疾風ガール の商品レビュー
あれ。この人のはなんだかんだ初だった。 バンド系のお話で終始するのかと思っていたら案外違くて笑 天辺目指すための犠牲者か。。現実的にもいるんでしょうねきっと。。。
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夏美には『東京放置食堂』の工藤綾乃をキャスティング。 ここに描かれているアマチュアバンドのあれやこれやは非常にリアル。さては、誉田哲也。バンドやってたね。 それと、袋界隈や代々木 等、土地勘がある場所が舞台になっていて、ちょっと嬉しい。姫川シリーズを読んでいる時にも思ったけれど、...
夏美には『東京放置食堂』の工藤綾乃をキャスティング。 ここに描かれているアマチュアバンドのあれやこれやは非常にリアル。さては、誉田哲也。バンドやってたね。 それと、袋界隈や代々木 等、土地勘がある場所が舞台になっていて、ちょっと嬉しい。姫川シリーズを読んでいる時にも思ったけれど、どうやら行動範囲が被っている様子。 衝撃の事件から急転直下、ロックンロール小説からロードノベルに変貌しつつもロック要素多めで物語は展開。 途中、ラノベ風に薄味になるところは個人的にはいただけないが、当世風といえば当世風。テンポ良くストーリーを進めつつ、自由奔放かつ男気溢れるボーイッシュな性格の夏美に惹かれる。
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乃木坂文庫で、齋藤飛鳥さんが表紙だったので買いました。 こういった本を読むのは初めてだったのですが、とても面白かったです。 素敵な作品をありがとうございました。
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天才ギタリストである夏海が、薫という自殺したバンド仲間の人物像を探し求める話。 あらすじには青春小説と記載されているが、ミステリー要素も少なからず含まれている。 『疾風ガール』というタイトルは、音楽という舞台で天辺に向かって走り続ける夏海のことを指しているのだろう。しかし、私は、物語の後半で突然現れる麻紀こそが、「疾風ガール」と呼ぶにふさわしいと考えた。 夏海が輝くことで、周囲がどのような影響を受けるか。厳しい内容を伝えるだけ伝えると、麻紀は早々に去っていく。脇役なのだが、歯に衣着せぬ物言いで、大事なことを発信する彼女に、とても魅力を感じた。
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乃木坂46の各メンバーをカバーにした光文社文庫のキャンペーンで、齋藤飛鳥さんの表紙だったのでジャケ買いした。ギタリストが主人公だがサスペンス仕立て、さすが誉田哲也と唸らせる構成だった。
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4.3 最近中毒のように誉田作品を次々読んでいるが、「幸福の条件」以来久々のハートフルな青春作品で、メチャクチャ楽しんだ。 この人の中に潜む二面性というか、この両極端な表現を見るに、作家というのは凄い商売だなと… 自身の心の襞を、恰もストリッパーの如く晒すような・・ ...
4.3 最近中毒のように誉田作品を次々読んでいるが、「幸福の条件」以来久々のハートフルな青春作品で、メチャクチャ楽しんだ。 この人の中に潜む二面性というか、この両極端な表現を見るに、作家というのは凄い商売だなと… 自身の心の襞を、恰もストリッパーの如く晒すような・・ 過去、メジャーを夢見るバンドマンだった宮原祐司は、バンドの兄貴分だった梶尾が専務を務めるロリ顔・巨乳アイドル専門の芸能事務所、フェイス・プロモーションで、スカウト活動に明け暮れていた。 ある日、予定に穴を開けたお詫びに訪れたライブハウスで、オーナーに薦められて観たペルソナのステージで、紅一点のギタリスト・夏美に釘付けになる。 かつて、スカウトした一人の女の子の貴重な時間を食い潰してしまったトラウマから、魂の抜けた仕事を続けていた祐司だったが、夏美に賭けてみたいという想いに取り憑かれて行く。 夏美の付き人・真緒の応援もあり夏美との関係を深める中で、ある晩夏美の心酔するペルソナのボーカル・薫が自宅マンションの駐車場で自らの命を絶つ。 夏美が「このままずっと一緒に演って行きたい」と、自分の想いを伝えた直後の事だった。 薫の生い立ちや出身地すら 知らなかったメンバー達は、刑事から城戸薫という名前が偽名であった事を知らされる。夏美は今まで魂で繋がっていた筈の薫の全てが、幻だったかのように思えて来るのだった。 