絵でみる 排出権ビジネスのしくみ の商品レビュー

三菱UFJ信託銀行,相幸子,平康一,吉田宏克【著】

2011/05/21

GWP
CO２＝１
メタンガス＝21
一酸化二窒素=310
ハイドロフルオロカーボン類=11,700
パーフルオロカーボン類＝6,500～9,200
六フッ化硫黄＝23,900

排出量の算出式
活動量×排出係数×地球温暖化係数（GWP）

AAU：Asigned Amount Unit
CER：Certified Emission Reduction　（CDMによる）
ERU：Emission Reduction Unit（JIによる）
RMU：Removal Unit（植林による）

GIS：AAUの売却利益を国内の温暖効果ガス削減費用や環境改善費用にあてる仕組み

2011/04/02

排出権とは何かという基本的なことから、排出権ビジネスとは具体的にどんなものかということまで書かれている。
『排出権取引の基本と仕組みがよ～くわかる本』と並行して読んだ。重なる点もあったが、相互に補完し合ってくれたので、二つ一緒に読んで良かった。

2009/11/30

排出量取引という言葉はよく耳にしますが、実際にそれがビジネスの場でこんなに重要視されているとは思いませんでした。
環境問題を専門に扱っている学校の先生のお勧めで読んでみましたが、とても読みやすく、1pごとに解説の絵やグラフが書かれているので理解しやすかったです。この本は教科書代わりになる本だと思いました。
ただ、排出量取引はとてもこまごまとした取り決めや仕組みで成り立っているものですが、日本の企業が排出量取引という逃げ道を作っているだけのようにも思えました。そのような仕組みがあるからこそ、日本は京都議定書の約束をなんとか守れるのかもしれませんが、自分たちでどうにかして削減しようという気持ちが薄れてしまうのではないでしょうか。