「HertZ」(ハーツ)(32) の商品レビュー

アンソロジー(著者)

2012/03/05

ヨネダコウの「漂えど沈まず、されど鳴きもせず」が読みたくて取り寄せて購入。自分の境遇の不遇さをそれでも受け入れて生きている最中の矢代に孤独や淋しさや哀しみを気付かせてしまった影山は罪深い。罪深いが、その影山に対して矢代が憎しみよりも愛おしさを覚えてしまったのが更に切ない。
石原理の「テッペンカケタカ」がまだ描かれていたことを知ってかなり嬉しい。この2作読むだけで私には貴重な雑誌。