アトキンス 物理化学 第8版(下) の商品レビュー
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[ 内容 ] <上> 本書では、物理化学における基本的な概念と理論の「考え方」に重点をおいている、第1部では、マクロな物理化学として平衡論から始まる。 ここでは熱力学が主流である。第2部にミクロな物理化学である構造論を導入する。 ここでは、量子化学と分子の構造およびその実験的な研究法が詳しく説明される。 最期の第3部では化学の中心課題である化学反応が第1部、第2部を前提として、最新の進歩をまじえて解説される。 古典熱力学、特ににエントロピーは学生を悩ます概念であるが、ボルツマン分布をまず導入し、それによってエントロピーの統計的な解釈を導入する準備をしている。 こうすることで、熱力学の全貌の把握が損なわれないようにしている。 <下> [ 目次 ] <上> 第1部 平衡(気体の性質;第一法則;第二法則;純物質の物理的な変態;単純な混合物;相図;化学平衡) 第2部 構造(量子論:序論と原理;量子論:手法と応用;原子構造と原子スペクトル;分子構造;分子の対称) 付録 <下> 第2部 構造(分子分光学1:回転スペクトルと振動スペクトル;分子分光学2:電子遷移;分子分光学3:磁気共鳴;統計熱力学1:概念;統計熱力学2:応用;分子間相互作用;材料1:高分子と分子集団;材料2:固体) 第3部 変化(分子の運動;化学反応速度;複雑な反応の速度;反応の分子動力学;固体表面の過程) [ 問題提起 ] [ 結論 ] [ コメント ] [ 読了した日 ]
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その守備範囲の広さからしてアトキンス>マッカーリサイモンはもはやゆるぎないものとなってしまった。 収録内容は分光化学、統計熱力学、速度論、その他 電気化学の内容で電池の分野およぼ結晶格子の内容がやや脆弱なのが気になるが速度論の同位体効果をはじめ、速度論の部分はほんとうによく...
その守備範囲の広さからしてアトキンス>マッカーリサイモンはもはやゆるぎないものとなってしまった。 収録内容は分光化学、統計熱力学、速度論、その他 電気化学の内容で電池の分野およぼ結晶格子の内容がやや脆弱なのが気になるが速度論の同位体効果をはじめ、速度論の部分はほんとうによくカバーされている。 結晶格子に関してはバーローの方が分かりやすい。
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