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魏志倭人伝の考古学 の商品レビュー

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2014/10/22

魏志倭人伝に登場する国々、帯方郡から邪馬台国に至る各国の過去から最新の発掘調査を解説した本。 特に帯方郡や狗邪韓国の発掘調査結果は、なかなか解説書がないだけにたいへん貴重だった。 全部目を通していないが、参考になった処をメモ。 ●帯方郡の位置はソウルの近くと北朝鮮内と二つの...

魏志倭人伝に登場する国々、帯方郡から邪馬台国に至る各国の過去から最新の発掘調査を解説した本。 特に帯方郡や狗邪韓国の発掘調査結果は、なかなか解説書がないだけにたいへん貴重だった。 全部目を通していないが、参考になった処をメモ。 ●帯方郡の位置はソウルの近くと北朝鮮内と二つの説がある。ソウル南の風納土城は行ったことがある。しかしそこは、発掘結果百済初期の都の遺跡らしい。結果、帯方郡の場所は、楽浪郡から南70キロ、現在北朝鮮領土内の智塔里土城らしい。近くに帯方郡太守ゆかりの墓がある。邪馬台国はここから1万2千余里である。 ●馬韓の遺跡として勒島遺跡。人骨のそばから卜骨出土。鹿骨で作った少刀。半両銭(漢の文帝5年、紀元前108年)楽浪郡土器。弥生土器。無文土器。 ●狗邪韓国は最初は良洞里遺跡の場所が中心、やがて現在の金海の中心部、大成洞遺跡に移る。 ●金海会けん里貝塚からは対馬イト国からも出土する土器。後漢の銅鏡。 ●良洞里遺跡。木槨墓から板状鉄斧、奴国産の鏡、漢の鏡、轡(朝鮮・日本で最古)、「魏率善韓はく長」の青銅製の印(魏の時代、王のクラスの二ランク下) ●大成洞遺跡。最初は良洞里遺跡の幹部の住居地だったが、やがて王の墓になる。 ●池内洞遺跡。府院洞遺跡より東へ3.5キロ。小型の甕棺。九州の弥生土器を転用。 2014年10月17日読了

Posted byブクログ

2012/07/23

帯文:"倭人伝研究の決定版!" "倭人伝の国々から邪馬台国を解く!" 目次:1 帯方郡、2 韓の国々―魏志韓伝の世界、3 狗邪韓国、4 対馬国、5 一支国、6 末蘆国、7 伊都国・斯馬国、8 奴国、9 不弥国、10 投馬国、11 邪馬台...

帯文:"倭人伝研究の決定版!" "倭人伝の国々から邪馬台国を解く!" 目次:1 帯方郡、2 韓の国々―魏志韓伝の世界、3 狗邪韓国、4 対馬国、5 一支国、6 末蘆国、7 伊都国・斯馬国、8 奴国、9 不弥国、10 投馬国、11 邪馬台国「九州」説、12 邪馬台国・狗奴国―近畿説

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