剣の精神誌 の商品レビュー
帯表 日本剣術史の頂点 無敗伝説の剣豪に新事実 本書は一九九一年四月二十日新曜社より刊行された『剣の精神誌ー無住心剣術の系譜と思想』を底本とし、大幅に増補改訂を施したものである。 ただし底本にある「無眼流のこと」は削除した。
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宮本武蔵は他流試合において六十戦無敗だったといいます。 しかし、江戸時代中期に実在した『真里谷円四郎』という剣客は、一千回の他流試合をして一度も破れなかった。 この本は、それほどの剣技を持ちながら何故、円四郎という人間の名が後世に残ることがなかったのか、また、円四郎が会得した...
宮本武蔵は他流試合において六十戦無敗だったといいます。 しかし、江戸時代中期に実在した『真里谷円四郎』という剣客は、一千回の他流試合をして一度も破れなかった。 この本は、それほどの剣技を持ちながら何故、円四郎という人間の名が後世に残ることがなかったのか、また、円四郎が会得したという『無住心剣術』を、著者で古流武術家である甲野義紀氏が、残されたわずかな文献をもとに身をもって技を再現し、何故、それほど強かったのか、そして、何故、後世に名が残らなかったのかを考察してゆく本です。 読み進めてゆくと、究極の剣の先にあったものが無名であった理由が明らかになります。 その考察過程も面白いのでオススメです。
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知られざる剣豪、真里谷円四郎についての解説本です。 この本が面白いというより、こんなマイナーな人物を調べるためにありとあらゆる古文書を取り寄せて解読しまとめ上げてしまう、甲野善紀という人が面白いです。
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