ナンパを科学する の商品レビュー
タイトルで損をしている典型。 多くの人が、上手くナンパをするために科学的根拠を求めて本を手に取ったであろうに、ナンパを受ける側の目線からの考察が中心。 科学的根拠には富んでいるが、そこから導き出される結論は実用性が薄い。(ナンパする側、される側双方にとって)
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[ 内容 ] 進化心理学で解き明かす、ヒトの性行動のふしぎ! 最新の研究成果も多数掲載。 [ 目次 ] 序章 ナンパ・痴漢をどうやって研究するか 1章 女性にスキがあるの? 2章 ふたつの性戦略 3章 ナンパ相手の選び方 4章 悪い男がモテるわけ 5章 芸能人は離婚が多い? 6...
[ 内容 ] 進化心理学で解き明かす、ヒトの性行動のふしぎ! 最新の研究成果も多数掲載。 [ 目次 ] 序章 ナンパ・痴漢をどうやって研究するか 1章 女性にスキがあるの? 2章 ふたつの性戦略 3章 ナンパ相手の選び方 4章 悪い男がモテるわけ 5章 芸能人は離婚が多い? 6章 環境に応答するホルモン 終章 配偶行動にはコミュニケーションが必要だ [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]
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著者自身,ナンパや痴漢に遭いやすいらしく,それがこの研究をする動機になったという。オビでは「どうして美人がナンパされるとはかぎらないの?」「男性と女性では浮気の理由が違うって本当?」「なぜ彼女は何回も悪い男にひっかかるの?」などの疑問を進化心理学で解き明かすと謳っている。 書...
著者自身,ナンパや痴漢に遭いやすいらしく,それがこの研究をする動機になったという。オビでは「どうして美人がナンパされるとはかぎらないの?」「男性と女性では浮気の理由が違うって本当?」「なぜ彼女は何回も悪い男にひっかかるの?」などの疑問を進化心理学で解き明かすと謳っている。 書名に反して,見知らぬ他者からの性的アプローチ=ナンパに特に限った話ではなく,男女の性行動一般を学問的に説明する感じ。どこかで読んだような知識がいろいろと散りばめられている印象。Nスペでも以前男女の役割分担の進化についてやってたな。ハネムーン効果やクーリッジ効果が興味深い。
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タイトルに惹かれて読んだものの、枝葉末節が長くて飽きがきてしまいました。 試みは斬新ですが、言っていることもそれほど斬新ではなかった気がします。
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ナンパを行動心理学の面から深掘りするというお題目の元に、行動心理学の様々な内容を丁寧に説明する本。タイトルにあるナンパに関する明確な結論は結局わからないままだが、行動心理学の様々な実験などを細かく説明している。学術文献のような構成・文章だが、章・節の最初でその章・節の内容を俯瞰す...
ナンパを行動心理学の面から深掘りするというお題目の元に、行動心理学の様々な内容を丁寧に説明する本。タイトルにあるナンパに関する明確な結論は結局わからないままだが、行動心理学の様々な実験などを細かく説明している。学術文献のような構成・文章だが、章・節の最初でその章・節の内容を俯瞰する内容が書いてあるため、わりと読みやすい。 読んだ感想だが、面白いが一般読者向けではない。著者が想定した読者は、おそらく行動心理学を学ぶ初学者だろう。研究室に配属されて輪講でこの本をテキストにして行動心理学の概要を学ぶ、そういったことを想定しているのではないだろうか。このため、大量の引用文献、実験の意図と方法の詳細な説明がある。結果の解釈は論理性に掛けるものも多い気がするが、たぶん論文を読めって事なんだろう。 期待した内容ではなかったが、基礎の基礎の基礎知識のかけらを得られたので悪くない本だと思う(行動心理学を学びたい気持ちがあればもっと評価が高くなると思う)。 ●面白かった点 実験の意図や方法を詳細に説明している点。学術文献らしく、筋の通った展開で話が進む点。 ●気になった点 様々なことに触れているため、内容が散漫になっている点。図を引用して内容を解説しているが、その内容がイマイチ論理的に納得できない点。
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◇女性にとって関心のない男性からの性的アプローチは、平均的な異性愛男性にとっての男性からの性的アプローチに匹敵するくらい心外で困惑する経験であり、8 ◇ポリティカリィ・コレクトネス(非差別的で、政治的に正しい考えられる発言様式)11 ◇クーリッジ効果221 ある特定のメスに飽...
