菜根譚 の商品レビュー
明代の著述家、洪自誠の「菜根譚」に関する解説本。と書くと堅苦しい印象があるが、内容はこれでもかというくらいに噛み砕いているので安心できる。 主に老荘思想の面を抜粋しており、現代社会に疲弊した人や管理職向け。 読むだけで心がかなり楽になる。
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菜根譚という本の存在は知っていたが、この歳になりはじめて読んでみた。 菜根譚を書いた作者の気持ちや姿勢に自然に寄り添える齢に差し掛かってきたということでしょうか。 書かれた内容は極めてシンプルだが繰り返し自分を見つめ直す含蓄に富んだものでした。 時々手に取り眺めるために近くに置い...
菜根譚という本の存在は知っていたが、この歳になりはじめて読んでみた。 菜根譚を書いた作者の気持ちや姿勢に自然に寄り添える齢に差し掛かってきたということでしょうか。 書かれた内容は極めてシンプルだが繰り返し自分を見つめ直す含蓄に富んだものでした。 時々手に取り眺めるために近くに置いておこうと思います。
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野村カントクが座右の銘にしているという菜根譚を、機会があったので読んでみた。ここに溢れているのは、東洋らしい人生の知恵。想像した以上に響く言葉に溢れていました。 『菜根譚』は、明代よりさらにさかのぼる宋代の学者の言葉「人よく菜根を咬みえば、すなわち百事なすべし」(堅い菜根をかみ...
野村カントクが座右の銘にしているという菜根譚を、機会があったので読んでみた。ここに溢れているのは、東洋らしい人生の知恵。想像した以上に響く言葉に溢れていました。 『菜根譚』は、明代よりさらにさかのぼる宋代の学者の言葉「人よく菜根を咬みえば、すなわち百事なすべし」(堅い菜根をかみしめるように、苦しい境遇に耐えることができれば、人は多くのことを成し遂げることができる)という言葉に由来するのだそうです。このあたりも、合理性に重きを置く西洋の哲学とはまた違った趣があるように感じます。
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自己啓発ものではありますが、出典が中国の古典という事が特徴ですね。漢詩がお好きな人はその意味でも楽しめます。 達観しているというか、終始静かに語られる事が古典の所以でしょうか。 大人な内容ですね。
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深いです。 読むたびに感じ方が違います。 人生、バランスがいかに大事かということを考えさせられます。 野菜の根っこも一口では苦くて食えたものではないけれど、良くかめばいい味が出てくるそうです。 読むだけでなく、実践して初めて良さが分かると思います。 ちなみに「プレジデント」の特集...
深いです。 読むたびに感じ方が違います。 人生、バランスがいかに大事かということを考えさせられます。 野菜の根っこも一口では苦くて食えたものではないけれど、良くかめばいい味が出てくるそうです。 読むだけでなく、実践して初めて良さが分かると思います。 ちなみに「プレジデント」の特集でトップが読んでいる本の上位にランクされていました。
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U この本は中国の史書の1つ。この本では、儒教の仁義と中庸、道教の無為、仏教の悟りを組み合わせた「情と理のバランスの取り方」を説いている。 一番大事なことは、人生の中で「心やすらかであること」であると示している。この本では、それを実現するための心の持ち方、考え方を具体的に示してい...
U この本は中国の史書の1つ。この本では、儒教の仁義と中庸、道教の無為、仏教の悟りを組み合わせた「情と理のバランスの取り方」を説いている。 一番大事なことは、人生の中で「心やすらかであること」であると示している。この本では、それを実現するための心の持ち方、考え方を具体的に示していると共に現代においてはどう考えるのかの解説まで入っているので、自分の立場と照らし合わせて考えてみると良い本である。 人生論としては、他にも名著が多数あり、新しい何かを期待するには少し物足りないかもしれないが、中国の思想家の奥深さを理解する意味では一読してみるとよい。
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