人間はウソをつく動物である の商品レビュー
高校教師や興信所の調査員・さらにはバッタ屋などの職を経て損害保険会社の調査員として20年もの経験を積んだ著者がまとめた「他人の疑い方」の集大成。盗難・交通事故・自殺・火事など、保険が絡む事件においてその受益者となる受取人がうっかり見せる「スキ」を見逃さず、相手を追い詰める手法を紹...
高校教師や興信所の調査員・さらにはバッタ屋などの職を経て損害保険会社の調査員として20年もの経験を積んだ著者がまとめた「他人の疑い方」の集大成。盗難・交通事故・自殺・火事など、保険が絡む事件においてその受益者となる受取人がうっかり見せる「スキ」を見逃さず、相手を追い詰める手法を紹介し、善良な市民である読者が騙されたりしないために「疑い上手」になるためのノウハウを提供する。 最も大事なのは真相を100% 解明して真犯人を突き止める事ではなくて「8割を解明した時点で両者の妥協点を見つける」のが最善としているのが面白い。趣味と実益を両立させた著者は今では推理作家となって数多くの作品を出している。
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この世の沙汰は金と交渉。保険金のためなら、女は愛した自殺夫を覗き屋に仕立て上げる。性善説っていったい。。。
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科学的な観点による分析ではなく,著者の体験の報告である。保険調査員としてウソをつく相手とどう対峙したのかを読みやすい文章で綴る。テレビや新聞で特集されるような内容。
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人を疑い調べることに白い目を向ける日本の中で、色々誤魔化しにかかる人々を調べる保険調査員の事件簿的な話。 金にからんだ人の本性が出るリアル話の満干全席なので普通にシリーズ小説やドラマにしても受け入れられそう。 薄っぺらい正義よりも、こうした本音の考え方の方が妙に現実味があり面...
人を疑い調べることに白い目を向ける日本の中で、色々誤魔化しにかかる人々を調べる保険調査員の事件簿的な話。 金にからんだ人の本性が出るリアル話の満干全席なので普通にシリーズ小説やドラマにしても受け入れられそう。 薄っぺらい正義よりも、こうした本音の考え方の方が妙に現実味があり面白かったです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
[ 内容 ] 興信所、バッタ屋、そして損害保険調査員。 “日常生活では隠す傾向がある”これらの仕事を著者は約30年続けた。 彼だけが体得できた「他人を疑い、自分が疑われない術」を、本邦初公開。 [ 目次 ] 序章 人を疑うのは実に難しい 第1章 疑う前に損得を考えよう 第2章 真相究明は八割方にしておこう 第3章 医者や弁護士とはなるべくうまくつきあおう 第4章 疑惑の女はときに般若となる 第5章 火はすべての疑いをご破算にするか? 終章 この世の沙汰は交渉次第で変わる [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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