サラリーマンよ、悪意を抱け の商品レビュー
仕事で疲れていたので用意していた赤川次郎作品をさっそく。難しい前置きなどないのでさらっと読了、満足!もしかしてストレス解消してるのかも。
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久しぶりに読んだ。 ユーモアミステリーと呼ばれるだけあって、軽い文体で犯罪の陰惨さを感じさせない。プロットの組み立てが巧みで結末が気になって読み進めてしまう。 台詞が多めで情景描写が少ないため、文学作品としては軽く見られると思うが、個人的には素人が動画を編集して世界に公開する時代...
久しぶりに読んだ。 ユーモアミステリーと呼ばれるだけあって、軽い文体で犯罪の陰惨さを感じさせない。プロットの組み立てが巧みで結末が気になって読み進めてしまう。 台詞が多めで情景描写が少ないため、文学作品としては軽く見られると思うが、個人的には素人が動画を編集して世界に公開する時代に文章の情景描写はダルい。物語の骨子が理解できればこれくらいのシンプルさのほうが良い。 書かれた時代は昭和末期だが、令和の時代の方がマッチするかもしれない。 ただ、登場人物たちが犯罪をおかす動機が突飛な印象も強いので、リアリティーは無いかもしれない。漫画的。自分の脳内では藤子F不二雄の絵で再生された。 ●サラリーマン四銃士 嫌いな上司を殺すため係長と三名の部下が協力し、慰安旅行の夜に殺害を計画するが… ●沿線同盟 都心から離れた不便な場所に6件の家が建っていた。そこにマイホームを購入した夫婦におかしな事件が降りかかる。奇妙な隣人たちの行動に違和感を感じ始めるが… ●給与明細異常なし 精密機械と呼ばれている男が給与の袋詰めでミスを犯す。ミスが無いことが存在意義だった男は何とか隠蔽しようとするが、不仲の同僚に気づかれたようで… ●雨の朝、窓際に死す 窓際社員の男は出社して自席に座った途端に発作で死んでしまう。その死を知らない同僚たちは自分のミスや横領を男になすりつけるが… ●栄光からの脱出 うだつの上がらないサラリーマンの男。ある日、出世コースの秘書室課長に大抜擢されるが、そこには社長の裏事情があった… ●われら、同胞たち 電車に乗り込んだとたん、「会社に…」という言葉を残して発作で死んだ男。乗り合わせた乗客たちは死人の希望をかなえようと死体を運ぶことにするが…
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初、赤川次郎。サラリーマンやそれにまつわる話を集めたちょっと変わった短編集です。 「悪意」というほどダークな感じではなく、かなりポップな話ばかりでした。 まだ読んだことはありませんが、三毛猫ホームズシリーズもこんな感じなのかな?
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
6つの短編をあつめたもの。 サラリーマン4銃士 沿線同盟 給与明細異状なし 雨の朝、窓際に死す 栄光からの脱出 我ら、同胞たち なんらかの勘違いを含む話が多い。 それでも、それほど嫌みではないのは、 赤川次郎の人柄だろうか。
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4人のサラリーマンが、宴会の席で上司の部長をにらみつけていた。彼らは、今夜「部長殺人計画」を実行に移そうとしていたのだ(『サラリーマン四銃士』)。窓際社員・西野は出社してすぐ、席に着いたまま心臓マヒで死んだ。まるで眠るかのように。それを見た係長は決定的なミスを、死んだ彼のせいにす...
4人のサラリーマンが、宴会の席で上司の部長をにらみつけていた。彼らは、今夜「部長殺人計画」を実行に移そうとしていたのだ(『サラリーマン四銃士』)。窓際社員・西野は出社してすぐ、席に着いたまま心臓マヒで死んだ。まるで眠るかのように。それを見た係長は決定的なミスを、死んだ彼のせいにするが……(『雨の朝、窓際に死す』)。など、全編サラリーマンを主人公にした異色傑作ミステリー短編集。
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4人のサラリーマンが、宴会の席で上司の部長をにらみつけていた。彼らは、今夜「部長殺人計画」を実行に移そうとしていたのだ(『サラリーマン四銃士』)。窓際社員・西野は出社してすぐ、席に着いたまま心臓マヒで死んだ。まるで眠るかのように。それを見た係長は決定的なミスを、死んだ彼のせいにす...
4人のサラリーマンが、宴会の席で上司の部長をにらみつけていた。彼らは、今夜「部長殺人計画」を実行に移そうとしていたのだ(『サラリーマン四銃士』)。窓際社員・西野は出社してすぐ、席に着いたまま心臓マヒで死んだ。まるで眠るかのように。それを見た係長は決定的なミスを、死んだ彼のせいにするが…。(『雨の朝、窓際に死す』)。など、全編サラリーマンを主人公にした異色傑作ミステリー短編集。 .。☆。.。☆。.。☆。.。☆。.。☆。.。☆。.。☆。.
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やっぱり、赤川次郎は読みやすい。 短編集なんだけど、一話一話それぞれちゃんと味があって意外と好きです。
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あれ?この作者って赤川次郎さんやったんや?と何度か思った。 読みやすくて、読んだ後に読んだことを忘れる一冊。
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