アライアンス「自分成長」戦略 の商品レビュー

平野敦士カール【著】

2009/10/10

おさいふケータイのクレジット機能を考案した平野敦士カールさん。
興銀時代の4倍の年収を提示した外資系投資銀行の内定を蹴り、300万円も収入減となるドコモを選らんだ潔さに驚く。
未知の分野を知り新しい経験を積むという観点が成功のポイントとなった。
give&give&give&takeの精神にも脱帽。
モチベーションが高く、波長の合う人と行動を共にしよう。

2009/10/07

戦略的寄り道キャリアメイクする。
ユニークな人材を目指す。他の人と差別化できる独自性があること。
人間力を磨く、やりたいことを明確にする。
自分を取り巻く環境を冷静に分析する。
得意分野を２つ以上持つこと。仕事を頼みやすい人はいろいろな仕事の経験を積めるから、どんどん実力が上がっていきます。その過程で更に得意分野に磨きがかかっていく。
小さな仕事でも一生懸命に取り組んで少しずつ成果を出していく。
・なりたい未来の自分のイメージを持つ
・現在の自分の履歴書をつくる
・得意なことや好きなことを明確にする
・得意分野をまとめて方向性を定める
・決めた得意分野を状況を見極め、実行に移す
人がやりたがらない仕事を選ぶ。

2009/10/07

得意分野を2つ決めてしまう→発信・アピール
自分だけのキャッチフレーズ
3行自己紹介（ニッチ）
人脈のプラットホーム＝仕事として相手に貢献・仕事上＋少人数で会う機会を増やす・モチベーション＋波長を大事に・Give・見返りはいらない
人間力＝常に先回りして相手の立場に立って考える＞アライアンス力＝コミュニケーション力、セルフコントロール力＝自律、想行力＝少しの想像力と多くの実行力＞学習＝知識・技術

2009/10/04

５つの要因分析→競争戦略の設定、ブルーオーシャン戦略を個人にあてはめて考えてみる。上位概念となるSWOTを付け加えるべきであろうと思う。
プラットフォーム戦略は一度、読んで理解しておくべき。
●他の人と差別化できる独自性を目指す。
●周りの人から信頼を獲得し、その人たちの力をかりながら、（Win-WIn -> Give&Give&GIve&take）で、アライアンス型で、またはプラットフォームとなって成長していく。
●得意分野を２つ以上もって、掛け合わせるべき。（ある分野で日本で１番は難しい、掛け算で独自性を作る）
●やりたいこと、好きなことを、常に発信しておくことで、チャンスを呼び込む。

2009/10/04

　ブルーオーシャン戦略、プラットフォーム戦略などの企業戦略を個人のキャリア作りのために応用せよと説いた一冊。著者はお財布携帯を発案し、現在はハーバードビジネススクールの講師という華麗な経歴の持ち主。だが、この戦略は一般のビジネスパーソンでも問題なく活用できる。

★心に響いた言葉

社内の不満は会社が成長しなくなったときに出る

得意分野を２つつくる（ブログをするときでも書評をただ行うのではなく、エンジニアから見た書評のように掛け算でしぼる）

３行自己紹介をつくる。（１現在の自分、２これまでの自分、３相手に伝えたい自分の３点を押さえる）

2009/10/04

本書は企業で使われている経営戦略を、個人向けに置き換えて如何に自分を成長＆キャリアアップさせるかを解説した本。
本書の目指すところは、収入がアップしながら堅苦しくない楽しい人生を構築するためのキャリアアップの提案とのこと。

この様な趣旨で展開している本なので、おのずと一般のBusiness書籍などで紹介されている経営戦略の概略も学ぶことが出来る。
　○ファイブ・フォース(競争環境の分析）
　　→　コストリーダーシップ戦略
　　　　差別化戦略
　　　　集中戦略
　　　　　への展開
○ブルーオーシャン戦略
○プラットフォーム戦略
※各々のマーケティング手法、経営手法を学ぶためには、専門の書籍を読むことが必要となるが、ダイジェストとして本書で各戦略の趣旨を理解するのには有用。

ふと思ったことだが、本書の切り口はあくまで個人で企業戦略を如何に個人に適用するかに重きを置いているが、ある程度個人ベースでそれら手法を体得できた場合、逆に起業をして自分で会社を立ち上げた場合の経営に役立てれるのではないかと思う。

まずは自分で経験してみることが重要なのであろう。