異文化間コミュニケーション入門 の商品レビュー
文化背景の異なる方とのコミュニケーションについて焦点を当てた入門書。言葉以外に様々な要素を理解することが必要だと、例を交えて紹介している。 個人的に興味深かったのは訳の部分。明治時代以降、多くの方がシェイクスピアの翻訳に挑戦されているが、各々の日本語訳のニュアンスが大きく異なって...
文化背景の異なる方とのコミュニケーションについて焦点を当てた入門書。言葉以外に様々な要素を理解することが必要だと、例を交えて紹介している。 個人的に興味深かったのは訳の部分。明治時代以降、多くの方がシェイクスピアの翻訳に挑戦されているが、各々の日本語訳のニュアンスが大きく異なっていたのは驚いた。本作の主張には概ね同意するところだが、学術書だからか、コミュニケーションを深める部分への言及が薄かった印象。
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JMOOC OpenLearning, Japan「グローバルマネジメント(入門)」Week3参考文献。
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ざっと目を通した程度でレビューするのは申し訳ない気がするけれど・・・ 10年?20年前の教科書のような雰囲気の本。 「異文化理解」がわたしたち一般人の間にも意識されはじめた頃の本、というべきか。 現在ではなんとなく当たり前のように受け止められている話も多かった。 ただ、今の新書と...
ざっと目を通した程度でレビューするのは申し訳ない気がするけれど・・・ 10年?20年前の教科書のような雰囲気の本。 「異文化理解」がわたしたち一般人の間にも意識されはじめた頃の本、というべきか。 現在ではなんとなく当たり前のように受け止められている話も多かった。 ただ、今の新書と比べ、ずいぶん硬い。 Eホールをはじめ、幅広い先行研究が紹介されている。 言語相対論のところで必ずといって引き合いに出される、「サピア・ウォーフの仮説」についておさらいできて、個人的にはうれしかった。 サピアとウォーフの考え方の違いについては、今回初めて知った。 サピアは世界は言語習慣の上に構築されると考え、語彙と社会の関係を考えようとしたのに対し、ウォーフはもっとラディカルに考えた。 「人間の思考は言語によって組織化される」という。 ただ、本書を読むうちに、何となく、「異文化を理解することは不可能なのではないか・・・」というような後ろ向きな気持ちになっていくのはどうしたことだろうか。 そして、ウォーフは文法と思考の関連性を考えた、と。
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