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本当はヤバくない日本経済 の商品レビュー

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7件のお客様レビュー

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2019/01/02

「日本はダメだ」と言いたがる人が多すぎる。自虐的だよなぁ。 日本はまったくヤバくないんだと思ってた方が気分よく生活できると思いますけどねー。 という意味で読んでみました、この本。 けっこうよかったですよ。

Posted byブクログ

2018/12/08

豊富なデータを基にわかりやすく理論を展開している。決して格調高い文章ではないが、論理的な意見だと思う。ただし、表題にせよ、目次にせよ、円高は怖くないとか、日本は安泰的な表現を強調しすぎだと思う。実際に著者は、そこまで横暴な意見を展開していない。いくら日本の内需が大きいとはいえ、ト...

豊富なデータを基にわかりやすく理論を展開している。決して格調高い文章ではないが、論理的な意見だと思う。ただし、表題にせよ、目次にせよ、円高は怖くないとか、日本は安泰的な表現を強調しすぎだと思う。実際に著者は、そこまで横暴な意見を展開していない。いくら日本の内需が大きいとはいえ、トヨタ、ソニーをはじめとする輸出依存型製造業が我が国経済に与える影響は極めて大きいのであって、実際に日本の自動車産業の利益の8割は米国で上げられている。そこは否定できないし、それら海外で稼いだ利益が内需を支えているのであろう。また、米国がマネープリンティングして自国経済を支えていて危険な状況はわかるけど、$が信頼を得ていれば問題は生起しないので、いつまでも米国の繁栄が続くのではないかとも思える。そのあたりの、米国はどのくらい借金できるのかのコンサルタントらしい定量分析がほしい。

Posted byブクログ

2011/08/27

最近、転職していかにデータを読み解くかの スキルを覚えるべきだな〜とおもってるので この作者は信用できる。 数字がすべてじゃないけど現実は真水で みないとね。

Posted byブクログ

2011/06/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 昨年の参院選に自民党から出馬した「2ちゃんねる」出身の経済評論家の著書。  主題は、マスメディアやエコノミストによる「外需依存国で、多くの借金を抱える日本は円高によって破綻する」という説のデタラメを暴くというもの。  つまり、 ・日本は相対的に内需依存国で、世界一の個人資産を持つ ・国債の9割以上は国内で消化される国民の資産だから、デフォルトに陥ることはない ・円高は購買力を上げ、個人消費を活性化させる ・輸出産業の伸び悩みは円高よりも輸出先の需要の縮小が原因 といったことを述べている。  私は「国民一人あたりの借金は700万円になんなんとする!日本オワタ」的な悲観論ばかり強調するマスメディアや評論家には疑問を持っていたが、この本の内容も鵜呑みにできないのも確か。    例えば、現在のようなデフレ期の円高の内需への悪影響についてはこの記事(ttp://voiceplus-php.jp/archive/detail.jsp?id=249)が詳しい。  1ドル=200円が100円になれば、100万円の輸入品を50万円で買える。だが、5000ドル(100万円)の輸出品を1万ドル(100万円)で売るわけにはいかず、5000ドルを維持せざるを得ない。こうして輸入品も輸出品も価格が半分になる。1ドル=100円が200円になれば、これとちょうど逆の現象が起き、為替レートが変化しても交易条件は変化しない。  また、円高→原材料価格の低下→購買力向上→内需拡大とはならず、円高→輸入品の価格低下→合わせて国内商品の価格も低下→雇用・内需縮小→デフレ となることが述べられている。これで1ドル=82円前後というバブル期並の為替レートが適正と言われても首を傾げてしまう。  また、失業率や経済的格差についても「日本ほど失業率が低くて格差のない国はない。他の国よりはマシ」という一言程度で済ませている。  日本の個人資産は、確かに金額だけ見れば世界一(総計1421兆円・平均1439万円)ですが、これは60歳以上の高齢者が大きく平均を引き上げての数字で、およそ6割はこの平均値を下回っている(http://www.anti-rothschild.net/truth/column/part1_12.html)。  さらに、この平均1439万円という額は個人事業主の事業用資金も含むので、額面だけ見て「世界一だ!」と楽観的に見ることはできない。高齢者の個人資産も少数に集中している可能性もあるし。  全体的には短所にはほとんど触れず、悲観論者のちょうど裏返しのような内容になっている。とりあえず、必要以上に日本の将来に悲観的になる必要はないし、そんな悲観的な雰囲気を作り出している連中に反発したい気持ちはわかるが…     この本で使われているデータは全体的に正しく、日本経済の現状を認識するには、その辺のマスメディアよりも役に立つ思といます。この本に載っている日本の経済的リソースをうまく用いることができれば、不況脱出も難しくはないと思います。日本経済悲観論に辟易している人にとっては良いのではないでしょうか。

Posted byブクログ

2010/04/18

最近なにかと注目されてる三橋貴明さんの著書。 他のシリーズ本も読んだけど、論理的でわかりやすくおもしろいから好き。 実際の経済は政治が絡むから、予言めいたところは必ずしも当たるとは限らないけど、経済の本質や実態を判断する力がつくと思う。

Posted byブクログ

2009/10/04

日本経済は破綻するのか。 答えはNo. もし、その答えがYesだとしても、如何にしてNoにするかが重要であり、 ダブルスタンダードな日本破綻論はなくなってしかるべき。

Posted byブクログ

2009/10/04

冒頭を要約する。 「外需依存国家である日本は、円高の影響で輸出企業が壊滅、経済破綻する!」 新聞、TV、雑誌でよく見るこの意見は四重に間違っている。 1.日本は外需依存国家ではない 2.実質実効為替レートで見ると、現在の為替ルート、それほど円高とは言えない 3.そ...

冒頭を要約する。 「外需依存国家である日本は、円高の影響で輸出企業が壊滅、経済破綻する!」 新聞、TV、雑誌でよく見るこの意見は四重に間違っている。 1.日本は外需依存国家ではない 2.実質実効為替レートで見ると、現在の為替ルート、それほど円高とは言えない 3.そもそも、輸出企業が苦境に陥っている最大の理由は、円高ではない 4.未だかつて、通貨高で経済破綻した国は存在しない。逆の例、つまり通貨暴落で経済破綻した国は、山ほどある 本書はこの主張の裏付けを世界各国の実データと比較し検証している。筆者は日本経済は安心、安泰だとは言ってないがでたらめな記事で過剰に不安を煽るマスコミに怒っている。本来なら取り上げるべき問題である貧困層の増大、中間層の減少の触れてないのは既にマスコミが大きく取り上げている問題だし、本書のテーマがぶれるからだろう。日本悲観論のカウンターとしてかなり分かりやすい本。『ドル崩壊!』よりも専門用語は少なく分かりやすいのでお勧めである。

Posted byブクログ