バガボンド(30) の商品レビュー
小次郎との実力の違いを見せつけられた小川家直は、剣の道を捨て、小次郎を細川家の剣術指南役に取り立てることを固く決意します。こうして小次郎は、光悦のもとを去り、小倉へと旅立っていくことになります。 一方の武蔵も、京都所司代の板倉から士官の道を勧められることになります。しかし、彼の...
小次郎との実力の違いを見せつけられた小川家直は、剣の道を捨て、小次郎を細川家の剣術指南役に取り立てることを固く決意します。こうして小次郎は、光悦のもとを去り、小倉へと旅立っていくことになります。 一方の武蔵も、京都所司代の板倉から士官の道を勧められることになります。しかし、彼の中に眠る剣の道への思いはなおも立ちがたく、彼はふたたび旅立つことを決意します。 おつうと、彼女のもとに幽霊となって現われた植田のエピソードは、シリアスな展開の中で若干場違いな印象も受けますが、マンガらしいユーモアと具象的な心情描写となっていると言えるのではないかと思います。
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追い風の小次郎と自分を見つめ直す武蔵。キーワード。宍戸梅軒戦から意識している「殺し合いの螺旋」と、小さい頃からずっと引きずっている「天下無双」。底まで落ちたからこそ見えてくるものがある。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
難解でオーバーだと感じる表現もあるんだけど、読んでいてすごく心地良い。 でも表現において、作者自身も作品のことを隅々まで論理的に把握出来ないということがあるんじゃないだろうか。だから読んでいて気持ち良いような気がする。
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武蔵の幸せを祈るおつうに対し、武蔵が行った吉岡70人斬りで死んでいった者たちやその家族を、植田良平がおつうに語りかける形で振り返っている。
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小次郎が小倉へ。そして囚われの身となった武蔵に対して様々な人が次の道を示唆してくる。 剣を置く道。哲学的な展開に派手さはないけど興奮を覚えずにはいられない♪
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板倉の武蔵に対する思い、痛いほど感じる。小次郎とまみえることなく、おつうと一緒に生きて、剣に生きるとは何か、を伝えて欲しい。しかし、それは所詮かなわぬのか。
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3.15『バガボンド』復活のための予習5 天下無双と名づけた陽炎 ただそれだけのことに気づくのに二十二年の年月を費やしました‐武蔵 闘いの末に得た答えをそこで人に伝えなさい 例えばすべての人がおぬしのように強くあれたら こうして誰かと対峙したとき それぞれが心を揺らすことな...
3.15『バガボンド』復活のための予習5 天下無双と名づけた陽炎 ただそれだけのことに気づくのに二十二年の年月を費やしました‐武蔵 闘いの末に得た答えをそこで人に伝えなさい 例えばすべての人がおぬしのように強くあれたら こうして誰かと対峙したとき それぞれが心を揺らすことなく真ん中であれたら 闘いは起こらない 闘う必要がない
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レ。 「武蔵よりおつうのほうがよっぽど強いじゃん」とか思ってしまったのは内緒。 小次郎と武蔵の道が重なりはじめたァァアッ! 心・技・体が揃い、天下無双と呼ばれるようになった。 そして「ぬたあん」状態を取得したとき、武蔵がどうなるのか楽しみ。 その先に立っている小次郎はどんな...
レ。 「武蔵よりおつうのほうがよっぽど強いじゃん」とか思ってしまったのは内緒。 小次郎と武蔵の道が重なりはじめたァァアッ! 心・技・体が揃い、天下無双と呼ばれるようになった。 そして「ぬたあん」状態を取得したとき、武蔵がどうなるのか楽しみ。 その先に立っている小次郎はどんな表情をしているのだろう。
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僕が最も頻繁に読み返せる漫画の一冊です。内容ももちろん楽しめますが、ただ眺めているだけですら楽しめる数少ない漫画ではないでしょうか。一コマがひとつの海外として完成しています。何かを超越している武蔵と小次郎に対して、醜い部分、小心者丸出しの又八の苦悩と葛藤が人間らしく、また寂しげで...
僕が最も頻繁に読み返せる漫画の一冊です。内容ももちろん楽しめますが、ただ眺めているだけですら楽しめる数少ない漫画ではないでしょうか。一コマがひとつの海外として完成しています。何かを超越している武蔵と小次郎に対して、醜い部分、小心者丸出しの又八の苦悩と葛藤が人間らしく、また寂しげです。 もう連載開始から10年ですよね。これからの展開が楽しみです。
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