の短編集で、最初の「夜が殺意を運ぶ」を読んだが、物語としての面白みに欠け、推理の謎も陳腐に感じた。残りの4篇は読まずじまい。
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東京を舞台にした短編集5編。 夜が殺意を運ぶ(特急あさしお3号殺人事件) 警官嫌い(十津川警部の試練) №200の女(北陸の海に消えた女) 殺し屋Aの記録(下山情死行) 週末の殺意(河津・天城連続殺人事件) ほとんど過去に読んだことがあるが, 殺し屋Aの記録始め,趣向がすごいものがある。 十津川警部の透明感のある性格と, 事件を解決することへの執念がよい対比になっている。 東京を舞台にしても,いろいろ書ける 西村京太郎の想像力と現実の観察力に敬服する。
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