富嶽百景・走れメロス 他八篇 の商品レビュー
太宰のユダを書いた駆け込み訴えを読みたいがために借りてきた。 ユダの一人語り。 愛しているから自分の手で死に至らしめようとする。 会計をしていたからこその不満。 売ろうとしたり、止めようとしたり、だけど後戻りできなくなり、銀30で情報を売り、十字架に架けられる。 小鳥がうるさい...
太宰のユダを書いた駆け込み訴えを読みたいがために借りてきた。 ユダの一人語り。 愛しているから自分の手で死に至らしめようとする。 会計をしていたからこその不満。 売ろうとしたり、止めようとしたり、だけど後戻りできなくなり、銀30で情報を売り、十字架に架けられる。 小鳥がうるさいのは何を意味してるんだろう? ワイド版文庫ってシャレオツ。 走れメロスをついでに読んでみた。 国語でやったけど、改めて読むと記憶とは少し違った。 3日目の日暮れまでで 深夜に出て、翌朝日が出て仕事を始めていた頃について その翌日真昼に結婚式、夜は祝宴。 あくる日の薄明のころに目が覚め出発。 途中で昼寝もして、ギリギリ間に合った。 結婚式はともかく祝宴は出ずに走れよと思うのは私だけ?
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NHKの日本戦後サブカルチャー史で宮沢章夫が取り上げていた「女生徒」を読むために図書館で借りた。思ったことをとりとめなく語る、思考のだだ漏れぶりがすばらしい。「走れメロス」の短さにもびっくり。15ページしかないのね。
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十篇の作品がある中、やはり最近の影響で「富嶽百景」から読み始めました。 話の進むなかに時々顔をだす富士山と、話の展開・・引き込まれました。 ワイド版文庫で、持ちやすさに加え、読みやすさも格別でした。
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太宰作品の中でこの富嶽百景が一番好きです。 明け方、トイレの窓から見えた富士山のくだり。 あそこに、太宰治の惨めで人間らしい一面を感じます。
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