男の作法 の商品レビュー
昭和57年に書かれた本。現代との差を感じながら楽しくよめた。心意気とか考え方に触れることができる。折に触れ再読したいと思う。
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男としての日々の作法について学んだ。例えば食事では、それぞれの最高の食べ方・飲み方があるため学んでおく。身なりにも神経を使い、特に上等な万年筆を持つ事と、靴にまで気を配らせておく。 また、健康には気を配りながら常に「死」を意識しておく。それができないと、何事も逆算して真剣に取り組...
男としての日々の作法について学んだ。例えば食事では、それぞれの最高の食べ方・飲み方があるため学んでおく。身なりにも神経を使い、特に上等な万年筆を持つ事と、靴にまで気を配らせておく。 また、健康には気を配りながら常に「死」を意識しておく。それができないと、何事も逆算して真剣に取り組むことができない。 時代は移り変わっていくが、日本古来の知恵や文化を軽視してはいけない。
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劇作家の池波正太郎さんがインタビューを通して語った男の生き方について読みやすくまとめた本。 池波正太郎さんは大正生まれの古い人なので、時代にそぐわない部分が多少あることは無視できないが概ね現代でも通ずると思う。 ただ私としては情報量が少ないと感じたので★3つ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ズボンの手入れは自分でする、アイロンも 服装、どういう形の主張をしたいかまず考える ネクタイ、身だしなみ、ととのえるとは鏡で、観察して、みる。 その客観視のため、映画、小説等で感性みがく 本はあらゆる本を読む 斜めにずうっと読んでる、熟読する本もある 本をたくさん読んでくうちに、おのずと読み方を会得できる 大切なところと斜め読みで構わないところが分かるようになる。 若いとき金の使い方は、残そうと思ったらダメ 男の小遣い、世の中を潤す 日本の文化の感じをつかむ 男をみがく。は、自分も世の中にできる限り、むくいなくてはならないということ。 そのために小遣いが必要 自由にできる金が必要。 最近の人はみんな同じ顔。 一つのことをやりながら、つねに他のことにも気を配る 洗濯しながら火加減みる 両方やる 同じ時間に二つのことやる 若いとき、お金貯めて、たとえ半年後とでもいい店にいく。 信長、秀吉、家康、戦国の豪傑は、みんな神経が細かい。細かいばかりじゃなく、別の神経も持っている 若い頃に色々なことに首つっこむ 人間の一生は幼児体験で決まる 死ぬところに向かって生きている
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タクシーのチップは交通安全にもつながる。 気分転換の趣味。好奇心。 死ぬことを考えながら生きる。 自分の周りのすべては、自分を磨くための磨き砂。 身銭をきること。
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時代も違い、 当てはまらないことが多いし、 偏見も強い。 ただ上の世代の方々が 何を良しと思うか、何を粋と思うか 知っていると違ってくるだろう。
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昭和56年、僕が一歳の時か。 当時で、昔と違うと書かれたことは、今とたいして変わらない。ホント、高度経済成長がいろんなことを変えちゃったんだね。刺身や天ぷら、すき焼きに鰻。食べ方は勉強になる。ファッションに人生観まで、なにごとにも高い関心もって生きてる姿がかっこ良すぎる。過去に縛...
昭和56年、僕が一歳の時か。 当時で、昔と違うと書かれたことは、今とたいして変わらない。ホント、高度経済成長がいろんなことを変えちゃったんだね。刺身や天ぷら、すき焼きに鰻。食べ方は勉強になる。ファッションに人生観まで、なにごとにも高い関心もって生きてる姿がかっこ良すぎる。過去に縛られる訳じゃないけど、こういう大人になりたい。 そして、現代を生きる僕たちの生き方のエッセンスとして読んでおきたい本だと思う。
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池波正太郎センセイの“作法”か。と読んでみた。 ごはんやお酒のいただき方は もうさすが。景気のいいころの“作法”も多分に含まれてるとはいえ とかくお店で粋に過ごせなくなりつつある昨今 世の男衆(いや 男に限らずですが)は一度勉強しましょう。お店への粋は ごはんやお酒 大将への敬...
池波正太郎センセイの“作法”か。と読んでみた。 ごはんやお酒のいただき方は もうさすが。景気のいいころの“作法”も多分に含まれてるとはいえ とかくお店で粋に過ごせなくなりつつある昨今 世の男衆(いや 男に限らずですが)は一度勉強しましょう。お店への粋は ごはんやお酒 大将への敬意でもあるなあと。 ただねー男女のあり方生き方については。こんなこと平成の女性が聞いたら怒っちゃうね。変わらぬものもありつつ 社会も生き方も ときとともにずいぶん変わったんだなという感想。
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書いてある内容はともかく、池波正太郎先生ともあろうものなら当世若者批判なんて古の時代から連綿と続いてるってわかってそうなものなのに、それでもこの切り口からでしか「作法」について語っていけないというのが、なんだか侘びしい。そういう芸風といえばそれまでなんだけど。語られている内容その...
書いてある内容はともかく、池波正太郎先生ともあろうものなら当世若者批判なんて古の時代から連綿と続いてるってわかってそうなものなのに、それでもこの切り口からでしか「作法」について語っていけないというのが、なんだか侘びしい。そういう芸風といえばそれまでなんだけど。語られている内容そのものはとても良いと思う。
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池波正太郎著「男の作法」ごま書房新社(2009) 久しぶりに前の大学の研究室に行ってきた。法律の本はやっぱりこの大学の図書館が一番手に入りやすいから。さっ、早いところ今の論文に取りかかろっと。 この本はそこに行くまでの往復の電車の中で読んだ本。「粋」の本質を知る、男を磨くって...
池波正太郎著「男の作法」ごま書房新社(2009) 久しぶりに前の大学の研究室に行ってきた。法律の本はやっぱりこの大学の図書館が一番手に入りやすいから。さっ、早いところ今の論文に取りかかろっと。 この本はそこに行くまでの往復の電車の中で読んだ本。「粋」の本質を知る、男を磨くってあったからものすごいことが書いてあるのかと思ったら、まあ寿司の食べ方とか、ビールの飲み方とかから、正や死まで、池波正太郎氏の気のままに書かれた本。気軽に読めてよかった。ただ、『「死」を意識して人生を生きる』という考え方が、すごく共感持てたかな。 * やはり顔というものは、変わる。若いうちからいい顔というものはない。男の顔をいい顔に変えていくことが男を磨くということ。今のような時代ではよほど積極的な姿勢で自分を磨いていかないとみんな同じ顔になってしまう。 * 矛盾の存在である人間がつくっている社会。それに適応したやり方で人間の社会というものは進歩させていかなければならない。科学的に、理論的にすべてを律してしまおうとしたら、人間の社会というものはものすごく不幸なものになってしまう。必ずしも白と黒に割り切れるものではないということも知っておくべき。 * 死ぬかもしれないということを想定におけば、若いうちにやるべきことをやっておかないとだめだと気がつく。男を磨くには、この簡明な事実を出来るだけ若い頃から意識することにある。自分の人生が有限のものであり、残りはどれだけあるか、そう思えば様々なことに対しておのずと目の色が変わってくる。そうなってくると自分のまわりのすべてのものが自分を磨くための「みがき砂」ということがわかる。逆にいえば、人間は死ぬんだということを忘れている限り、その人の一生はいたずらに空転することになる。 * 生きているということの意味もおのずとわかってくる。ときどき「死」を意識するようになれれば。
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