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東アジアの歴史その構築 の商品レビュー

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2009/11/21

独ボン大学教授 1961年、南アフリカ生まれ。少年時代に始めた柔道で日本への関心を持ち、独キール大で歴史学とラテン語を学んだ後、上智大に留学。エルフルト大教授などを経て、08年から現職。ドイツ語の著作に『日本近現代史』『日本の暦』。『東アジアの歴史』は初の日本語訳(訳は妻の植原久...

独ボン大学教授 1961年、南アフリカ生まれ。少年時代に始めた柔道で日本への関心を持ち、独キール大で歴史学とラテン語を学んだ後、上智大に留学。エルフルト大教授などを経て、08年から現職。ドイツ語の著作に『日本近現代史』『日本の暦』。『東アジアの歴史』は初の日本語訳(訳は妻の植原久美子さん)の単著。 「仏教や儒教では、今日の東アジアは語れない。はしを使って主食をとる地域を、私は東アジアと考えます。水分の多い米を栽培する環境と文化、歴史を共有する地域で、ベトナムの北部までを含みます」 「東アジアの歴史は基本的に漢字で語られてきた。カタカナやハングル表記になって、共有する歴史の間に高い壁ができ、近代以前の歴史がわからなくなっている」 「精神面、認識面の戦後処理が終わっていない。日本の政治家は東アジアの共通の過去を重視しなかったし、今は話をしないほうがいい、と思ってきたのだろう。歴史を見つめることを通して欧州は共通の理想を掲げ、その上に共同体を構築した。なぜ共同体が必要なのかを東アジアも歴史の中に見いだすことが大切なのではありませんか」 (2009年11月18日朝日新聞夕刊)

Posted byブクログ