行政学 の商品レビュー
161008 中央図書館 コラムや「証言」が適度に混ぜてあって読みやすい。官僚の生態や天下りのデータや大部屋主義の解説など。教科書というよりも読み物の感覚に近い。
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本書は,タイトル通り,行政学の教科書である。文部科学省のいう4単位分の講義用であり,質,分量共に,行政学におけるほぼすべての領域を網羅している。著者の真渕勝は公務員試験の出題委員もしており,その意味でも,「役に立つ」テキストである。また学者にとっても,行政学の全体像を知る手がかり...
本書は,タイトル通り,行政学の教科書である。文部科学省のいう4単位分の講義用であり,質,分量共に,行政学におけるほぼすべての領域を網羅している。著者の真渕勝は公務員試験の出題委員もしており,その意味でも,「役に立つ」テキストである。また学者にとっても,行政学の全体像を知る手がかりとしても有用性がある。個人的には,京大政治学(行政学)の一つの到達点ではなかろうかと。今後,西尾勝『行政学』,村松岐夫『行政学教科書』に代わる,代表的な教科書となるだろう。惜しむらくは,上述の特性の故,持ち運びに不便ということだろうか。
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