友愛のために の商品レビュー
この作品はもともと序文として書かれたものだそうで、本文は30頁弱しかありません。ですので、読むの早い方ならぱぱっと読めてしまいそうですね。それに訳注が充実している(というか、本文と同じかそれ以上の紙数が註釈に割かれています)ので、わりかし読者にやさしい本かもしれないです。ブランシ...
この作品はもともと序文として書かれたものだそうで、本文は30頁弱しかありません。ですので、読むの早い方ならぱぱっと読めてしまいそうですね。それに訳注が充実している(というか、本文と同じかそれ以上の紙数が註釈に割かれています)ので、わりかし読者にやさしい本かもしれないです。ブランショ自身の思想だけではなくて、その背景というか、第二次対戦期のNRFやLa Jeune Franceについもいろいろと説明をつけてくださっているので、勉強になりました(むしろ分量的にはこっちがおおいですね)。 ブランショの晩年の作品だそうで、回想録のような感じがつよかったです。
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