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逆光の頃 新装版 の商品レビュー

4.5

10件のお客様レビュー

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2022/04/11

田舎(京都)での青春物語と言う感じで、小説を読んでいるような気分で読むことができる。 自分が一緒にそこにいたかのような気分で読み進めていけるし、シンプルな絵柄ながらも雰囲気を表現するのが上手い。 著者のサウナ漫画の『サ活』も良かった。

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2014/02/09

たいへん叙情的で素敵な作品だったので、タナカカツキ作品を読んだ気にはまったくならなかった。 好いたらしい中学生日記。

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2012/07/21

オッス!トン子ちゃんしかしらなかったので美しく情緒ある画面に驚いた。 無駄のない線で描かれる澄み切った画面と京都の不思議や日常が絶妙なバランス。

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2012/01/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

古都・京都を舞台にある男子中学生の日常を切り取った作品。 紡がれる歴史、文化、想い。 町を取り囲む自然。 変わりなくすぎてゆく時間。 思春期のいち瞬間のゆらめき。 そのすべてがあいまって醸し出す余韻は、心のひだに沁みわたり 自然とページをめくるスピードを遅らせる。 生かされている事、生きている事、そして生きていく事。 この事に心揺さぶられるのは幸せだし、これからもそうでありたいと思う。 是非とも、祇園の外れか花脊あたりで読みたくなるのだ。

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2011/10/16

なんてことのない日常でしか感じられない少年の心の機微が京都を舞台に描かれている。 好きな子と手が触れる瞬間に生じた静電気がハイパーロマンチックに描かれている(笑)

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2011/06/25

数年前にO竹さんから借りて以来、忘れられない漫画だったので自分でも購入。中学生という思春期の不安定さが、京都の街のはんなりとした空気感、四季の移り変わりの美しさを通して見事に描かれている。映像を見ているかのような美しい表現も多くて、鳥肌がたつ。10代の頃の繊細でざわざわした気持ち...

数年前にO竹さんから借りて以来、忘れられない漫画だったので自分でも購入。中学生という思春期の不安定さが、京都の街のはんなりとした空気感、四季の移り変わりの美しさを通して見事に描かれている。映像を見ているかのような美しい表現も多くて、鳥肌がたつ。10代の頃の繊細でざわざわした気持ちがよみがえってくる。本当に名作。

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2010/04/23

決して複雑な事は何もしてないのにどうしてこんなに魅力的な絵なんだろうか 光と影の使い方とか夜の空気とか間とかが絶妙 

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2009/12/03

単純でいて、とても綺麗です。 複雑さ絶対主義だった頃はおそらく認めなかったであろう魅力が この作品にはあります。 技術じゃないんですよね、技術じゃ。

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2011/07/28

この煌めきに、京都に、夜の不思議にブラボーです。普通の中学生な主人公だけど、瓦屋根にぴょんと軽やかに飛び乗り登下校。まだ友達な女の子を時たま意識する初々しさに動揺していしまった。こんなに傍にいるのに、二人で遊ぶのを意識していなかったなんて!京都の生活に幻想がまじり、主人公はそこで...

この煌めきに、京都に、夜の不思議にブラボーです。普通の中学生な主人公だけど、瓦屋根にぴょんと軽やかに飛び乗り登下校。まだ友達な女の子を時たま意識する初々しさに動揺していしまった。こんなに傍にいるのに、二人で遊ぶのを意識していなかったなんて!京都の生活に幻想がまじり、主人公はそこで遊ぶ。彼も受験とか日常に帰っていくけど、物語は頼りない彼の背中を励ます。杉山の描写が美しい。「オッス!トン子ちゃん」は苦手な作者だけど、こんな瑞々しい漫画を書いていたなんて。復刊ありがとう!大好き!

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2009/10/04

 このタナカカツキという人は、白黒だけのこんなにも単純な構図を通じて、どうしてこんなにも繊細な色彩を表現することができるのだろう。  思春期のリリシズムという謳い文句に、通常ならば私はさしたる魅力を感じないが、この作品は別だ。不気味さと揺らぎと影の感覚を描いているのに、流れている...

 このタナカカツキという人は、白黒だけのこんなにも単純な構図を通じて、どうしてこんなにも繊細な色彩を表現することができるのだろう。  思春期のリリシズムという謳い文句に、通常ならば私はさしたる魅力を感じないが、この作品は別だ。不気味さと揺らぎと影の感覚を描いているのに、流れているのはあくまで長調のチューンであり、とにかくも優しい。  「夏の交錯」「摩陀羅神」は傑作。

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