なぜ宇宙人は地球に来ない? の商品レビュー
見識が高い 文章が面白い 実体験を織り交ぜている 説得力がある おまけにイラストが気が利いてる ニュース番組で占いとか同時にやっちゃってるのとかは批判しないの? コメンテーターで呼ばれなくなるから?
Posted by
宇宙人だけでなくいろいろなオカルトの話が載っています。 読むと夢が無くなるかもしれない。ただ、これを読むことで、詐欺まがいの商売には引っかかりにくくなるんじゃないかと思いました。
Posted by
宇宙人とかモアイ像とかスプーン曲げなど冷静に考えればハハーンと思うものを否定派としてではなく懐疑派として述べる。しりあがり寿のイラストも笑う。頭休めに。
Posted by
冷静で常識的な見方は大事。 でも、ある程度はエンターテイメントとして許容するだけの余地は残しておきたい。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
宇宙人やUFOの存在、月の満ちかけによって生体の水の偏在が変わるなどといった迷信を信じる人の何と多いことか。 麦畑に絵を描いたことが宇宙人の仕業だと勘違いして騒ぎ立てるなど滑稽な事件も起こっている。
Posted by
怪奇現象を面白く否定した?本。 テーマは多く読み応えがあった。 おもしろかったけど期待したほどじゃなかったなぁ。
Posted by
もう何度読んだことか。病院で待ち時間に、ひとりにやにやクスクス笑いながら読んだりするのがいいんだな。
Posted by
とても面白く読みました。 私が子供のころには、「ムー」とか「UFOと宇宙」とか かなり怪しい「オカルト物」の雑誌が元気で(^ ^; 小学○年生とか、週刊○○みたいな子ども向け雑誌でも 「オカルト特集」みたいのがいっぱいあって(^ ^; 言ってみれば「オウム世代」なわけですが(...
とても面白く読みました。 私が子供のころには、「ムー」とか「UFOと宇宙」とか かなり怪しい「オカルト物」の雑誌が元気で(^ ^; 小学○年生とか、週刊○○みたいな子ども向け雑誌でも 「オカルト特集」みたいのがいっぱいあって(^ ^; 言ってみれば「オウム世代」なわけですが(^ ^; で、これらに「はまった」経験のある方なら、 苦くて甘酸っぱい気持ちで読める本です。 著者は、言わずと知れた多彩な芸人で、 やはり同じく子供のころに「はまった」口で。 現在はテレビなどで見てオカルト「否定派」と 思っている方が多いようなのですが、 当人は肯定でも否定でもなく「懐疑派」と。 やみくもに肯定も否定もする訳ではなく、 一つ一つの現象を面白がりつつ(ここ重要)、 極めて冷静に観察し、吟味し、 納得できなければ指摘し、糾弾する。 外国から来た某「スプーン曲げ芸人」の前で よりスマートにスプーンを曲げてみせるような 「やんちゃ」もしたりしつて(^ ^; という著者が、UFOだの宇宙人だのUMAだの 呪いだの人間消失だのと言ったオカルトネタを 快刀乱麻に切りまくるという本書。 残念ながら、取り上げられている全てのネタが 著者によって「ニセモノ」「迷信」として 喝破されてしまっております。 が、私には分かる気がするのですが、 著者はこれらオカルト物に対して、 今でも衰えることのない「愛」と興味を持ってる。 懐疑的であるということは、裏を返せば 「どんなに疑っても本物としか思えない現象」 に出会えることを熱望しているということでは。 これは「研究者」の態度としては全く正しい。 実は私の祖父は民俗学者で、 恐山のイタコの研究をしていたし、 父親もスプーン曲げだの念写だのの 「研究する側」の人間だったことがあり(^ ^; だから、本書で紹介され、断罪されている人には 親父が「研究」してた人も出てくるわけで(^ ^; 私も会ったことありますもん(^ ^; で、この親父がキッチュ氏と同じことを言ってた。 「俺は好きだから資料も集めるし研究するけど、 例えば目の前に空飛ぶ円盤が降りてきて、 中から変な奴が出てきて『金星から来ました』 とか言うまで信じはしない」と(^ ^ これが清く正しい研究者の姿では。 科学的にブレのない実験をして、例えば 「どうしても透視能力がある、と仮定しないと 成り立たない実験結果」が出るまでは 信じてはいても「盲信」はしない、という。 「盲信」したら「宗教」ですもん(^ ^; ...長々と個人的なことを書いてしまったが、 こんな親父の元で育った私としては、 当然子供のころは「はまった」口でして(^ ^ そう言う意味ではキッチュ氏と同様 苦くも甘酸っぱい思いで読ませていただきました。 が、ですね(^ ^; 本書で 「この実験自体にこれこれの瑕疵があるから 信用できん」みたいに書かれてるネタで、 目の前でその条件をクリアした中で 「成功」した事例を私は見ていたりするので(^ ^ 機会があれば、著者とじっくり話してみたいものである。 ま、そんな機会などなかろうが(^ ^;
Posted by
「宇宙人」という言葉をじっと見つめていると、次第になんともいえない可笑しみが湧いてくる。 まずなにが可笑しいって「人」である。宇宙の人。いったい誰のことを指すのだろう。地球以外の星に生息している生物のことを指して「宇宙人」と呼んでいることは知っているけど、そもそもの概念の規定のし...
