トーキョー・バビロン(下) の商品レビュー
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あかんわ、これは、、、これはアカン。全然、合いませんでした。馳星周さん、すいません。コレはマジで全然ピンと来ませんでした。ごめんなさい。 上巻、下巻、とりあえず読み通して。どこにも面白いと思う箇所がなかったです。もう完璧にコレッぽっちも。で、「面白くなって欲しいなあ」という期待、願望すら思うこともなく「コレは多分全然アカンだろう」と予想して、完全にその予想通りに物語が終わったという予定調和。こりゃまいった。いやもう、ホンマにゴメン。全然あかんわこの本と自分との相性は。 多分、ちゃんと冷静に分析すれば、「何故にこれほどまでにこの本と自分とは合わなかったのか?」というのは理解できるのでしょうが、うーん。まあ、いいや。これ以上なにかを事細かに追求しようとすると、ひたすら、この本に対する文句と不満を書き連ねるだけになってしまうので、止めておきます。いやもう。ただただ、合いませんでした。それだけでいいや。 作者の馳星周さんと、この本が好きな方には申し訳ないのですが、本当に自分とは合わなかった。そういう本でした。そういう本が、この世に存在する、という事が分かっただけでも、上下巻を読み通した価値はあったな、と思います。どんな事でも無駄ではない、という、ね。そんな気持ち。で、まあ、もう一回読むことは、ないでしょう。ごめんなさいね。いやもう、全然あわんかったなあ~。
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上巻は頭脳戦だが、下巻は肉体戦だ。 作戦決行からスピードアップし、 ラストまで目が離せない。 くすぶっていた火種が次々と爆発し、 積み上げた計画がパラパラと崩れ落ちる様は バベルの塔を連想させる。 最もしたたかで、そして運の強い人が手にした大金。 この先もきっとその人は、上...
上巻は頭脳戦だが、下巻は肉体戦だ。 作戦決行からスピードアップし、 ラストまで目が離せない。 くすぶっていた火種が次々と爆発し、 積み上げた計画がパラパラと崩れ落ちる様は バベルの塔を連想させる。 最もしたたかで、そして運の強い人が手にした大金。 この先もきっとその人は、上手くやっていくんだろう、 なぜか優しい眼差しで、その背中を見送ってしまった。
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動きだした計画。巨額のブラックマネーにも、あと少しで手が届く。今度は権謀術数のかぎりを尽くして、仲間を出し抜く。腐ったカネの甘い匂いは、無関係だったはずの餓えたハイエナたちをも誘き寄せる。しかし、いつでも勝者ーカネを手にできるのはただ一人。果たしてブラックマネーは誰の手に!?
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まさに馳ノワール。出し抜き出し抜き返しの連続。主人公と思われた者が最初に消え、相棒が消え残ったのは女!客観的に全体を見通せるのは男より女だな。
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積み上げた計画が、一瞬の欲望の前に崩れていく。なんと業深き人達。やっぱり馳星周は、気が滅入る。当分は読まないだろうが、しばらくすると、また読みたくなるやろなぁ(笑)
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動きだした計画。巨額のブラックマネーにも、あと少しで手が届く。今度は権謀術数のかぎりを尽くして、仲間を出し抜く。腐ったカネの甘い匂いは、無関係だったはずの餓えたハイエナたちをも誘き寄せる。しかし、いつでも勝者―カネを手にできるのはただ一人。果たしてブラックマネーは誰の手に!?進化...
動きだした計画。巨額のブラックマネーにも、あと少しで手が届く。今度は権謀術数のかぎりを尽くして、仲間を出し抜く。腐ったカネの甘い匂いは、無関係だったはずの餓えたハイエナたちをも誘き寄せる。しかし、いつでも勝者―カネを手にできるのはただ一人。果たしてブラックマネーは誰の手に!?進化する馳ノワールは新たなステージに到達した。
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読み進めるうちに積もる、陰鬱な気持ちと徒労感。 馳星周の作品は、読んでてホントに疲れますww のっぴきならない状況に追い込まれる主人公。 いつもの馳テイストですね。 最後は、やっぱりなブラックテイストの締め。 同じ手法と言えばそれまでだけど、期待通りと言えば期待通りww
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「これぐらいでびびってんじゃねえ―」 ううむ、確かにトーキョー・バビロンだ、と唸らされた。 オヤビン、全くどうしようもねえやつらでゲスよ。 しかしながらハウエバー、巷でしょっちゅう繰り広げられているチンケなハッピーエンド達に比べれば、 むしろ俺にはこちらの方が全然心地良い...
「これぐらいでびびってんじゃねえ―」 ううむ、確かにトーキョー・バビロンだ、と唸らされた。 オヤビン、全くどうしようもねえやつらでゲスよ。 しかしながらハウエバー、巷でしょっちゅう繰り広げられているチンケなハッピーエンド達に比べれば、 むしろ俺にはこちらの方が全然心地良い。 小説とはこうあるべきなのかもしれん。 止め処なく溢れ出す感情の波、しかと受け止めた。 面白かった。 と、偉そうな事を書いてみて、 たかだか十冊程度しか読んでいないくせに。 俺はひとりごちて、恥じる。 誰にも邪魔されず、この恥的な感覚に今しばらく酔っていたい。 それもまたバビロン。
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馳星周でしか書けないいつものノワール節。相変わらず一気に読める。ワンパターンで少々飽きた面も。いつかはあの「不夜城」を上回るどうしようもないけだるさを味わえる作品を出して下され~っつ。
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