脳の中の身体地図 の商品レビュー
まず、ボディマップって何ぞやというところから学ぶ。 脳科学をもう少しゆるくわかりやすく、そして具体的な例で確認しながら読み進める。 行動によって相手の感情を共感させるなどのコーチング的方法はよく読むが、脳が起因している症状として、第2~第3の手を感じるとか、自分の四肢に違和感を感...
まず、ボディマップって何ぞやというところから学ぶ。 脳科学をもう少しゆるくわかりやすく、そして具体的な例で確認しながら読み進める。 行動によって相手の感情を共感させるなどのコーチング的方法はよく読むが、脳が起因している症状として、第2~第3の手を感じるとか、自分の四肢に違和感を感じ続け、手術によって切り落としてしまうが、精神的には幸せになれた人などの例を見るとまだまだ脳の中では常識では思いつかない不思議な事が起こっているのだと興味深く思った。
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超常現象としてあるいは、宗教的な説明しかされてこなかった分野について科学から言わせてもらえば、脳が原因だったんですよ。
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全体を通じてボディ・マップ、感覚と脳の領域との対応についての話。 途中からダイエットやら精神疾患やら、具体的な事例の話が詰め込まれ、各事例は身体観を見直す視点を与えるものであるように思えた。 ただ、一つ一つの事例を追いかけていくのはなかなか大変だった。 冒頭を読むだけで充分だと...
全体を通じてボディ・マップ、感覚と脳の領域との対応についての話。 途中からダイエットやら精神疾患やら、具体的な事例の話が詰め込まれ、各事例は身体観を見直す視点を与えるものであるように思えた。 ただ、一つ一つの事例を追いかけていくのはなかなか大変だった。 冒頭を読むだけで充分だという人もいるかもしれない。
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1章 身体の曼荼羅 2章 脳の中の小人 3章 ボディ・マップの決闘 4章 脳も運動中 5章 狂った可塑性 6章 壊れたボディ・マップ 7章 身体を包むシャボン玉 8章 サルからサイボーグへ 9章 鏡よ、鏡 10章 心と身体が交わる場所
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ボディマップ。 脳が手足と感じている領域についての本。 例えば、杖やバッドを自分の手足のように使えるのは、脳がそれらの道具を体の一部ととらえているからである。 アクションゲームをしていて、ゲームの中のキャラクターが攻撃を受けるとびくっとしてしまうのも、脳がキャラクターを自...
ボディマップ。 脳が手足と感じている領域についての本。 例えば、杖やバッドを自分の手足のように使えるのは、脳がそれらの道具を体の一部ととらえているからである。 アクションゲームをしていて、ゲームの中のキャラクターが攻撃を受けるとびくっとしてしまうのも、脳がキャラクターを自分のように感じているからだそうな。 そしてそのフレキシブルさに驚く。身体は一定ではなく変化するし(成長や老化)、環境によっても変わらなければならないから、当たり前かもしれないけど、ここまでじゃなくてもいいでしょ? という予想外のことにすら対応する。(バーチャルリアリティを用いて6本の脚を動かすことすら可能なのだそうな) よく、本のなかで「魔法使えるのは才能があるから」とか、「超能力を使う感覚は持たない人には分からない」なんていうのがあるけど、これを読むと「そんなことは無いだろう」と思えてしまう。恐らく、魔法や超能力が当たり前の世界なら、「分かってしまい」「使えてしまう」んじゃないの?と思える。 面白かった。 「脳の中の幽霊」を読んでいたので驚きが薄いのが残念。
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自分の周りの空間をどうやって把握しているのか、自分の動作と周囲の関係をどうやって脳でコントロールしているのか。本当に興味は尽きません。 そこにあるものを手にとって普通に作業している私たちですが、考えてみれば素晴らしいシステムが働いているというわけです。 その当たり前がそうでなくな...
自分の周りの空間をどうやって把握しているのか、自分の動作と周囲の関係をどうやって脳でコントロールしているのか。本当に興味は尽きません。 そこにあるものを手にとって普通に作業している私たちですが、考えてみれば素晴らしいシステムが働いているというわけです。 その当たり前がそうでなくなる・・何らかの障害を持った人の状態を詳しく調べたり、サルの脳のどの部分が認識のそれぞれの局面に反応しているか細かく調べたりと、気の遠くなるような研究の積み重ねで、かなりのところまでわかってきているというわけです。 特に興味をそそられるのは、道具の使い方を習得するとその道具の範囲がボディマップに追加されるというところです。バーチャルな違う形の身体をあたえられれば、それをコントロールすることができるように学習する。人間の能力の可能性は果てしないということです。 また、何らかの障害を抱えたとしても、何か修復の可能性がきっとある、と希望を持つこともできます。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
『身体を取り巻く、腕が届く範囲のこの眼に見えない空間体積を、神経科学者たちはペリパーソナル・スペース(身体近接空間)と読んでいるが、これはあなたの一部である。... 自己は肉体の境界で完結するのではなく、他の生物をも含めた周囲の世界へとあふれ出し、融合する。』 なるほど確かにこういった感覚は身に覚えがあるし、こういう視点もあるものかと、導入に惹かれて読み進めてみた。 全体を通じてボディ・マップ、感覚と脳の領域との対応についての話である。 途中からダイエットやら精神疾患やら、具体的な事例の話が詰め込まれ、導入ほどのインパクトこそ感じなかったが、それでも各事例は身体観を見直す視点を与えてくれるものであるように思えた。 ただ、一つ一つの事例を追いかけていくのはなかなか大変だった。 冒頭を読むだけで充分だという人もいるかもしれない。
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おもしろい内容なんだが、少し長く、途中で読みづかれしてしまい、中身をあまり覚えていない・・・。もう一回読みたいと思うし、興味深い内容も多々あることは確か。 特にボディイメージについて幅広く具体的な例で、詳しく記載されてある。
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仕事がらみの本、息切れしながら読み終わり。うむ、治療はどうボディマップを読むか、どうミラーニューロンンのうらをかくか、てな具合に頭を使っていこう、と思いました。
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脳科学の時事本。今読んでおいたほうがいいです。 10年経つと内容がもう古びてしまうのじゃないかと。 グリッド細胞やEBAなど、まあたぶん正しいだろうけれど追認待ちの記事もバンバンと紹介。 脳学会系雑誌を通読している人には今更感ある内容ながら、一般向けに脳研究最前線のホカホカのホ...
脳科学の時事本。今読んでおいたほうがいいです。 10年経つと内容がもう古びてしまうのじゃないかと。 グリッド細胞やEBAなど、まあたぶん正しいだろうけれど追認待ちの記事もバンバンと紹介。 脳学会系雑誌を通読している人には今更感ある内容ながら、一般向けに脳研究最前線のホカホカのホットな部分をまとめて解題するには好書です。 超常現象もこれで説明がつく!ってあたりが、臨床家や研究者ではなくサイエンスライターならではの勇み足っぽくて微笑ましいです。 こういう科学読み物本、もっとたくさん翻訳され売れるといいなあ。
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