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新・幻想と怪奇 の商品レビュー

3.7

11件のお客様レビュー

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2022/02/06

ホラー物は苦手なんだがと思いながら読み始めたが、各作品結構ミステリーっぽいのも多くて面白いのも多かった

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2020/03/14

古典的な怪談から、サイコホラー、ゴシック、SF色の濃いものまで豊富に取り揃えたアンソロジー。 テーマに沿っている訳ではないので、幅広くホラーを楽しみたい人向けかも。

Posted byブクログ

2016/01/30

1975年に全三巻で刊行されたハヤカワ文庫NV『幻想と怪奇』からの流れと思いきや、解説によれば原著は1956年のハヤカワ・ポケット・ミステリ『幻想と怪奇』全二巻(三巻以降の予定もあったが未完に終わったとのこと)だそう。 "英米怪談集"だなんて一種愛らしい副題ま...

1975年に全三巻で刊行されたハヤカワ文庫NV『幻想と怪奇』からの流れと思いきや、解説によれば原著は1956年のハヤカワ・ポケット・ミステリ『幻想と怪奇』全二巻(三巻以降の予定もあったが未完に終わったとのこと)だそう。 "英米怪談集"だなんて一種愛らしい副題までついていたように、収められた作品群はホラーやミステリと呼ぶにはあまりにも古典中の古典、王道中の王道、まさに怪談と呼ぶのがふさわしいと思えるような恐怖譚ばかり。 といって埃じみた一冊かといえばもちろんそんなことはなく、どれをとっても味わい深く、印象的。中にはかなりの血みどろ描写もあるので注意。 マシスンやブロックも現代に通じる独特の怪異を見せてくれます。 私は愉しんで読みました。 編集部名義とはいえ、やはり都筑道夫氏がほぼ編纂されたものだったらしいです。 2009年にしてこの装丁も本当に素敵。 ポケミス!

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2015/06/13

幻想性よりも怪奇性の方が強かったかな。有名作家の作品が多かったが、殆どが初読。「切り裂きジャックはわたしの父」と「射手座」は読み比べると面白い。「不眠の一夜」「ジェリー・マロイの供述」「ひとけのない道路」「奇妙なテナント」などが面白かった。実質14階が13階になるんじゃないの?

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2013/08/18

マーサの夕食/Supper with Martha(ローズマリー・ティンパリー/Rosemary Timperley) 闇が遊びにやってきた/The Dark Came Out to Play...(ゼナ・ヘンダースン/Zenna Chlarson Henderson) 思考の匂...

マーサの夕食/Supper with Martha(ローズマリー・ティンパリー/Rosemary Timperley) 闇が遊びにやってきた/The Dark Came Out to Play...(ゼナ・ヘンダースン/Zenna Chlarson Henderson) 思考の匂い/The Odor of Thought(ロバート・シェクリイ/Robert Sheckley) 不眠の一夜/Insomnia Vobiscum(チャールズ・ボーモント/Charles Beaumont) 銅の鋺/The Copper Bowl(ジョージ・フィ-ルディング・エリオット/George Fielding Eliot) こまどり/The Robin(ゴア・ヴィダール/Gore Vidal) ジェリー・マロイの供述/The Statement of Jerry Malloy(アンソニイ・バウチャー/Anthony Boucher) 虎の尾/Tiger by the Tail(アラン・ナース/Alan Edward Nourse) 切り裂きジャックはわたしの父/My Father the Ripper(フィリップ・ホセ・ファーマー/Philip José Farmer) ひとけのない道路/Lonely Road(リチャード・ウィルスン/Richard Wilson) 奇妙なテナント/The Tenants(ウィリアム・テン/William Tenn) 悪魔を侮るな/The Devil Is Not Mocked(マンリー・ウェイド・ウェルマン/Manly wade Wellman) 暗闇のかくれんぼ/SMEE(A・M・バレイジ/Alfred McLelland Burrage) 万能人形/The Doll That Does Everything(リチャード・マシスン/Richard Burton Matheson) スクリーンの陰に/The Movie People(ロバート・ブロック/Robert Albert Bloch) 射手座/Sagittarius(レイ・ラッセル/Raymond Robert Russell) レイチェルとサイモン/Rachel and Simon(ローズマリー・ティンパリー/Rosemary Timperley)

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2012/03/17

ゾッとしたり、笑ったり、驚いたり、懐かしんだり、バラエティ豊かな短編集。 ロバート・シャクリイの未読の短編「思考の匂い」が読みたくて手にした本です。 「思考の匂い」は、宇宙船の故障で不時着した未知の惑星で、目も耳も無いけど何がしかの方法で獲物を捕食する肉食獣に狙われたらどうする...

