いつか白球は海へ の商品レビュー
昭和40年代のノンプロ野球を描いた作品。 スポーツ小説に定評のさる作者の作品だけに、面白くなくはなかったが、魅力的なキャラクターを活かしきれず、やや中途半端な感。
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なんだかすごく雰囲気のいい小説だった。 昭和の田舎町の社会人野球の話。 垢抜けない、どこか寂れた雰囲気がよく出ている。 なんだろう、語り口が全体に男くさい朴訥とした文章だなと思った。 でも野球とか、話の軸になる三浦の秘密とかは、ちょっと消化不良感が否めないかなあ。 ああ、プロ野...
なんだかすごく雰囲気のいい小説だった。 昭和の田舎町の社会人野球の話。 垢抜けない、どこか寂れた雰囲気がよく出ている。 なんだろう、語り口が全体に男くさい朴訥とした文章だなと思った。 でも野球とか、話の軸になる三浦の秘密とかは、ちょっと消化不良感が否めないかなあ。 ああ、プロ野球の開幕が待ち遠しい(笑)
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主人公の海藤にあまり感情移入できず……。すっごく疲れてる時にムリヤリ読んでしまったのがいけなかった。
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舞台は昭和30年代?。六大学野球で活躍した主人公(一塁手でスラッガーらしい)が、過去の栄光が廃れた実業団チームへ入部し、孤軍奮闘しながらチームを立て直すというストーリー。出張先の大書店で、偶然目にして購入。主人公がダメチームを立て直すとゆう、いささかありきたりなシチュエーションで...
舞台は昭和30年代?。六大学野球で活躍した主人公(一塁手でスラッガーらしい)が、過去の栄光が廃れた実業団チームへ入部し、孤軍奮闘しながらチームを立て直すというストーリー。出張先の大書店で、偶然目にして購入。主人公がダメチームを立て直すとゆう、いささかありきたりなシチュエーションではありますが、舞台に実業団チームを選んだところがシブイ。堂場さんといえば刑事ものが有名ですが、スポーツものもかなり書いてるんですよねー。
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往年の活躍に憧れて入団した名門社会人野球チームがオーナーの急死で、チーム存続の危機に立ち向かうルーキーの活躍。 昭和30年代の社会人野球が舞台になっており、てっきりモデルになるチームがあるのかと思ったのですが。。。都市対抗野球はつい最近、東京ドームで初観戦したばかりだったので、...
往年の活躍に憧れて入団した名門社会人野球チームがオーナーの急死で、チーム存続の危機に立ち向かうルーキーの活躍。 昭和30年代の社会人野球が舞台になっており、てっきりモデルになるチームがあるのかと思ったのですが。。。都市対抗野球はつい最近、東京ドームで初観戦したばかりだったので、過去の記録を調べましたが、それらしいチーム名は見当たりませんでした。 (2009/8/21)
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堂場瞬一と聞くと警察小説を思い浮かべるが、スポーツが題材の小説も多いようだ。 この「いつか白球は海へ」は、社会人野球のチームへ入団した主人公の物語。 スポーツに秀でて、そのスポーツをすることでお金を稼ぐという一握りの人たちがいる。 例えばプロ野球ではイチローや松井、サッカーでは...
堂場瞬一と聞くと警察小説を思い浮かべるが、スポーツが題材の小説も多いようだ。 この「いつか白球は海へ」は、社会人野球のチームへ入団した主人公の物語。 スポーツに秀でて、そのスポーツをすることでお金を稼ぐという一握りの人たちがいる。 例えばプロ野球ではイチローや松井、サッカーでは中田や中村俊輔など・・。 彼らのようになるには、東大に入るより難しく、実力と同時に運のようなものも左右されるだろう。 またプロにならずとも企業に就職し、そのチームで活躍することが広告となるような実業団。 この小説の中の間島水産野球部は、まさにこのようなチームである。 小説の舞台は昭和ゆえ、まだまだ地方に活力のあった時代。 この間島水産チームも漁師たち荒くれどもに愛され、支持されている。 しかしカリスマオーナーの急逝により、チームが存続の危機に陥るのだ。 様々な苦悩、チームの仲間との絆・・その力がやがて大きな勝利へとつながっていく。 清清しい読後感であった。
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