図説 地図とあらすじでわかる!聖書 の商品レビュー
『神との対話』を読み、聖書に興味をもった。いきなり原典に挑戦するのはツライ。そこで本書である。地図がついていてビジュアルに理解しやすい。 『旧約聖書』では、断固として罰する神というイメージをもった。
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旧約聖書の天地創造から新約聖書の最後の審判まで、要点をまとめて図表と共に解説したもの 宗教的な解釈や教えではなく、歴史的な視点で語られている部分が多い 私は高校で世界史を習ってないし、倫理もそれほど詳しくはやってない でも四半世紀前にエヴァンゲリオンの影響で考察のためにキリスト...
旧約聖書の天地創造から新約聖書の最後の審判まで、要点をまとめて図表と共に解説したもの 宗教的な解釈や教えではなく、歴史的な視点で語られている部分が多い 私は高校で世界史を習ってないし、倫理もそれほど詳しくはやってない でも四半世紀前にエヴァンゲリオンの影響で考察のためにキリスト教のあれこれを調べて部分的な知識があったわけで それが体系的な知識として整理できたのはよかった 旧約聖書とは、ユダヤ人のユダヤ教徒のための神との契約 してはいけないこと等の律法 神がどのように世界を創り、人はどのように生まれ、どのように楽園を追放されたのか 族長達の時代の後に、神が与えた約束の地イスラエルに至るまで、イスラエル王国の滅亡、そしてバビロン捕囚 新約聖書とは、イエス・キリストによる遍く人々を救うための神との契約 人種や民族、法に囚われない、精神的な心の在りよう イエスの死後に弟子達による福音書として記されたもの 使徒それぞれの視点でイエスの生誕、伝道、磔刑に処せられた後に復活するまで ノアの方舟 バベルの塔 アブラハム ソドムとゴモラの街と塩の柱 出エジプト 約束の地 ルツとナオミ ダビデ王 ソロモン王 バビロン捕囚 見たり聞いたことのある単語の本来の意味がわかる ユダヤ教の中でイエスの存在はあくまで様々な派の一派であったが、よりかけ離れていった 当時ユダヤ人が虐げられていたローマ帝国からの救済を望む民衆 その期待と実際の救済のズレ 奇跡による信者の増加 増えすぎた信者の影響と権力者による扱いづらさ ユダヤ王を自称した罪をでっちあげて磔刑に処す 弟子達はとばっちりを恐れてしらばっくれる マグダラのマリアは女性信者のシンボル的存在 イエスの復活を一番最初に知る 改心した弟子達による布教 ルカの福音書をよく見かける理由がわかった なるほど、我々のような異文化を持った人への布教用のものなのね 恐らく、詳しい人からしたら端折られている部分が多いのだろうけど より詳しく調べるための足がかりとしてはよいまとめ具合だと思う 前述の通り宗教的な教えに関しては深く踏み込んではいないけど 個人的に、隣人愛については理想的な教えだとは思う ただ、その根本には全知全能の一神教という、存在自体が自己矛盾をはらんでいるものを信じるわけにはいかないかな
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聖書に関する本は今まで10冊くらいは読んできたが、聖書のあらすじを知ることだけが目的なら、その中ではベストと言えるだろう。 それほど詳しく書いてあるわけでもないので、読みやすい反面、あれがない、これがないという箇所もあるが、キリスト者ではない私たち一般向けにはこれ位の量がちょう...
聖書に関する本は今まで10冊くらいは読んできたが、聖書のあらすじを知ることだけが目的なら、その中ではベストと言えるだろう。 それほど詳しく書いてあるわけでもないので、読みやすい反面、あれがない、これがないという箇所もあるが、キリスト者ではない私たち一般向けにはこれ位の量がちょうどよいとも思える。 あれがないという箇所の一例を挙げれば、類書では、キリストの最後の言葉は、マルコ伝、マタイ伝、ルカ伝、ヨハネ伝、それぞれが紹介されていることも多いが、本書ではマルコ伝とマタイ伝の記述「神よ、神よ、なぜ私を見捨てられるのですか」のみで解説している。
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中高がカトリックの学校で、聖書はひと通り読んでいる中、主なトピックと大きな流れが図解などで復習できた。 コンパクトでわかりやすく、時間をかけずに聖書世界を旅する方にはお薦め。
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宗教のお勉強を挟みます。 一応、高校がミッションスクールなので、聖書を持ってはいましたが、中身を理解したことがないので、その助けに手にした新書。 断片的に知っている話が出てきてそういうことかと理解してみたり、西洋美術で出てくる名前の由来の話を知ってみたり。 改めて、聖書をじっくり...
