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図説 纏足の歴史 の商品レビュー

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2013/04/04

たしか、20年くらい前だったか、ユン・チアンの『ワイルド・スワン』を読んで、初めて「纏足」という風習を知った。 母親が纏足をしていたんではなかったかな…?(祖母だったかも…??)ちょっと記憶が古すぎて定かではないが。 当時はその風習自体が恐ろしくてあまり深く考えなかったのだが、...

たしか、20年くらい前だったか、ユン・チアンの『ワイルド・スワン』を読んで、初めて「纏足」という風習を知った。 母親が纏足をしていたんではなかったかな…?(祖母だったかも…??)ちょっと記憶が古すぎて定かではないが。 当時はその風習自体が恐ろしくてあまり深く考えなかったのだが、母親が纏足をしたということは、それほど昔の話ではなかったということで、本書を見ると20世紀半ば近くまで続けられた悪習だったことがわかる。 その目的は、女性の地位を貶め、男性の思うがままに操るため。 実際、纏足の足では、どれほど日々が辛くて逃げ出したいと思っても、自力で遠くまで逃げることなど不可能だったろう。 本書は「図説」とあるように、実際の纏足の写真や図解などが数多く掲載されており、非常に痛々しい。ただ興味本位ではなく、非常に丁寧にその紀元と歴史、人々の暮らしぶりを追っていて、中国文化史などに詳しければより理解が深まったのだろうな…。

Posted byブクログ

2009/10/07

魯迅の小説に纏足のヤンおばさんってが出てきて中学生の頃に纏足というのを知った。普通の足の人を大足と呼んでいたそうだが、そっちの方がよっぽど健康に良い。纏足が綺麗な女性の条件とはなんという不思議な悪習だ。

Posted byブクログ