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当確への布石(下) の商品レビュー

3.3

12件のお客様レビュー

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2018/06/14

衆議院統一補欠選挙に出馬した妻の恩師、大原奈津子の頼みで「凶悪犯罪抑止連合」の捜査を開始した元刑事の平澤栄治。策略家・森崎啓子や抑止連との関係を書きたてる記者・井端純平のキナ臭い動きに翻弄されながらも、栄治の捜査によって補選のカラクリが見えてくる…。選挙とその周辺に渦巻く数々の策...

衆議院統一補欠選挙に出馬した妻の恩師、大原奈津子の頼みで「凶悪犯罪抑止連合」の捜査を開始した元刑事の平澤栄治。策略家・森崎啓子や抑止連との関係を書きたてる記者・井端純平のキナ臭い動きに翻弄されながらも、栄治の捜査によって補選のカラクリが見えてくる…。選挙とその周辺に渦巻く数々の策略。さまざまな人物の思惑が交錯し、それぞれの企みが絡み合うなか、開票日が近づく。

Posted byブクログ

2015/03/22

色々な人が心に傷を負っている。その中で見えてきた補選のからくり。選挙に渦巻く策謀。読み応えはあるが、私はすっきりしなかった。

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2014/09/03

【本の内容】 <上> 私立大学で教鞭をとり、犯罪被害者救済活動を続けてきた大原奈津子は、衆議院統一補欠選挙への出馬を決める。 そんな折、元犯罪者のプライバシーを侵害するビラを撒いて騒ぎを起こしていた団体「凶悪犯罪抑止連合会」から推薦状が届いた。 戸惑う奈津子は元刑事の平澤栄治...

【本の内容】 <上> 私立大学で教鞭をとり、犯罪被害者救済活動を続けてきた大原奈津子は、衆議院統一補欠選挙への出馬を決める。 そんな折、元犯罪者のプライバシーを侵害するビラを撒いて騒ぎを起こしていた団体「凶悪犯罪抑止連合会」から推薦状が届いた。 戸惑う奈津子は元刑事の平澤栄治に相談する。 抑止連の正体を突き止めるべく栄治の捜査が始まった。 第5回『このミス』大賞優秀賞受賞作の文庫化。 <下> 衆議院統一補欠選挙に出馬した妻の恩師、大原奈津子の頼みで「凶悪犯罪抑止連合」の捜査を開始した元刑事の平澤栄治。 策略家・森崎啓子や抑止連との関係を書きたてる記者・井端純平のキナ臭い動きに翻弄されながらも、栄治の捜査によって補選のカラクリが見えてくる…。 選挙とその周辺に渦巻く数々の策略。 さまざまな人物の思惑が交錯し、それぞれの企みが絡み合うなか、開票日が近づく。 [ 目次 ] <上> <下> [ POP ] 選挙は国費で催す大規模シューカツ。 議員特権もあわせれば年収約5千万の職場だもの。 その消費税額ほどの年収でアップアップしている層から見れば、まさにサマージャンボ1等の前後賞だ。 本書は、「このミステリーがすごい!」大賞の優秀賞受賞作。 東京六区選出の衆院議員がセクハラ容疑で辞職。 補選に立った大原奈津子(犯罪被害者を支援するNPO設立者にして女性学の准教授、人気コメンテーター)の選挙戦を描く。 「未経験の深さ」とか新鮮な日本語に出会えるのもさることながら、トライアンギュレーションという興味深い戦略が出てくる。 これは相手の主張や運動の優れている部分を「模写」(これも新鮮な使い方)し、「残った相違点で勝負を賭けるという戦法」。 対立候補の支援者も耳を傾けやすい。 ほかにも「カラスボーイ」というフェロモン戦略が出てくる。 ウグイス嬢にひっかけた命名で、イケメンの運動員を走らせ、女性票をさらおうというもの。 ヨン様で火のついた世代イチコロだわね。 おされ男子のストリート・スナップ企画が売れる時代。 グラビアで各陣営のカラスボーイ合戦なんていうのも見てみたい。 SMAPの再就職先もこれでいいんじゃないかな。 [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

