アイルトン・セナ15年目の真実 の商品レビュー

フランコパナリッティ【著】,長谷川信幸【訳】

2012/03/09

彼を、神格化しヒーローとして崇めるなら、この本は読まない方がいいと思う。ただ、彼を1人の人間として捉え、同じ目線にたった上で、彼を、彼の死を受け入れようとする方は、一読に値します。
本当の真実は、結局分からないままですが…

2009/10/07

あの悲劇の日から15年経ち、いつの間にか、自分がセナの年齢を超えていたことに気づく･･･
結局、この本を通しても、真実は明らかにされない。
でも、あの事故で悲しんだのはファンや遺族だけではないことを思い知らされる。
たくさんの人が傷つき、たくさんの苦難を乗り越えて、今の安全なF1がある。
今のF1は規制が多く、どんどんレギュレーションが厳しくなっているため、面白味にかけてしまったと思いがちだけど、ドライバーだけでなく、F1に携わる人全てのことを考えると、致しかたないことなのかも、と思った。
そして、セナが「英雄」でも「ヒーロー」でもなく、F1の裏舞台では一人の人間だったことも痛感させられる1冊。