日本国怪物列伝 の商品レビュー
図書館で借りた本。著者が選んだ近代の豪傑たち27名を1人10ページ程で紹介している。全員写真付きだが、ヤクザの親分のような雰囲気があり、帝王の貫禄が滲み出ている。職業は様々で右翼左翼、芸術家、作家、政治家、商社マン、記者など。松永安左衛門、田島道治、徳田球一、南喜一、あたりは経済...
図書館で借りた本。著者が選んだ近代の豪傑たち27名を1人10ページ程で紹介している。全員写真付きだが、ヤクザの親分のような雰囲気があり、帝王の貫禄が滲み出ている。職業は様々で右翼左翼、芸術家、作家、政治家、商社マン、記者など。松永安左衛門、田島道治、徳田球一、南喜一、あたりは経済を立て直したり発展させたり、あと生き様とかが興味深かった。
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この著者ならでは書けぬというべき一本。近代日本において、時に世に現れたとらえどころのなき巨大なエネルギーの数々を見事に浮き彫りにしてみせる。辻政信などは、やはり、著者の筆の真面目である。フランス文学畑らしき衒学、ディレッタンティズム、バタ臭き華やぎも、時に、よし。
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近代の人がいっぱいでてきます。意外と知らない人が多いな~という感じでしょうか。知ってる人は面白いのですが、知らない人はあまり興味もって読めませんでした。そういう意味ではかいつまんで読んだ感じですね。
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次から次からフィクサーがでてくるので今の日本にいったいどのくらいのフィクサーがいるんだろうかって気になった。一人こんな何ページかでは物足りないくらいどの人も豪儀で触れ幅が大きい。そして夢野久作のお父さんまでフィクサーとは(知らなかった)。とりあえず木村東介の書いた本は面白そうだか...
次から次からフィクサーがでてくるので今の日本にいったいどのくらいのフィクサーがいるんだろうかって気になった。一人こんな何ページかでは物足りないくらいどの人も豪儀で触れ幅が大きい。そして夢野久作のお父さんまでフィクサーとは(知らなかった)。とりあえず木村東介の書いた本は面白そうだから次に読んでみたい。 あと、菊池寛の写真がワタナベさんに似ていた。非常に。 人一人の言論力とか交渉力とかに非常に力があった時代がうすぐらくて行ってみたいのはこの時代だなあ、それも庶民ではなく。シンプルで、力強い時代だなあ。
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