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マルクス『資本論』入門 の商品レビュー

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2019/07/20

タイトルには「資本論入門」とありますが、『資本論』の内容をわかりやすく解説している本というよりも、『資本論』の現代的可能性についてごく簡単な見取り図を示した論考やエッセイなどが中心になっているような印象を受けます。 宇野弘蔵の高弟である伊藤誠を中心に、宇野派のマルクス経済学者た...

タイトルには「資本論入門」とありますが、『資本論』の内容をわかりやすく解説している本というよりも、『資本論』の現代的可能性についてごく簡単な見取り図を示した論考やエッセイなどが中心になっているような印象を受けます。 宇野弘蔵の高弟である伊藤誠を中心に、宇野派のマルクス経済学者たちによる『資本論』解釈がめだちますが、哲学者の萱野稔人や、ソ連や日本の思想史にかんする研究で知られる白井聡が、現代的な観点からマルクスの思想がもつ意義を論じた論考も収録されています。 長原豊の「恐慌はなぜおこるのか」は、宇野の『恐慌論』のエッセンスを、かみくだいたことばで解説しています。また田崎英明の「現代思想としてのマルクス主義―二十世紀からネグりまで」は、マルクス解釈の歴史を簡潔に解説しています。

Posted byブクログ

2017/01/14

Lecture1伊藤誠の部分と Lecture3萱野稔人の部分は面白く、さらに先の参照文献を読みたくなったが、それ以外はわかりにくく(笑)、おもしろくない。

Posted byブクログ