どうしてぼくをいじめるの? の商品レビュー
誤解からはじまる言いがかりや悪口。いくら否定しても、いや否定すればするほどどうしようもなくなる。クラスメイトや先生にまで誤解されて。でも家族はちゃんと話を聞いてくれた。小さい妹が真理をついた。そこからの反撃はお見事。家族という味方と絶対やっていないという真実と信念でひっくり返した...
誤解からはじまる言いがかりや悪口。いくら否定しても、いや否定すればするほどどうしようもなくなる。クラスメイトや先生にまで誤解されて。でも家族はちゃんと話を聞いてくれた。小さい妹が真理をついた。そこからの反撃はお見事。家族という味方と絶対やっていないという真実と信念でひっくり返した。知恵とユーモアの勝ち。この本の通りにはいかなくても誰かしら味方はいて何かしら突破口はあるって知ってくれたら。絶望しなくていい。
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主人公マーヴィンは、鼻をほじったといわれて、先生やみんなにきらわれます。ぼくも昔いじめられていたけど、これで立ち直りました。ぜひ、ひ害にあっている方は読んでみてください。
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9歳の男の子マーヴィン・レッドポスト君。ゲーム(遊び)の最中に「鼻をほじってた」とからかわれ、広がる噂にどんなに抵抗しても歯止めがかからず、親友やクラスの仲間たちに相手にされなくなり、果てには先生にまで誤解されてしまう。どうしていいのかわからず、孤立し追いつめられ、9歳にしてボク...
9歳の男の子マーヴィン・レッドポスト君。ゲーム(遊び)の最中に「鼻をほじってた」とからかわれ、広がる噂にどんなに抵抗しても歯止めがかからず、親友やクラスの仲間たちに相手にされなくなり、果てには先生にまで誤解されてしまう。どうしていいのかわからず、孤立し追いつめられ、9歳にしてボクの人生は終わってしまうのかと思う程に悩む少年...。 いじめる側、いじめられる側の描写も程好く描かれ、自分の経験描写とピタリ重なる。なんて重く、暗い話の幕開け。親友も学校の先生までもが誤解しているし...。展開が気になる。結末が気になる。急く気持ちを抑えながら、次の頁へと...。 マーヴィンの異変に気づいた両親に問われ、両親・兄妹の前に事のいきさつを打ち明けるも「いじめ」を一発解決できる妙手妙法があるわけもない。これも現実。 途方に暮れる中、4歳の妹、リンジーの何気ない一言によってマーヴィンは立ち向かうヒントを得るのだ。 ここからどうする? ますます結末が気になるが...。あとは皆さんの目で確かめて。 「いじめ」をテーマにする書物は沢山あるが、いじめの真中にある子ども達に、踏ん張る勇気や自分にも出来そうだと光を与えてくれるものは多くはない。しかし、ルイス・サッカー氏はそこへ見事に入り込んで、家族や友だちの大切さを示し、勇気をもって「いじめ」をはね返す力を注入し、優しく背中を押して送り出してくれるのだ。あっぱれ!ルイス。
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「先生と老犬とぼく」に続いてマーヴィン・レッドポストシリーズの二冊目(本国での刊行はこれが第二巻で「先生と…」は四巻目らしい)を読了。ボールゲームでのいさかいがもとで、マーヴィンへのからかいがはじまる。身におぼえのないマーヴィンは当然激しく反発するのだが、悲しいかな、このテのこと...
「先生と老犬とぼく」に続いてマーヴィン・レッドポストシリーズの二冊目(本国での刊行はこれが第二巻で「先生と…」は四巻目らしい)を読了。ボールゲームでのいさかいがもとで、マーヴィンへのからかいがはじまる。身におぼえのないマーヴィンは当然激しく反発するのだが、悲しいかな、このテのことは事を荒立てればかえって火に油をそそぐことになるのが世の常で……という話。仲がよかったはずの友だちまで簡単にからかいにノってしまうというのもすごくありがちな展開。 ありがちな展開なのだが主人公にとってはもちろん初めてのことで、しかもこのマーヴィンはかなり素直な子どもとして描かれているので、そのナイーブな反応が身につまされる。「先生と…」でもそうだが、この年齢(8~10歳くらい)の子どもたちがいろいろなシチュエーションに遭遇して、それらに翻弄されながら経験を重ねていく様子を、同じ年齢の子どもたちが主人公によりそうようにしながらたどっていけるだろう。「いじめ」に関して本質的な解決は困難であっても、作中で描かれている類のものについてはなかなか上手い処理がされていると思う。
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2009.5.25 「マーヴィン・レッドポスト」シリーズ第2巻 と訳者あとがきに書いてあるので、 第1巻も読んでみたい。
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