◇女性にとって関心のない男性からの性的アプローチは、平均的な異性愛男性にとっての男性からの性的アプローチに匹敵するくらい心外で困惑する経験であり、8 ◇ポリティカリィ・コレクトネス(非差別的で、政治的に正しい考えられる発言様式)11 ◇クーリッジ効果221 ある特定のメスに飽きて性行為をしなくなってしまったオスに新しいメスをあてがうと性的能力が回復する効果 ◇これまでの章で、ナンパによくあう女性は短期的配偶戦略への指向性が高い傾向があること、また短期的配偶戦略への指向性が高い人は、周囲の期待に合わせて感情表出を調節したりうまく自分の印象を操作したりといったセルフ・モニタリングの傾向が強いことを示してきた。
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「なぜ私に?」 ナンパに遭うとき、チカンされるとき、そう思わない女性はいないだろう。女はいくらでもいるのに「なぜ私に?」と。自身のそうした思いに端を発したという本書は、進化心理学的な立場からナンパを考察。男は性的対象とする女をどう選んでいるのか、女性は結婚する男・恋愛する男をどう...
「なぜ私に?」 ナンパに遭うとき、チカンされるとき、そう思わない女性はいないだろう。女はいくらでもいるのに「なぜ私に?」と。自身のそうした思いに端を発したという本書は、進化心理学的な立場からナンパを考察。男は性的対象とする女をどう選んでいるのか、女性は結婚する男・恋愛する男をどう選り好みするのか。<性行動を巡る利害関係には男性と女性では本質的に一致しない点があること>を示す、数々の研究が紹介されている。 たとえば、女性はどんな顔の男性を好むか? 自分にすでに恋人がいる場合、もしくは短期的な性的関係を持つ相手を求めている場合に、より「男性顔」の男を好むのだそうだ。また、セルフ・モニタリング(コミュニケーション能力)に注目し、<傑出した芸能人である(中略)ことと、離婚や浮気をしやすいという行動形質の両方をもたらす生物学的な素質が存在する可能性は高い>と結論したりするところもユニーク。 タイトルは柔らかいが、ナカミはかなり硬質で、読み応えがある。これから「竹内久美子っておもしろいよね」という人がいたら、ぜひこっちを読めとすすめたい。
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学術書だな。論文に近いと思います。もっと一般的かと思ったら、割と遺伝子レベルまで落としこんで話が進み、でもって結局ナンパされやすい人の性質とかそこまではわからないという。 途中で嫌な予感はしたのですがなんとなく読了。
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最近売り出し中の美人?進化心理学者(もといホルモン研究者?)のお仕事。何かイマイチでしたねぇ。問いを突き詰め切れていないというか。ナンパされやすい女性は何故ナンパされやすいのか結局良く分らない。断続的に読んだから理解できてないだけか(汗
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非常によく勉強している。知らなかった研究もたくさん。一方で坂口先生の専門の科学者としてのオリジナルの貢献がどこらへんにあるのかよくわからんような気もする。でもこんだけ新しい研究おっかけてくれてたらそんなもんいらんかもな。 → ちゃんと読みなおすと坂口先生のオリジナルな貢献も...
非常によく勉強している。知らなかった研究もたくさん。一方で坂口先生の専門の科学者としてのオリジナルの貢献がどこらへんにあるのかよくわからんような気もする。でもこんだけ新しい研究おっかけてくれてたらそんなもんいらんかもな。 → ちゃんと読みなおすと坂口先生のオリジナルな貢献もすごくでかい。 偉い!
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