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砲艦銀鼠号 の商品レビュー

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3件のお客様レビュー

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2024/08/05

椎名誠の長篇SF作品『砲艦銀鼠号』を読みました。 椎名誠の作品は4年以上前に読んだ『椎名誠 超常小説ベストセレクション』以来なので、久し振りですね。 -----story------------- 舞台は近未来世界。 シーナの海洋大冒険SF! 戦争で崩壊した近未来世界で、元戦...

椎名誠の長篇SF作品『砲艦銀鼠号』を読みました。 椎名誠の作品は4年以上前に読んだ『椎名誠 超常小説ベストセレクション』以来なので、久し振りですね。 -----story------------- 舞台は近未来世界。 シーナの海洋大冒険SF! 戦争で崩壊した近未来世界で、元戦闘員三人組が海賊になった!! 彼らが選んだのは、超低スピード&機関砲が使えないオンボロ戦艦『砲艦銀鼠号』。 次々現れる奇妙な生物たちに彼らは!? (解説/宮田珠己) ----------------------- 集英社が出版している月刊小説誌『小説すばる』に連載後、2006年(平成18年)に刊行された、シーナワールドの世界観にどっぷり浸れるSF作品です。  ■1番 ツガネ  ■2番 巨人のプロペラ  ■3番 塔  ■4番 鉄魚  ■5番 泥豚  ■6番 特別料理  ■7番 長い休息  ■8番 海底歩行機  ■9番 カルタ船  ■10番 雲人間  ■解説 宮田珠己 海賊たちがくりひろげる波乱万丈のフシギ旅……ある大きな戦争で崩壊した近未来世界、金も居場所もなくなった元戦闘員の三人組が、偶然、手に入れたオンボロ戦艦「銀鼠号」で海賊稼業を始めることになった、、、 用心深く情に篤い灰汁(あく)、冷静沈着で陽気な可児(かに)、短気であくどい鼻裂(びれつ)……勢い込む三人だったが、戦艦は超低スピード、肝心の機関砲が使えない……。 プロペラ巨人、泥豚、雲人間など未知なる生物が次々現れるシーナのドキドキ海洋大冒険SF。 シーナワールド……久し振りですねー 未来っぽいけど、冒険活劇的なレトロな雰囲気もあって、そして登場する乗り物や武器、機械類、生き物 全てがユニーク、、、 唯一無二の世界観ですねー それだけ頭の中に物語を描くことが難しい作品……この作品を愉しむには想像力が不足していたかな。

Posted byブクログ

2021/11/30

シーナワールドでは度々登場する灰汁と可児に、鼻裂を加えた三人組がオンボロ砲艦で海賊稼業に精を出す。 北政府との戦争の残骸にまみれた海を往く、逞しくも強かな男達の冒険譚。

Posted byブクログ

2012/09/20

各章で上陸する島や出会ったりする人ごとにストーリーが展開されていった。一貫したストーリーというより、島ごとに冒険していく展開は、コミックでいうところのワンピースと同じような構成に感じた。椎名誠というとビールや飯がうめいうめい、っていう描写が多いようなイメージだったけど本作はあまり...

各章で上陸する島や出会ったりする人ごとにストーリーが展開されていった。一貫したストーリーというより、島ごとに冒険していく展開は、コミックでいうところのワンピースと同じような構成に感じた。椎名誠というとビールや飯がうめいうめい、っていう描写が多いようなイメージだったけど本作はあまり、そういった描写がなく、さびしかった。独特のSFの世界観をつくられるのは流石だなーと思いつつ、物語の長さが短かかったのと、単なる行き当たりばったりじゃなく一貫したストーリーもあると読み応えがよりあったような気がして、せっかくの世界観なのにちょっと残念。

Posted byブクログ