ゆずり葉 の商品レビュー
「ゆずり葉」映画を文書化したもののようだ。 聾者の現状や歴史を理解するためのヒントになると思う。 30年以上も前に差別法令改正運動の記録映画をとっていた主人公(敬一)。 健聴者の彼女が彼の子を身ごもった状態で亡くなってしまったのがきっかけで 記録映画もストップしてしまった。 い...
「ゆずり葉」映画を文書化したもののようだ。 聾者の現状や歴史を理解するためのヒントになると思う。 30年以上も前に差別法令改正運動の記録映画をとっていた主人公(敬一)。 健聴者の彼女が彼の子を身ごもった状態で亡くなってしまったのがきっかけで 記録映画もストップしてしまった。 いろいろあって映画の続きをとることになったが・・・。 後半、じんと胸をうつ。 主人公役の吾郎の変化。 聾者自身も変わっていかなけれないけないということ。 権利を勝ち取る運動。 昔があって、それをつないで今、未来へとつづく。
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「ろうあにも運転免許を」その差別法令改正運動の記録映画をとっていた主人公。 健聴者の彼女が彼の子を身ごもった状態で亡くなってしまったのがきっかけで 記録映画もストップしいていたが、差別法令改正運動の運動家に頼まれ、 映画の続きをとることになった。 自らは肺がんにおかされており、後の世代の助けになることがしたかったから。 その映画を撮っている最中に知る彼女の死のときの真相。 彼女とその子を守るという約束。 生意気な俳優の成長。その恋人の妹の薬剤師免許の件。 ああ。ああ。ああ。 言葉でません。 涙涙ということでもなかったけれど、心ゆさぶられる映画でした。 産声とかいった音も、文字など目に見える形にしないと伝わらない。 個人的には、健聴者には理解しがたい聞こえない状況においてのすれ違い勘違いを 聞こえない監督がとってもうまく表現していて切なかった。 健聴者の立場にしか立てない人にはさっぱりだろうけど。
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ろう者の監督が作った映画「ゆずり葉」の本バージョン。ろう者のことがわからなくてもおもしろい映画です。ぜひ見てほしい。
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叔父の映画デビュー作。怪演が光ってました。(身内びいき!?) ストーリーは目頭にじわっとぬれる感じでした。 ゆずられて、ゆずる時を迎えて受け継がれていくもの。 そろそろ自分もゆずることを真剣に考える世代になったかも。
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