宗教のお勉強を挟みます。 一応、高校がミッションスクールなので、聖書を持ってはいましたが、中身を理解したことがないので、その助けに手にした新書。 断片的に知っている話が出てきてそういうことかと理解してみたり、西洋美術で出てくる名前の由来の話を知ってみたり。 改めて、聖書をじっくり読むことはないと思いますが、文化を知るという意味で、頭の整理にはなりました。
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無宗教です。 キリスト教の世界が好きで、いろいろ本を読んできましたが、なかなか体系的に理解するのが難しい。いろんな切り口で概観してはいるけど。 絵画や西洋映画はキリスト教を題材にしている場合が多くある程度理解すると絵画も映画も奥深く理解できる。 この本は「地図」という切り口で旧...
無宗教です。 キリスト教の世界が好きで、いろいろ本を読んできましたが、なかなか体系的に理解するのが難しい。いろんな切り口で概観してはいるけど。 絵画や西洋映画はキリスト教を題材にしている場合が多くある程度理解すると絵画も映画も奥深く理解できる。 この本は「地図」という切り口で旧約聖書と新約聖書を説明している。聖書って、壮大な物語という印象が強いのですが、地図をベースに説明されると、妙に現実帯びて、ほとんど史実?と思ってしまった。実際はどうなんだろう。 部分的にちょっと分りにくいところはありますが。 読み物、というより辞書代わりかな。
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新書版:図説シリーズの1冊です。「聖書の世界観が一目でわかる」と帯にあるとおりの本でした。夏休みの知的探求にお薦めの一冊。キリスト教の理解にも。
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新書版で聖書のあらすじが地図付きでわかりやすい本。 内容は、図解の説明が多くて、歴史や地図などが視覚的にわかりやすい。 聖書を読むときにそばにあると便利な一冊だと思う。
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西洋文化を知る上で絶対切り離せない「書物」 ストーリーはあらかた知っているものでしたが、豊富な地図と聖書での出来事の意図する背景などを お気軽にさらっと理解するに非常に良かった入門書。 凄く基本的なことで 「旧・新約聖書」の「約」とは「訳」ではなく「契約」の「約」だったと思い...
西洋文化を知る上で絶対切り離せない「書物」 ストーリーはあらかた知っているものでしたが、豊富な地図と聖書での出来事の意図する背景などを お気軽にさらっと理解するに非常に良かった入門書。 凄く基本的なことで 「旧・新約聖書」の「約」とは「訳」ではなく「契約」の「約」だったと思い出しました。このような契約と言うものを幼少の頃から意識する文化って少なくと日本にはないよなぁ 権利や義務というものも同じかも?
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古事記・日本書紀のときと同じく、よくわかるような物足りないような。 選民思想・排他主義のユダヤ教がまわりに受け入れられないのは当然だよね。 それに対してキリスト教は商売上手というか、要領がいいかんじ。 だってイエスの教えはものすごーくわかりにくい。ていうかそれ例えになっ...
古事記・日本書紀のときと同じく、よくわかるような物足りないような。 選民思想・排他主義のユダヤ教がまわりに受け入れられないのは当然だよね。 それに対してキリスト教は商売上手というか、要領がいいかんじ。 だってイエスの教えはものすごーくわかりにくい。ていうかそれ例えになってなくない?っていうのもたくさん。 でも、だから解釈次第でどんなひとにも受け入れられる。 うーむ、うまいというかずるいというか・・ 個人的にはユダヤ教のほうがはっきりしててすきかもしれない。頭かたいけど。 たまに、唯一神ヤハウェ、それは理不尽すぎだろーっていうのがあってうける。 宗教って屁理屈なのかもしれない。 もっと現代の信者の実生活と結びつけて解説してくれるものないかしら。文化芸能の源はいつも宗教からなんだもん。
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