養老孟司の旅する脳 の商品レビュー
非常に教養が身につく文章だと感じました。 音楽と数学の関連性についての話が面白かった、難しくてよくわかんなかったけど。 自分に合った仕事を探すのではなく、社会のニーズを把握して、そこに合った自分にしていく。 そして学生と教授の立場の違い… あの養老孟司先生も一人の人間として...
非常に教養が身につく文章だと感じました。 音楽と数学の関連性についての話が面白かった、難しくてよくわかんなかったけど。 自分に合った仕事を探すのではなく、社会のニーズを把握して、そこに合った自分にしていく。 そして学生と教授の立場の違い… あの養老孟司先生も一人の人間として一歩一歩前進してきた普通の人間なのだと感じた。 虫に対する並々ならぬ情熱も伝わってきて面白かった。
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JALの機内誌の連載とのことで、それぞれ2-3ページずつの軽く読めるエッセイ集だが、やはり養老先生のエッセイは深く楽しい。あっという間に読んだ。ちなみに執筆したのではなく喋ったことを編集プロダクションの人が書き起こしたものであるとのこと。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
JAL「スカイワールド」に連載されたもの。「養老孟司の旅する脳」、2009.3発行。①人間の身体能力。30代半ば以降で上がるものはない ②十分な睡眠は身体よりも脳のために必要不可欠 ③脳は寝ている時も起きている時と同じ量のエネルギーを消費する。意識がある間の秩序活動で生まれた無秩序を処理するのにエネルギーがいるから ④旅での道中は本を読み、町歩きの楽しみは本屋(古本屋)さん ⑤著者の好きな2本柱は、読書と虫。そして、やっぱり猫が好きと。労働意欲はなくなるけどw。
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JALの機上誌で連載を重ねたものをまとめたもの。 雑学をより理論的に解説しているという感じ。 埋葬法でその地の文化が見えてくる、の項目は興味深く面白かった。 日本は小さな島国なのに、全世界の二割の大地震と噴火の一割が起きているとのこと。今の情報社会、調べれば何事もすぐにわかってし...
JALの機上誌で連載を重ねたものをまとめたもの。 雑学をより理論的に解説しているという感じ。 埋葬法でその地の文化が見えてくる、の項目は興味深く面白かった。 日本は小さな島国なのに、全世界の二割の大地震と噴火の一割が起きているとのこと。今の情報社会、調べれば何事もすぐにわかってしまい与えられ過ぎて見るべきものは見てしまった感覚に陥るとは納得。子供には自信の手足で獲得して欲しいと感じた。 仕事というものはその人のためにあるものではなく、世の中がたち行くように動かしていくもの、とあって少し心が軽くなる。 様々な物事への興味への入口のような本。
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養老さんの本は、発表する媒体の掲載スペースにもよるのだろうが 「あともうちょっと突っ込んだところまで読みたい」 という直前で終わってしまうものがある。 示唆に富むネタがあるのに使いきらずに次のモノに移ってしまい 読んでいて物足りなさを感じてしまう。 そこからは自分で考えなさいとい...
養老さんの本は、発表する媒体の掲載スペースにもよるのだろうが 「あともうちょっと突っ込んだところまで読みたい」 という直前で終わってしまうものがある。 示唆に富むネタがあるのに使いきらずに次のモノに移ってしまい 読んでいて物足りなさを感じてしまう。 そこからは自分で考えなさいということなのかもしれない。 地に足のついた養老さんの言葉は、いつ読んでも気持が良い。 身体を変えるのは難しいけど、頭や気持なんてすぐに変えられる。
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養老さんが喋った内容を、編集の方が書き起こしたショート・エッセイ集。 元々はJALの機内誌に連載されていたもの。 1テーマが2,3ページなのでさくっと読める。 内容は「昆虫」「旅」「仕事」「都会と田舎」等。養老さんの得意分野が満載。 特に昆虫話は楽しく喋ってたんだろうな、という...
養老さんが喋った内容を、編集の方が書き起こしたショート・エッセイ集。 元々はJALの機内誌に連載されていたもの。 1テーマが2,3ページなのでさくっと読める。 内容は「昆虫」「旅」「仕事」「都会と田舎」等。養老さんの得意分野が満載。 特に昆虫話は楽しく喋ってたんだろうな、というのが文面から滲み出ている。 養老さんの人柄だけでなく、基本的な物の考え方が分かりやすく伝わってくるので、他のちょっとカタい著書とこちらの併読は、理解を深めるという意味でなかなか有効だと思う。 個人的に、猫好きというのが意外だった。
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Amazonで発見、著者に惹かれ購入。 『自分にあった仕事など幻想である‥仕事というのは社会のニーズだ。おまえさん向きの仕事を誰かが用意してくれるわけじゃない、そんなものはいくら探したって見つからないよと言いたい。たとえば僕の本が売れたとする。売れた理由は買った人に聞いてみないと...
Amazonで発見、著者に惹かれ購入。 『自分にあった仕事など幻想である‥仕事というのは社会のニーズだ。おまえさん向きの仕事を誰かが用意してくれるわけじゃない、そんなものはいくら探したって見つからないよと言いたい。たとえば僕の本が売れたとする。売れた理由は買った人に聞いてみないとわからないが、少なくともそこに“穴”があいていたから、とは言えるだろう。埋まっていない隙間があって、実はみんなが気になっていた。そこを本の形で埋めたから買ってもらえた。一見平坦な場所に穴が、つまり隠れたニーズがあったということである。』 なるほどな、大きく眺めたらきっとそんな感じかな。
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『自分を変えることには、弱い人ほど頑なである。』 エッセイの短篇集。思想の断片をテーマ毎に思考として書き記している。命題はありふれたものであっても、脳という一文字を発端に位置づけることで、どうしてかくも議論性のある話題になるのか。 個人的に、音楽と理系の話、漫画と日本語の話が...
『自分を変えることには、弱い人ほど頑なである。』 エッセイの短篇集。思想の断片をテーマ毎に思考として書き記している。命題はありふれたものであっても、脳という一文字を発端に位置づけることで、どうしてかくも議論性のある話題になるのか。 個人的に、音楽と理系の話、漫画と日本語の話が、興味深かった。
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学問を職業としてきたから、先達たちが書いたものを読んで勉強するのは仕事のうちだ。勉強して疑問にぶつかり、その都度自分なりに一生懸命考えて結論めいたものに到達する。 興味深いエッセイが多い。
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氏の考え・生き方を徒然と綴った本。 読んでいて愉快になる。 氏がファンタジー好きな点には驚いた。 ファンタジーとミステリーが好きで、ジェイン・オースティンを気に入っているところが(恐縮ながら)私と似ているなと思った。 変わった人を自認している彼の考えに共感する部分がある私も変わっ...
氏の考え・生き方を徒然と綴った本。 読んでいて愉快になる。 氏がファンタジー好きな点には驚いた。 ファンタジーとミステリーが好きで、ジェイン・オースティンを気に入っているところが(恐縮ながら)私と似ているなと思った。 変わった人を自認している彼の考えに共感する部分がある私も変わった人の部類に入るのかも。 本文中で挙げていたスザンナ・クラークの本(ファンタジー。ジェイン・オースティンのように愉快なユーモアある作品らしい。)を読んでみようと思う。
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