チョコレート・バイブル の商品レビュー

クロエドゥートレ・ルーセル【著】,宮本清夏,ボーモント愛子,松浦有里【監訳】

2012/10/27

この本でカカオそのものの感じ方を学びました。
今まで自分だけしか某メーカーのチョコレートはマズイ(-。-;)と感じてて自分の味覚はおかしいのかと思ってたらそうではないと判明してくれた恩本でもあります(*≧∀≦*)アラグアニ最高！

2010/08/18

　2月14日はバレンタインデーである。
　よりによって、言わずと知れたそんな日にわざわざ、クロエ･ドゥートレ･ルーセル著『チョコレート･バイブル　人生を変える「一枚」を求めて』（青志社）についてブログで言及するやからは、よほど図々しくいやみな大馬鹿か、とんでもない勘違いをした恥さらしだ、というそしりを免れることはできないはずである。
　しかしそれは、ほんの気まぐれからに過ぎず、また、ただ単にそのやからが、左党であると同時に右党でもあり、ムッシュかまやつがインタビューの中で “虎屋の黒羊羹「おもかげ」が冷蔵庫の中で古くなり、表面に粉を噴き始めたころが絶品” などと主張していることにとめどなく共感を覚えてしまったり、壽堂の黄金芋を地元･人形町でいつも購入できる事実の中に改めて幸福を発見してしまったり、デパ地下に顔を出すとついつい鶴屋

2011/09/18

チョコレート鑑定家の著者が、カカオについて、チョコレートの歴史について、テイスティングのしかた、などなど専門的知識をふまえ、上質な本物のチョコレートとはどういうものか、教えてくれる。著者にいわせれば、本物のチョコレートとはまじりけのない上質のチョコレートバーのみ、脱脂粉乳だの合成バニラだの香料だの入ったチョコレートはチョコレートじゃない、高級ボンボンショコラだろうがコンビニチョコだろうが、それは「チョコレート菓子」でチョコレートじゃない、と。でも、甘ーいチョコレートはチョコレートじゃないと言われたら、わたしも含め、ほとんどの人はは「チョコレート好き」ではなくなってしまうのでは。著者の、上質な本物のチョコレートを味わってもらいたい、という熱意はすごくよくわかったし、わたしも食べてみたいとすごく思った（きっとさがしにいく）。でも、一方で、わたしはただの「チョコレート菓子好きで」いいや、とも。あと、いろいろとチョコレートを食べることについて書かれているなかで、カロリーや自分を甘やかすことを気にして罪悪感を持つのをやめよう、みたいなことが書かれていたのだけど、わたしはこの本を読んで新たな罪悪感をもつようになった気が。「上質でないチョコレートを食べている」という罪悪感……。（茂木氏との対談はなんかどうでもいいような気が。こういうノンフィクション系の翻訳ってちょっと読みづらいと感じるのは、わたしが読みなれていないからかな。通訳を介しているような感じがして）。