ZOKURANGER の商品レビュー
図書館で借りた。 ZOKU、ZOKUDAMの登場人物を使った 戦隊ものの話。 前の2作の方が面白く感じた。 大学の中での怪しい人たちの話を ただ読んでいるだけの気分になった。 所々のネタは面白いけれど、全体を通すと パッとしない印象を受けた。
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初めての森博嗣さんに この本を選んだのは、きっと間違ってるんだろうな。 おっそろしくくだらない。 だけども、なんだろ ニヤニヤが止まらない。 けっこう好きだ。 Pink最高。
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ZOKUシリーズの3弾で、今度は大学が舞台となる。登場人物は准教授や助教の役を割り当てられて、大学や学問を風刺する。まぁ、ほとんどコミック、漫画の世界。これって、実際に准教授の森さんがストレス解消に書いてるんじゃないだろうか(^^;・・もう教授になったのかな?退官して作家に専念す...
ZOKUシリーズの3弾で、今度は大学が舞台となる。登場人物は准教授や助教の役を割り当てられて、大学や学問を風刺する。まぁ、ほとんどコミック、漫画の世界。これって、実際に准教授の森さんがストレス解消に書いてるんじゃないだろうか(^^;・・もう教授になったのかな?退官して作家に専念するなら、ネタとして使ってるはずだし・・ しかし、シリーズで慣れてるからいいけど、試しに新作で森作品を読もうとした人には「何じゃ、こりゃ」で次は読まないだろうな(^^;
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“「ちょっと、君……」 永良は揖斐に抱きついてきた。椅子のキャスタが滑り、揖斐はデスクの端まで移動して、キャビネットにぶつかった。彼女は、ほとんど揖斐の膝の上に跨がった状態である。 「抜け駆けっていいません?」 「あの、永良先生、ちょっと、これは……」 「野乃と呼んで」 「いやい...
“「ちょっと、君……」 永良は揖斐に抱きついてきた。椅子のキャスタが滑り、揖斐はデスクの端まで移動して、キャビネットにぶつかった。彼女は、ほとんど揖斐の膝の上に跨がった状態である。 「抜け駆けっていいません?」 「あの、永良先生、ちょっと、これは……」 「野乃と呼んで」 「いやいや、そういうことではなくて、これは駄目ですよ、こんな……。永良先生!」 「野乃と呼びなさい!」ヒステリックな声で彼女が叫ぶ。 隣の部屋に聞こえるのではないか、と揖斐は心配になった。それよりも、身の危険を感じた。明らかに、彼女は変だ。いつもとは違う。なにかに取り憑かれているような虚ろな目をしている。その目が、彼の顔から十センチくらいの位置にあった。これ以上接近したら、メガネがぶつかる。否、そういう問題ではなく、なんというのか、臨界を越えそうな気がする。違うな、うまく表現できない。” 会話が半端なく面白い。 “「未来の方が奥になりますか?手前になりますか?」 「えっと……」斉藤は目を細めて思い出す。「未来の方が手前になります。目の前に見えますね」 「なるほど、そうですか。そうなると……」揖斐はゆっくりと煙を吐いた。そして、そこで少し口許を緩める。なにか可笑しいことでもあったように。 「そうなると?」気になったので、斉藤は尋ねた。 「いえ、目が寄ってしまいますね」揖斐は答える。 三秒間ほど、意味がわからなかった。しかし、わかったときにも笑えなかった。 しばらく、二人の間に沈黙があった。” 視点が章ごとに変わるのも良かった。 おかしな思考が楽しい。 ……ただ、結局のところ、これは一体どういった話なのだろう? “イエローはずっと一緒についてきた。レッドが自分の部屋に入っても、まだ彼女がいた。 「どうして、僕の部屋へ?」レッドは尋ねた。 イエローは少し首を傾げた。考えているようだ。そして、こう答えるのだった。 「なにかが、終わった気がするわ」 「どうして?」 「なんとなく……」 「いや、でも、明日はある。明後日もある」 「そうね」 二人は自然な近づいた。そっと抱き合い、そして顔を近づけた。 「ポリカーボネートだ」レッドは気づいた。 「え、何?」 ヘルメットが邪魔だった。”
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民間企業の研究所から転職し、大学の情報学科准教授に就任したロミ・品川は、研究環境改善委員会の委員を務めることになった。月に1、2回開催される、他の学内委員会と大きな違いはない役職だ。5人の委員全員にそれぞれの色違いのユニフォームとヘルメットがある以外は…。
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うーむ、おもしろいじゃないか。大学教員の狭い世界(笑)を舞台に、不可思議な戦隊ものコメディ。 でも、大学人しか面白くないんじゃないのかなー、そうでもないのかなぁ。
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会心!〜民間企業から大学の準教授に招かれたロミ品川はソフト系の制御が専門だが,学部生だけを相手にし,院生の面倒は未だ。しかし,各種委員の仕事が当てられて,その中に研究環境改善委員会があった。滅多にメンバは変わらないと云う。予感はした〜職場として大学というのを捉えると不思議が一杯。...
会心!〜民間企業から大学の準教授に招かれたロミ品川はソフト系の制御が専門だが,学部生だけを相手にし,院生の面倒は未だ。しかし,各種委員の仕事が当てられて,その中に研究環境改善委員会があった。滅多にメンバは変わらないと云う。予感はした〜職場として大学というのを捉えると不思議が一杯。先生は監視されて居らず,休んでいても叱責を受けることもない。昼間は学生の世話と講義と委員会などの各種会議という雑務に追われ,研究と呼ばれる本来の仕事(最終的に論文を揚げる)のはもっぱら夜。何が目的か解らない変な委員会もある。金の使い方も勝手次第。助教に頭の上がらない教授や準教授もいて,事務職はサラリーマン
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最近、仕事柄、理系の人と触れる機会が多く、理系の人の考えた方の面白さに触れ、興味を持っていた。そんな時、この作品を書店で見つけ、その設定の奇抜さや、装丁に一目ぼれし、購入に至った。どちらかと言うと前者は後付けである。 作者である森博嗣さんはとても有名で人気のある作家さんだった...
最近、仕事柄、理系の人と触れる機会が多く、理系の人の考えた方の面白さに触れ、興味を持っていた。そんな時、この作品を書店で見つけ、その設定の奇抜さや、装丁に一目ぼれし、購入に至った。どちらかと言うと前者は後付けである。 作者である森博嗣さんはとても有名で人気のある作家さんだったのでいつか手にとってみたいと思っていたことも購読に至った理由になるかな。 さて、感想だが・・・なんとシュールで馬鹿げているんだろう、とまず言っておこう。それこそ僕の求めていた尖りに尖った理系の人々がたくさん出てきて、尖りに尖った思考で、行動を起こしていく。果たしてこれらの行動に意味があるのか。ゴレ○ジャー的な設定に意味があるのか。むしろこの作品に何か意味があるのか。そんなことを考えるのが馬鹿馬鹿しくなるくらいに全篇に漂うシュールさに酔いしれ、なんか良く分からないけど面白かったと言った感覚である。 そもそも、この作品を手に取った時点でこういった感覚を期待していたような気がするので、まぁ、思惑通りというべきか。 ただ、この作品で著者を評価することは出来んな。興味は持ったのでまた他のもうちょっと本気な作品を読んでみたい。 (2009.04.28)
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