そんな、抜け殻のようになった夏美の元に訪れたのは… 思いつきに等しい手掛かりを元に、薫の真実を探す旅に出た夏美と祐司は… 何が薫を死へと誘ったのか そして、 夏美のメジャーデビューは… ◯柏木夏美…ペルソナ・パラノイアというロックバンドのギタリスト。相棒はレスポールジュニアWカッタウェイ。天才的音楽センスを持ちピアノ・バイオリンもこなす。薫に憧れ女性バンド、ピンクノイズからペルソナに移籍した。 父親が倒産し、母親を癌で亡くしている。 ◯城戸薫…ペルソナのボーカル。超美形で夏美の憧れの男。物静かで透明感がある。 ◯真島塔子…薫の年上の同棲相手。凄い美形のキャバ嬢。 ◯平泉真緒…夏美を信奉する高校生。付き人だが、ほぼバンドのマネージャー。 夏美にはペルソナよりももっと上のステージがふさわしいと思っている。 ◯木村仁志…ペルソナの天才ベーシスト。下ネタ連発のスケベ男だがベースを持つと人が変わる。 ◯畑中出…ペルソナのリーダーでドラマー。 ◯葉山千鶴…祐司の彼女。 ◯広田麻紀…元・ピンクノイズのボーカル。夏美とは一番ソリが合わなかった。結婚して一児を儲ける。 ◯奥田謙造…元は有名なチェリスト。事故で妻と才能溢れる長女を亡くした。 薫の…
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4.4 ガール・ミーツ・ガールを先に読んでしまったのが悔やまれます。 この作品とセットになっていたというのを知らなくて、、 夏美がどうやってプロになっていったのかが、よく分かりました。 相変わらず誉田さんの女性キャラは魅力的です、引き込まれます。 自然な感じなんですよね、心の声もちょいちょい入っていて、それが笑えたりするし凄くしっくり来ます。 ガールミーツはまた再読してみようと思います。
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他人と自分を比較せず真っすぐに突き進む夏美は潔くて気持ちいい。こんなふうに自信を持っていられたら毎日は楽しいに違いない。夏美には音楽の才能があった。本人はそれを自覚はしていないのかもしれないが、夏美は音楽に出会えたことで明るい道が拓けた。誰にだってひとつぐらい良いところがある、と...
他人と自分を比較せず真っすぐに突き進む夏美は潔くて気持ちいい。こんなふうに自信を持っていられたら毎日は楽しいに違いない。夏美には音楽の才能があった。本人はそれを自覚はしていないのかもしれないが、夏美は音楽に出会えたことで明るい道が拓けた。誰にだってひとつぐらい良いところがある、と思う。でも誰もがそれに出会えるわけじゃないんだよな。でも、才能がなくても楽しくてこれが好き!ってものに出会えたなら幸せだ。本人が楽しんでやっている姿は下手くそでも周りをハッピーにする。夏美たちのようにプロを目指すと話は別なのかな。 この物語で残念なのは城戸薫だ。オイラが死にたいほど辛い目に遭ってないだけなのかもしれないけど、自殺は嫌だ。学校での成績、部活での活躍、会社での実績………生きていればいろんな評価が付きまとう。頑張ってもダメなことなんてたくさんある。誰もが東大に入れるわけじゃないし、高校球児の誰もが甲子園に行けるわけじゃないし、サラリーマンの誰もがエリートになれるわけじゃない。だから何なんだ、って思う。頭のいい人がいて、スポーツに長けた人がいて、仕事のセンスがある人がいて、それだけだ。どうしたら自分を輝かせていられるかを考えた方がいい。生きてるだけで丸儲け。オイラは生きることに貪欲でいたい。
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歌唱力と存在感が周りを惹きつける。 その世界に一気に引き込まれる作品。 映像化するとしたら誰を起用するのだろう。
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カリスマ性のある夏美がこの作品の魅力なんだと思う。 ただ、かっこよい、いるだけでオーラがある、そういう言葉が多くて彼女ならではの魅力が伝わってこなかった。 せっかく夏美本人の視点と外からの視点と両方あるのだから内面的にも客観的にも伝えられそうなのに。 薫も顔がきれいなことしかわか...
カリスマ性のある夏美がこの作品の魅力なんだと思う。 ただ、かっこよい、いるだけでオーラがある、そういう言葉が多くて彼女ならではの魅力が伝わってこなかった。 せっかく夏美本人の視点と外からの視点と両方あるのだから内面的にも客観的にも伝えられそうなのに。 薫も顔がきれいなことしかわからなかった。 全体的に登場人物の魅力があるはずなのに伝わらず残念。
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