ゾッとしたり、笑ったり、驚いたり、懐かしんだり、バラエティ豊かな短編集。 ロバート・シャクリイの未読の短編「思考の匂い」が読みたくて手にした本です。 「思考の匂い」は、宇宙船の故障で不時着した未知の惑星で、目も耳も無いけど何がしかの方法で獲物を捕食する肉食獣に狙われたらどうするかという話。主人公は至って真面目にあれこれ考え命がけで対処していくのだが、それが滑稽でバカバカしく、兎に角面白い。この作品だけでも読んで良かったと思いました。 ただ、シェクリイの「思考の匂い」以外にも楽しめた作品も多く、その中でもリチャード・ウィルスンの「ひとけのない道路」やリチャード・マシスンの「万能人形」、ローズマリー・ティンパリーの「レイチェルとサイモン」は特に面白かったです。 しかし、ジョージ・フィ-ルディング・エリオットの拷問・残酷系ホラー「銅の鋺」だけは生理的に受け付けませんでした。そのような気にさせるのがこの短編の狙いかもしれまんせんが私には無理です。

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2017/08/16

マシスンの「万能人形」だけ読みました。スピルバーグのアニメ、トゥーンシルバニアのラーラドイリー人形を思い出しました。文句なしに面白いです。

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2010/06/23

[ 内容 ] 恐怖とは、人類が知能をもった瞬間から、その生活のすべてについてまわる根源の感情である。 人類は常に、恐怖におののき、恐怖に学び、恐怖を楽しんできた。 女遊びの絶えない夫に妻が放つ痛烈な一撃。 未開の惑星に不時着した乗組員の想像を絶する体験。 何気ない万引事件に発する...

[ 内容 ] 恐怖とは、人類が知能をもった瞬間から、その生活のすべてについてまわる根源の感情である。 人類は常に、恐怖におののき、恐怖に学び、恐怖を楽しんできた。 女遊びの絶えない夫に妻が放つ痛烈な一撃。 未開の惑星に不時着した乗組員の想像を絶する体験。 何気ない万引事件に発する途方もない危機。 囚われた恋人たちを襲う残虐極まりない拷問。 史上最も有名な殺人鬼を父に持った意外な人物。 銀幕の裏側に誰にも知られず隠されてきた秘密。 そして、平凡な日常に不意に現われる幽霊たち…マシスン、ブロックら巨匠たちの知られざる逸品から、ティンパリー、バレイジら忘れられた名人たちの傑作、さらには埋もれた名作やマイナー作家の一発芸まで、恐怖と戦慄の短篇17篇が大集合! 編者のライフワークともいうべき伝説のアンソロジー・シリーズが最新版で登場。 [ 目次 ] [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

Posted byブクログ

2010/04/06

スプラッター、幽霊、SF、モダンホラーまで幅広い作品が集まっていて面白かったです。個人的に、ベタな幽霊譚で展開が読めちゃうけど「暗闇のかくれんぼ」が昔読んだデ・ラ・メアの怪奇幻想譚みたいな雰囲気があって楽しめました。全体的に描写よりも文章の構成重視な印象でした。

Posted byブクログ

2011/03/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

文庫版で出なかったことが唯一の不満。 不条理な喜劇が最後に悪夢になる「奇妙なテナント」、掉尾を飾る「レイチェルとサイモン」が印象に残る。特に後者は一読してジェントル・ゴースト・ストーリーと印象を受けるものの、主人公が取り込まれたのは優しい世界を装った狂気ではなかったのか。 そう考えると背筋に冷たいものが走った。 詳しくはこちらに。 http://rene-tennis.blog.so-net.ne.jp/2011-02-08

Posted byブクログ