厭な小説 の商品レビュー
とても古い本のように見えるけど、実はそのようなデザインの本なのだと気づいて「うわぁ、厭だな」と思ったし、ページの間にもまた厭なものがあった。 お話は「一体何がどうなっているのか分からない。でも何だか気持ち悪いな、厭だな」と思う事がたくさん詰まっていた。無限ループなのか、抜け出せな...
とても古い本のように見えるけど、実はそのようなデザインの本なのだと気づいて「うわぁ、厭だな」と思ったし、ページの間にもまた厭なものがあった。 お話は「一体何がどうなっているのか分からない。でも何だか気持ち悪いな、厭だな」と思う事がたくさん詰まっていた。無限ループなのか、抜け出せないのか?と怖くもなる。
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厭もここまで突き抜けると清々しい。読了後は暗い気分になるはずなのに面白かった~!と思ってる。 図書館で借りてきたときあまりの分厚さに大丈夫かと思ったが、あっという間に読み終えた。
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昔、図書館で借りて読んだが自分で所有したかったので買って再読。 個人的に好みの文体、描写。筆者の才能が溢れてる。
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あ~~今めっちゃ厭な小説読んで厭な気分になりたい…と思って図書館に行ったら入ってすぐの場所の人気作家コーナーにあったこの「厭な小説」まさにこれ以上にないくらいドンピシャな本に出会えました。 イヤミスとか厭系の話は結構好きで読んできたけど、今まで読んできた厭な小説たちの中でも群を抜...
あ~~今めっちゃ厭な小説読んで厭な気分になりたい…と思って図書館に行ったら入ってすぐの場所の人気作家コーナーにあったこの「厭な小説」まさにこれ以上にないくらいドンピシャな本に出会えました。 イヤミスとか厭系の話は結構好きで読んできたけど、今まで読んできた厭な小説たちの中でも群を抜いて厭な小説でした。タイトルに偽りなし。中でも一番厭だったのが「厭な彼女」かな。物語の構成も面白かったし、紙面につぶれた蚊が挟まってるみたいな印刷も、細かいところまで最高に厭な気分にさせてくれました。さすが京極さん。満足です。
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身の回りのことごとく「厭」という感情を煮詰めた塊のような本。 しかし不思議と読み終えた後は不快感ではなく、すべての点と点が先になった爽快感が強かったのは不思議。これも作者の力量なのか。。 京極夏彦の作品はとても癖がありそうな上分厚く、今回の『厭な小説』が初めての作品だったが、文章...
身の回りのことごとく「厭」という感情を煮詰めた塊のような本。 しかし不思議と読み終えた後は不快感ではなく、すべての点と点が先になった爽快感が強かったのは不思議。これも作者の力量なのか。。 京極夏彦の作品はとても癖がありそうな上分厚く、今回の『厭な小説』が初めての作品だったが、文章の構成が独特で、それがまたくせになる不思議さだった。 小難しい小説は嫌いだけれど、むしろ想像よりはるかに読みやすく、2〜3時間ほどで一気に読み終えた。 何よりも嫌だったのは部長の亀井に他ならない。最後の「厭な小説」では最後の砦とも言える深谷が亀井にネチネチとやられていて、とても厭だった。
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老人の話だけはとてつもなく嫌だったけど、何だかんだ言って面白かった。 でも、実際自分の身に起きたらと思うと…
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カフカの「変身」的な厭な後味の悪い小説。むちゃくちゃ嫌なのに続きが気になる。で、気がつくと読み切ってしまったが、やっぱり後味悪い!どういうことだよ……。
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タイトルの通りで容赦ない。吃驚する。臭い。痛い。気持ち悪い。生理的に無理。よりどりみどり。嫌だ、厭だ。見事な程に。
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初出リスト 厭な子供 『小説NON』 一九九九年二月号 厭な老人 『小説NON』 一九九九年八月号 厭な扉 『グランドホテル』一九九九年三月刊(廣済堂文庫アンソロジー) 厭な先祖 『小説NON』 二〇〇二年十月号 厭な彼女 『小説NON』 二〇〇八年十二月号 厭な家 ...
初出リスト 厭な子供 『小説NON』 一九九九年二月号 厭な老人 『小説NON』 一九九九年八月号 厭な扉 『グランドホテル』一九九九年三月刊(廣済堂文庫アンソロジー) 厭な先祖 『小説NON』 二〇〇二年十月号 厭な彼女 『小説NON』 二〇〇八年十二月号 厭な家 『小説NON』 二〇〇九年二月号 厭な小説 書き下ろし
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・看板に偽り無しの、厭ぁな厭ぁな短編集。胃がキモチワルくなる。「これだけ読者に不快感を与える作品を作り上げる京極さんは、やっぱりすごい」とか、そんなこと思う余裕もないくらい気分悪い(泣)。 ・筒井さんだったら、どっかに笑いを入れてストーリーにフックをつけてくるのだろうところを...
・看板に偽り無しの、厭ぁな厭ぁな短編集。胃がキモチワルくなる。「これだけ読者に不快感を与える作品を作り上げる京極さんは、やっぱりすごい」とか、そんなこと思う余裕もないくらい気分悪い(泣)。 ・筒井さんだったら、どっかに笑いを入れてストーリーにフックをつけてくるのだろうところを、ただただ薄ら気味悪く忌わしいまま物語をおわらせる京極さんは厭な作家。 ・全話タモさんの前説付きで映像化すればいい。で、みんながそれ見て、厭ぁな気持ちになればいい(呪)。
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