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レッドゾーン(下) の商品レビュー

3.9

56件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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2011/10/14

謎が全て解決する巻です。スーッと読み進められたのでおもしろかったです。 会社法と会計の入門知識があれば容易に楽しく読めると思います。 金型技術を勉強したことがよくわかる部分も見受けられました。 2008、2009年あたりを舞台とした話なので、現在と事情が多少異なっていて、しらける...

謎が全て解決する巻です。スーッと読み進められたのでおもしろかったです。 会社法と会計の入門知識があれば容易に楽しく読めると思います。 金型技術を勉強したことがよくわかる部分も見受けられました。 2008、2009年あたりを舞台とした話なので、現在と事情が多少異なっていて、しらけるような部分があるのはしょうがないことですね。 読み終わってわかることですが、本筋とほとんど関係の無い話があったのが少し残念です。

Posted byブクログ

2011/09/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

真山仁さんのハゲタカシリーズの第3作目。 中国の若手投資家、国家ファンドのCICに翻弄されながら、日本の自動車トップメーカーの「アカマ自動車」を彼らから守るということで、鷲津が活躍するという話。 最初の方は、昔のようなギラギラ感は少し薄れ、後半になるにつれて昔のギラギラ感が戻ってくるといった感じ。前2作よりは少し気落ちしてしまった気がした。しかし、スピード感といったもの、緊張感ということより、戦略を練りに練って、したたかな情報収集、観察の上で獲物を狙いに行くという感じにシフトチェンジしていった感がある。天高く飛び続けるイヌワシが、一番狙い安い時をじっくりまって、その間に獲物をしっかりと観察、吟味を繰り返し確実に狙いに行くような感じだ。小説の中の人間に人格があるとすれば、それが経験をつみ成長していったと考えることもあると思う。 映画を先に見てしまっていたからだろうか、そのストーリーが常に頭にあって読み進めていたから、映画のストーリーと大きく違う点に違和感があった。だからがっかり感が否めないのかな?映画は面白かった(笑) 企業小説は何かがモデルになっていることが多いけど、この作品は、今後の日本企業を見越したような、予言しているような作品になっている分怖さを感じながら読み進めた。GDPが世界2位となった中国。製造業の勢いは欧米、日本以上である、しかしその技術はまだまだ甘いところがある。中国企業、国家が狙っているのはそこである。 新幹線の技術を生かして中国高速鉄道ができた。しかし最近その事故もあり、国民からの反発も多かった。日本は新幹線による大規模の事故は起きていない。細かい事実確認等はここでは書けないけども、このことだけでも、まだ日本の技術はTOPだということはわかる。 とりわけ、今回は製造業の現場に着目した点が多かった。アカマ自動車は製造業の雄。曙電機の専務であった芝野さんは、自らの役目が終わったといって職を辞して、大阪の「マジテック」という中小技術提供会社の専務になり、その企業を再生していく。職人の技術を機械でよみとり、それをデータベースとして保存し、技術の伝承、機械化を考える国家プロジェクトも現れてくる。 先日富山県の商工会議所?だったかは忘れたけど、地方都市で需要が少なくなり、埋没しそうな日本の技術を需要があるアジア諸国で工場を作り、生き残りを掛けた戦いもあるようだ。 ドラマ、映画、小説はその時流をテーマに持ってくることを大切にしている。最新刊の本で現代を知る上でも、本を読むことは大切だ。また、ちょっと昔の作品を通して現代を知る上の基盤を知ることも大切だと思う。

Posted byブクログ

2011/09/05

結局、芝野はどうなったんだ?? ビジネス小説といえるのかどうかわからないレベルの人間描写に偏った作品であると思う。この人はいつもそうだけど。

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2011/06/24

あまりにもすべてを強引に解決した感はあるが、概ね面白く、一気に読んでしまった。 壮絶な騙し合いが格好良い!

Posted byブクログ

2011/05/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「ハゲタカ」シリーズ。 1兆5000億ドルの外貨準備高を元手に、中国が立ち上げた国家ファンド。標的は、日本最大の自動車メーカー・アカマ自動車。巨額の貿易黒字でため込んだ「赤いドル」で、“ものづくり大国”日本の技術を狙おうと、攻撃を仕掛けてくる。 裏で蠢くのは、得体の知れない中国政府、香港の財閥、中国国家ファンド、アメリカ最大のファンド。創業者一族の呪縛を切れずに窮地に陥ったアカマ自動車を買収から救える手だてはあるのか。 緊迫感あったわ~。いつも通り。あっという間に上下巻を読み終わってしまった。“ものづくり大国”日本を掲げながらも、企業を守るために何も手だてをしない日本政府、自社の保身を考える余り鎖国政策を取ろうとする企業、買収というテロに右往左往するばかりの企業。読んでいると事実だろうと思ってなんか虚しくなってしまうけど、仕方がないのかもという諦観の思いも。。巨大国家・共産主義の中国は怖い。日本は、日本人は、お人好し過ぎる。海外に対して。それがいい点でもあるのだけど、性善説過ぎると思う。もっとしたたかでいないと。海外に対しては。東日本大震災であっぷあっぷしてる渦中の日本に、竹島しかり、北方領土しかり。性悪説を取れとはいわないけど、日本に危機感はあるのかしら? 

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2011/04/07

出たっ!!中国。わかるわかる。うちの会社も上場したら上海が来る!?深せん!?アランの死の真相がわかったけどマジテック社のその後も気になる。

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2010/11/23

本の内容 ハゲタカ・鷲津政彦が中国巨大資本と激突! アカマ自動車包囲網が絞られるなか、後継社長をめぐる内紛が勃発し、さらなる窮地に。日本のフラッグシップは中国に買われてしまうのか。大人気シリーズ最新刊!

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2010/10/21

2010/10/21 読了。 ハゲタカシリーズの第3弾。中国でのビジネスにおけるリスクや、共産党の市場への介入等、勉強になった。

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2010/07/01

ハゲタカシリーズ第3作目下巻。 後半1/3あたりで物語は急加速、するかに見えてしなかった。 結局アランの死の真相が分かったが、大掛かりなディールというのに裏工作が多かった。 1作目のあのたまらないスピード感ある攻防戦はこの作品にはない。 正直、かなり物足りなさを感じる。 ただ...

ハゲタカシリーズ第3作目下巻。 後半1/3あたりで物語は急加速、するかに見えてしなかった。 結局アランの死の真相が分かったが、大掛かりなディールというのに裏工作が多かった。 1作目のあのたまらないスピード感ある攻防戦はこの作品にはない。 正直、かなり物足りなさを感じる。 ただ、この作品を通して中国の抱える問題がすっきり頭に入ってきた。 「あの国に法律や秩序は存在しない。」 上巻の最初の部分に出てきた言葉だが、的を得ていると、読了後に思った。 企業買収というよりは、中国の経済事情がよくわかる1作だと個人的に思う。

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2010/06/15

ハゲタカのシリーズ3にあたるわけだが、このシリーズだけなら★は3つ。しかし、シリーズ1~2にかけてが面白かったので★4つ。 企業買収や銀行と企業のかかわりが小説を読みながら何となく理解できて、楽しめてしまう。 きっかけには良い小説かもしれない。 その一方で小説らしいほど小説な本だ...

ハゲタカのシリーズ3にあたるわけだが、このシリーズだけなら★は3つ。しかし、シリーズ1~2にかけてが面白かったので★4つ。 企業買収や銀行と企業のかかわりが小説を読みながら何となく理解できて、楽しめてしまう。 きっかけには良い小説かもしれない。 その一方で小説らしいほど小説な本だとも思った。

Posted byブクログ