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2013/04/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

上下巻了。 終わってみれば、本当の悪人はいなかった。 それぞれが、それぞれの信念で動いていた。 のが一番良かったです。 読後感の良さが好きです。

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2012/01/19

衆議院統一補欠選挙に出馬した妻の恩師、大原奈津子の頼みで「凶悪犯罪抑止連合」の捜査を開始した元刑事の平澤栄治。策略家・森崎啓子や抑止連との関係を書きたてる記者・井端純平のキナ臭い動きに翻弄されながらも、栄治の捜査によって補選のカラクリが見えてくる••••••。選挙とその周辺に渦巻...

衆議院統一補欠選挙に出馬した妻の恩師、大原奈津子の頼みで「凶悪犯罪抑止連合」の捜査を開始した元刑事の平澤栄治。策略家・森崎啓子や抑止連との関係を書きたてる記者・井端純平のキナ臭い動きに翻弄されながらも、栄治の捜査によって補選のカラクリが見えてくる••••••。選挙とその周辺に渦巻く数々の策謀。さまざまな人物の思惑が交錯し、それぞれの企みが絡み合うなか、開票日が近づく。

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2011/12/28

途中で多くの伏線らしきものが張られており、どのように料理するのか期待しながら読みました。最後は良い意味で予想を裏切られる展開で、このミス優秀賞も納得ですが、主人公の過去にまつわるエピソードは過剰な演出だと思います。 読み終わってからタイトルの意味を改めて考えると、いろいろな解釈が...

途中で多くの伏線らしきものが張られており、どのように料理するのか期待しながら読みました。最後は良い意味で予想を裏切られる展開で、このミス優秀賞も納得ですが、主人公の過去にまつわるエピソードは過剰な演出だと思います。 読み終わってからタイトルの意味を改めて考えると、いろいろな解釈ができる深い名前だと感心しました。

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2010/12/28

選挙か、選挙以外か、どっちかに絞っても面白かったんじゃないかな~。 というか、後味的に凄く中途半端な気分なのです。

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2010/11/15

上巻から続いて少しずつ問題が解決し、選挙も終盤に。結末は未来へ向けての明るいスタートといった感じかな。終わりに向かってスピーディに進んでいくけど、終わったところで少しモヤッと感。これからどうなるの???と気になってしまった。 上下を通して、選挙がどういう感じで進んでいくのか、候...

上巻から続いて少しずつ問題が解決し、選挙も終盤に。結末は未来へ向けての明るいスタートといった感じかな。終わりに向かってスピーディに進んでいくけど、終わったところで少しモヤッと感。これからどうなるの???と気になってしまった。 上下を通して、選挙がどういう感じで進んでいくのか、候補者やそれを取り巻く人々の熱気が伝わる作品だった。

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2010/04/21

代議士に立候補した女性教授の選挙戦に、数々の問題が謎解きのように襲いかかる先の展開が読めない作品。良い意味で期待を裏切られ楽しめるものの、主題がはっきりしない終わり方にチョット残念。

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2011/09/04

(下)に入り、物語は収束するどころか、様々な伏線を見事に活かして一気に広がる。色んなエピソードがありすぎると、「とっちらかってんなぁ…」ってなりがちだけど、この本は全然ソレが無い。全てが物語とキャラを立たせる材料になってる。 とにかく色々な事が起きて、一気に読んだ。 全然”ダレ”...

(下)に入り、物語は収束するどころか、様々な伏線を見事に活かして一気に広がる。色んなエピソードがありすぎると、「とっちらかってんなぁ…」ってなりがちだけど、この本は全然ソレが無い。全てが物語とキャラを立たせる材料になってる。 とにかく色々な事が起きて、一気に読んだ。 全然”ダレ”無い。(上)⇒(下)と感想を登録したから(普通そうだケド)、国会議事堂が割れちゃった…。

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