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親になれない親たち の商品レビュー

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2011/10/29

3部構成でそれぞれ2~3章で一部構成となっている。 1部は、モンスターペアレンツなどの一部クレーマーと化した過干渉の親の問題やネグレクトなどの放棄する親の問題とともに、その背景である少子化、家事などが電化製品で行えること、母親や地域社会の孤立を挙げている。 2部はフロイト、エ...

3部構成でそれぞれ2~3章で一部構成となっている。 1部は、モンスターペアレンツなどの一部クレーマーと化した過干渉の親の問題やネグレクトなどの放棄する親の問題とともに、その背景である少子化、家事などが電化製品で行えること、母親や地域社会の孤立を挙げている。 2部はフロイト、エリクソンの発達段階をあげて、家族社会学の研究を紹介したうえで、独自の6期(原初体、直前、育児、学童親期、青年親期、巣立ち期として、それぞれの特徴と現実の問題点を挙げている。 3部としては、親の影響、政府や自治体、一般的な提言となっている。 特に引用文献の紹介がそれぞれのページにあり、この本から広がりをもって研究できると思う。引用文献も自分が読んだ、家族社会学、家族心理学の有名な本が多いので、要約としてもよいと思う。 新曜社 の本には、親子、家族関係で良書が多いので、ぜひ読んでみたい。

Posted byブクログ