「宇宙人」という言葉をじっと見つめていると、次第になんともいえない可笑しみが湧いてくる。 まずなにが可笑しいって「人」である。宇宙の人。いったい誰のことを指すのだろう。地球以外の星に生息している生物のことを指して「宇宙人」と呼んでいることは知っているけど、そもそもの概念の規定のしかたがおかしくないだろうか。なんでヒューマノイド限定なんだろう。 私はSFやファンタジーが好きで、著者の松尾さんと同じくオカルトに多大な興味を持っていた。つのだじろうの「うしろの百太郎」に本気で怯えたり、ムー大陸の謎に胸をときめかせたこともある。心霊写真も、指の隙間から覗き見るくらい興味があるし、「自然界のパワー」とやらにも興味がある。 ただそれは、多くのレビューに見られるように「ロマン」とか「夢」と称するのがふさわしい感情なのである。 そんなのがあったらいいな~、そういうことが本当にあったらどんなに面白いだろう、というスタンスなのだ。だから、次々と例を上げて、「こんなのどう?」「いやこういう感じの方が面白いよ」という雰囲気で話をするのは大好きである。 「きれいな言葉を聴かせると水は綺麗な結晶をつくる」とか、「ナスカの地上絵は宇宙人が書かせた」とか、「数字には不思議な力がある」とか、本書に出てくる不思議話はどれも皆一度は耳にしたことのある言説である。それを、「そういう話」として楽しむ分には全然きらいじゃないし、つかの間夢を見て気分がよくなると思う。 でも、それが完全なる事実かというと、それはどうだろう、と思う。 可能性を言い出せば確かにゼロではないのかもしれないが、それにしては確実な存在を証明するものがいっこうに出現しないのはなぜなんだろう。 本書はそういった疑問を丁寧に考察したすばらしい入門書である。 先日私は、ある漫画家の本をすべて手放した。もともと超常現象に近しい人で、作品もそういった事柄を扱ったものが多かった。時に人間心理の複雑さも絡まって非常に面白い作品だと思っていたのだが、最近、どうやらその漫画家はそれらの事象をすべて真実だと思っているらしいことがわかってきた。 フィクションを構築する要素として扱っているならともかく、本気でそれを信じているとなるとちょっと困ってしまう。ずいぶん迷ったが、フィクションとして成立していないと判断して手放してしまった。 世間でも、またぞろ超常現象を本気で信じる風潮が強まってきている気がする。不安な世情だから、どうしてもそういう不確かなものにすがってしまいたくなるのかもしれない。 不確かと書いたが、そのテの思想はたいていが「断定」の文法を使う。「◯◯では**と言われている」と伝聞なのに断定。見てきたわけでもないし、証明もされてないのに、断定するのである。きっとその「断定」がたいそう頼もしいものに感じられるんだろうなあと思うのだが、それをむやみに他人に押し付けるのだけは勘弁してもらいたいと思う。自分が信じているのは勝手だが、それを他人に広めようとするなら、それなりの裏付けが必要だろう。ただ「見える」「聞こえる」「感じる」「そうなっている」という理由だけではやはり納得しづらいのである。 科学が証明できるものだけがすべてではない、ともいうが、そのことが即座に、科学で証明できないことも存在するということを意味するという論理の飛躍はいただけない。 たぶん、人間が把握できる事象なんて、世界全体からみたらごくわずかなのだろう。ほとんどのことがわからない。その「わからないこと」を処理する方法として、論理的、かつ実証的に追求するか、超常現象に丸投げして、「そういうものがあるんだよ」と十把一絡げにして思考停止するかの違いなのだ。 思考停止はとても楽なのでついそちらへ流れがちだ。しかし、本書のように、ちょっと足を止めて考えると、それだけでも疑問が泉のように湧き出てくる。せめてその疑問にだけでも答えてほしいものだと思う。もし本当に宇宙人がいて、霊が存在して、自然のパワーが石にたまる、というなら。 それにしても、本書を読んでいると過去にどれだけたくさんの、超常現象を扱ったフィクションを読んできたことかと、その数に改めて驚いてしまう。どの話もみな、一度は漫画や小説でお目にかかったことのある謎ばかりだから。私はずっと、「これが本当だったらすごいな」くらいにしか思ってこなかったが、世の中にはこれを真実だと心底信じてしまう人もたくさんいるのだ。信じてすがることは悪くはないけど、そこに常に金銭が絡むからよくない。ファンタジーにとどめて、自分一人で楽しむのがちょうどいいのではないだろうか。
Posted by
オカルトに対する様々な考察。 現実主義者で笑って読める人なら面白いと思える。 書かれていることはおおよそ正しいことばかりだろうが、嫌オカルト(トンデモ)が色濃く出すぎているかなぁ… 僕は占いや風水が気休め程度でも人の助けになるならそれでもいいと思うし(心酔しちゃうのはやっぱアカ...
オカルトに対する様々な考察。 現実主義者で笑って読める人なら面白いと思える。 書かれていることはおおよそ正しいことばかりだろうが、嫌オカルト(トンデモ)が色濃く出すぎているかなぁ… 僕は占いや風水が気休め程度でも人の助けになるならそれでもいいと思うし(心酔しちゃうのはやっぱアカンと思うけど) 表題の宇宙人が何故地球に来ないかっていう話も地球人の寿命や価値観で考えたらそうだってだけで、地球人より遥かに寿命が長いとかコールドスリープが出来るとかだったら又違った考えになるんじゃないかと。 とはいえボリュームがあるし、楽しめる話、勉強になる話も多い。
Posted by